奇跡の価値は?
「夢幻の如くなり」信長公が詠った言葉だったか(最近、PS2の鬼武者3が
自分的高評価)まったく人間が時の中でどう生きようと終わる時には全て
過去の出来事となる。その中で様々な戯れがあればこそ面白い。
生茹のインゲン豆並に嫌いなものの一つに昔から仕事中の電話。
業務上の内線外線、必要有無に関係なくね。
よっぽど嫌な時には「手が離せないから後で連絡する」と言いながら
居留守的に放置する事も時折に。何か思いついても邪魔が入って別方向に
意識がそれてしまうのが頭の容量が減少しつつある自分には不愉快で。
タダでさえ散漫な集中力が中断すると回復するのに随分と苦労をする。
午後に机に向かうひと時、携帯が振動して迷惑連絡かいな?と表示を見れば
しばらく前に帰国した友人から留守録されている。今までに無かった事で
なんだろ?と休憩時に聞いてみれば就職の採用通知が来たとか。
嘱託とか派遣ならともかく正社員でってのが連絡されてもにわかには
借信し難かった。自分としては「んな馬鹿な?あり得ないだろ!」で。
帰宅して晩酌時にもう一回携帯に国際電話が来る。
なんとまあ、嬉しそうな声で。職が決まっただけなら単に「おめでとう」
でもこれには自分も再度驚く。
以前から時折くる連絡で友人は帰国後になかなか良い職が見つからないと
愚痴を聞いた。先月に偶然、(自分はそんな場所を見る理由が無いから)
贔屓にしてる航空会社のHPで採用情報の欄ってのを見たら現地職員募集
なる項目を発見。しかも締め切りまで残り3時間程度で。
そのHPを見る限り募集対象は邦人のはずだと思ったが。。。
友人にコンナの有るけど応募の履歴書でも送ってみたら?と連絡したものの
そんな首尾良く行くわけないだろうと一種の義理のような気分でね。
業界大手でもあるから書類選考後の面接審査も相当人数いたらしいけれど
結局、採用となったと。
もしも気まぐれに自分が予約確認や運賃とは全く関係の無い採用欄を
見なかったら、見ても無理だろうと決め込んでそんな情報を伝えなかったら?
当然に本日の予想外連絡は無かったはずだ。
ここまで愚かしさを積み重ねたような自分の振る舞いが本来の自分とは
無関係な他人の生き様にまで作用するとなれば面白くもスゴイことだと思う。
特典として次回訪問したなら観光案内、飯と宿は全部御招待として
くれるそうで最後に一度は友人の人生珍道中の過程がどんなものだか
是非訪問して見てみたい。
かつての「村仲間」もそうだったけれど人が人に関わると言うのは普段の
生活枠外で想像もできない場面があるものだと心底思う。
億を超える世界の人々の中で心のこる人に会うのも、そんな感覚を得るのも
奇跡的なものかもしれない。
人生 五十と有余年、下天の内を比ぶれば 夢、幻の如くなり by 能楽 敦盛
その内 眞 恐るるは 是何 人の運と縁 by 庵主
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