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2007年7月26日 (木)

函館&青森 <2004.10.22-24>

Tytle
風邪と流れ旅。竜飛海底@青森

<2004.10.22-24>
え~と、今にして思うと10月は半分、風邪を患っていたような。
周囲にも少なからずそういう人がいたようで聞くところによると
皆10日以上は咳が止まらなかったとか。今年の風邪は喉に来るのかも。
しっかし以前ならば数日で治癒したはずなのに今年のが突然変異種なのか、
あるいは自分も含め周囲の人間というのが単に抵抗力&体力が衰えつつある
年代の集団であったのかは明らかでなく。。。。

それはさておき以前から一度行ってみたかったのがJR青函トンネルの
海底駅で駅と言いつつ文字どおり海の底。こんな所で途中下車して外に
出ようもんなら溺れてしまうわけだからどんな物好きが使うのかと
思えば何やら記念館や見学コースもあるそうで。トイレの中には時刻表が
置いてありウ~ンと唸りながら見ると見学期間は4月から11月の様子で
この機会を逃すと来年まで行けない訳でまたウ~ン。。。しばし考えて決断。
(いや実は殆ど考えてないに等しい)この時には自分が風邪をひくなどと
全く予想していなかったので当日はゲホゲホ言いながらも毎度名古屋空港へ。

最初は函館。訪問前のイメージは寒そうな港町(ココに限らず
北海道の海岸沿いにある街というのはどうしてもそんな気が。)
しかしまあ着いてみるとそんな特徴的な事も無くて気候も帽子が
飛ぶんじゃないかと言うくらい風は強かったけど感じた気温は自分の
地元とそれほど変わらなかったような気が。空港から最初の宿泊地、
湯の川温泉までバスにて¥200ナリ。
北海道は火山や地震も多い様子で先だっての新潟で被災された方々には
いささか不謹慎で申し訳なくても♪ババンバ バンバンバン♪と唄に
なる位に有名な登別の他に各地に温泉は点在しているみたいでして。
コチラの湯の川温泉は街並みの一角に温泉宿が集まっていても少し離れると
普通の風景で特に北海道や温泉街を思わせるものは無し。本日の宿は湯の川
温泉ホテル雨宮館。

だいたい出発前には色々と宿泊地を検討するものでもwebで見た宿の
写真には隣に何やら庵主を惹きつける看板も一緒に写っていて即決(爆)
そんな訳で旅の楽しみは知らない土地で地元には無い台を打ってみるのも
道楽の一つで見つけた「トランダム」なる台はSERIAL#が700番台。
希少価値の珍台でもあるようでそれ以上にいくら投資しても当たる気が
しない奇台でありましたよ。ナニモナシの退散後に街角拝見でフラフラ
しながら入った酒屋で八海山の純米吟醸発見であります。今宵のネタは
これで良しとばかりに宿に戻ってあとは当然、風呂というか温泉。
一階が宿つきの温泉というよりも公衆浴場、即ち銭湯の風体で宿泊者は
無料になっています。気分良く食堂に行き晩飯の時刻に。最近、放浪の都度に
心がけている(?)のは現地の人と会話を何でもいいからしてみること。
丁度、客も自分だけで食事の仕度をしてくれるのがチョイと良い雰囲気の
娘さんとくれば黙っているテは無いというモノで函館オススメの場所は?
と尋ねれば答は函館山からの夜景とか。そういや一種の名物であると
モノの本で読んだ記憶があります。
でもまあそうして話をするだけで満足してあとは晩酌にしましょと。
もっともこれが地元で散見されるようなトッポイ兄ちゃんだったら話し
掛けるかどうかは全く怪しいわけですな。
翌日の朝食で同じ食堂に行けば同じ娘さん。見に行きましたかと聞かれて
部屋で飲んだらもう気持ち良く寝てしまいましたと答えればウフフと
笑うのがコチラにも微笑ましく感じられましてwebで申し込んだこの宿。
特別豪奢な造りではないが1泊二食で¥7000、価格対内容から見れば
部屋も食事も従業員も申し分なしでしたね。

さすがに朝は涼しい北海道。宿の前から市電で函館駅に。車中から見物すると
函館も所々に面白そうな名所の類がありましてなるほどこれなら又いつか
来て見ようかとも。でもね、放浪時は気分の高揚感もあって何処へ行っても
そう思うのです。函館駅目の前は函館山のロープウエイでこれなら確かに
上からの夜景も良いかもしれませぬ。隣には名物の朝市と呼ばれる中に
多数の飲食店がありますが宿の朝食が十分だったのでココは見るだけ。
函館駅は長崎と同じく袋小路の車止めがついた駅でありました。同じホームに
札幌方面の特急。隣の五稜郭駅で分岐して本州方面と北海道各地に行き先が
分かれるわけであります。粗忽者の庵主、乗り間違えるとトンデモナイ方向に
連れて行かれてしまうわけで一応、ホームの電光掲示と列車のサボ(行き先
種別表示)を確認するのであります。チョイと話はそれますが鉄道大好き庵主、
この行き先表示は国鉄時代のものだと巻き取り式で終着駅で順々と表示が
移るのを見ては「ホホウ、この編成はそんなトコまで行く事もあるんだ」と
一種、感慨深く眺めたりもしていましたが(あるいはトイレの中から内側の
蓋を開けて自分で回して「あさかぜ」を「はやぶさ」にしてみたりね。
国鉄さん、ゴメンナサイ)最近のは皆、LED方式でこれは機能的ですが
味気無く感じたりもします。

いよいよ出発。しばらくの間は函館湾をぐるりと周回して左手に函館山が
見えとります。で、チョイと油断していたらいつの間にか青函トンネル突入。
だからと言って車中にいる分には特別な風景でもなく単にいわゆる一つの
トンネルですがそれにしても長い(苦笑)途中どう見ても駅には思えない
吉岡海底駅を何事も無く通過してしばらく走ると列車は竜飛海底駅に到着。
2号車しか下車できないと言うのでそのデッキに行けば庵主と同じく
物見高い連中、いえ見学者の方々がいます。親子連れと中年オヤジ団体
(どうやら土木関係の仕事をしているとかでいわば社会科見学ですな)
総勢三組9名。それに現役をリタイヤされた後にかつての知識と経験を
活かして案内係をしておられる様子のJR北海道のジャンパーを着たオジサン。

Station

ホームは駅と呼ぶには窮屈な感じでやたらと横に非常口のような通路が
何本も設置されております。下車してそちらに行くと線路と並走して人間用の
トンネルがありまして聞くところによりますとこの青函トンネル53kmの内、
海底部は23km。昔、北陸トンネル火災で多くの犠牲者を出した後に長大
トンネルには避難所を設けることになったそうで。故に正式名称は「駅」では
なくて定点と言うそうです。よくよく観察すると傾斜や階層が排煙を
うまく考えた構造になっていてつまりは青函トンネル海底駅も本来の目的は
コレと保守作業の便宜上、設置されたようですがこれほどの施設を眠らせておく
テは無い(もっとも本来の目的で使われない方がありがたいが)と観光用にも
開放しているようです。しかし観光資源にした所で収益は微々たるものでしょう
から納税者への情報開示サービスとして考えた方が妥当かもしれませんな。

海底駅の避難通路とくれば薄暗い雰囲気を想像してなにやら惹かれるので
ありますが予想に反して広くて明るいことったら。展示場や自販機、
公衆電話も整備されています。しかし帰りの出発まで3時間あまり。
いくらアングラ、いえいえ穴倉大好き庵主でも退屈してしまうのでは
ないかい?と思っていると遠くの方から賑やかな声。どこから来たのか
ガイド嬢を先頭に観光客の一段とすれ違います。地上からも保守用に
使っているケーブルカー路線で見学に来れるらしいです。
で、自分たちもそいつに乗り700mチョイを引っ張ってもらうと
着いた所は竜飛岬すぐ横の青函トンネル記念館駅。ここで一旦解散自由行動。
文字どおり青函トンネルについての説明が展示されてまして退屈しませんでした。
ウインドパークってのも隣接していてこれが何かというと国内最大級の風力発電
施設だそうで。勤務先の地元村にも設置されていますが牧歌的に回るそれとは
全く違ってこちらは強風の中、ブンブン丸状態であります(驚)というのも
これだけの強風の中を歩くのは久しぶり、というか初めてじゃないかい??
ってくらいに猛烈でしてコンクリートで囲まれた展望台に登って♪ごらんあれが
竜飛岬北のはずれと~♪(津軽海峡冬景色 By 石川さゆり)と歌ってる場合では
なくて体が飛ばされるんじゃないかと恐いほどに思うくらいでソソクサと降ります。
海峡を眺めれば隣には青函トンネル工事殉職者の碑。合掌して記念館に戻り昼食。
ウニ丼にしてみたもののイメージとして北海道と壱岐のものというのが自分の中で
あるだけにネタとしてはイカの方が面白かったかも。(実際、土産に買った
ノシイカというのは興味深いものだった)
さて時間が来て再集合。ケーブルカーでもう一度竜飛海底駅に。面白半分で
ホームに行けば遠くから呟きともうめき声とも聞こえるような列車の音が
接近してやがて「鉄道の音」に。しかしトンネル中の気温は年中一定に近く
膨張収縮の影響が少ないので全部溶接して一本のロングレール化している
そうでそれほどのヤカマシサも無くスーパー白鳥24号八戸行の到着。
ふーーむ、確かに温度は暖かさを感じる位だったけど冬眠場所を間違えた
熊が迷い込む事は無いのだろうかとふと疑問に。。。(全く違う話になるけど
いずれは東北でもエヒノコックス患者が出るかもしれないなどと思う。かつては
アルプスの一部、アラスカ、礼文島が世界の三大流行地だったらしいが近年では
北海道「本土」でも報告例があるのは残念な事だ)

今回これを目的にしていましたがその先の行き先は決めていなかったので
とりあえず切符だけは函館から八戸まで購入して終点まで、でありました。
終着八戸が近づくと東北新幹線延伸工事の風景も見えてきます。いずれは
青函トンネルを新幹線も通るようになるのでしょうがその時にこういう
見学コースを続けるかどうかは未定だそうで。でもねえ、採算や利便性を
考えると全部が全部新幹線でなくても良いんでないかい?とも思うのですヨ。
その影響で地元の列車時刻編成が不便なものになったり(並走する近距離
特急があってもイイのではないかと思いますね)惜しまれつつ消える在来線
があったりで。実際、夜行の「あさかぜ」は名車だったと思うのですが
何でまた下関行きになってしまったのかいまだに納得できません。
ダイヤをウマク工夫すれば朝に九州入りしたい人間には一番便利であると
思うのですが。。。と、話がそれてしまったので元に戻しましょ。

到着した八戸。新幹線の駅は綺麗ですが駅の周囲はそれほどの喧騒は無し。
どうやら市の中心部は別にあるそうでローカル線に乗り換え本八戸に。
何となく漁村の町と思っていたらどうしてどうして。海辺なんぞは何処にも
見当たらなくて庵主の地元並に繁華街は賑わっています。路地には料理屋が
窮屈そうに並んであるいは多少怪しげな店も。清廉潔白、人格高潔、多少嘘有の
庵主ですから報告する事は何もありませんが晩飯で入った店のオバサンから
デザート代わりにリンゴなんぞをもらいまして青森なんだなあと実感。
ともかく適当にビジネスホテルに飛び込み宿を確保。

翌朝早々に新幹線にて仙台に。さすが杜の都。たいしたものです。
モノの本で聞きかじった話を書きますとサラリーマンを対象に転勤等で住んで
好感度の高い都市はだいたい仙台、札幌、福岡(←そりゃそうでしょ=贔屓)
だそうですな。バスで空港に向かいますが高速道路を「快適に走って」表示された
所要時間より10分以上の早着。これもまたたいしたものです。ちなみに
庵主は今年、名古屋空港を多用しましたが記憶する限り5~10分の遅延は
アタリマエで時刻どおりに到着した事が一度も有りません。公共交通機関と
してもう少し融通をきかせて欲しいものです(本当)
空港内には名物「牛タン弁当」なる店が。早速買ってラウンジで一杯やりながら
喰うけど焼肉モノは出来たてでないと固くなってダメだね(苦笑)しかし
ふと疑問に思い受付のお嬢さんに「山形あたりだと米沢牛というのがあるそう
ですが仙台が牛の名産地という話は聞いた事がなくてコレはどこから持ってきた
牛ですかねえ?牛タン以外の部分は何処に行ってしまうのでしょう??」
と質問したら「そういえばそうですねェ。分かりません」との答。

ともかく無事に帰宅。TVでは前日夕方に発生した新潟地震の報道。今回は
新潟か仙台から名古屋に戻る経路を考えていたので現地の人には申し訳ないけれど
自分としては正解の選択だったようで。でもまあ自分の所だっていつデカイのが
来るか分からんわけで備えは常に必要かと。
被災地の方々の安寧を祈るばかりです。
Tappi

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