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2007年7月26日 (木)

江ノ島@神奈川県 <2004.9.5>

サザエ&ハマグリで江ノ島@神奈川県 <2004.9.5>
Sazae
歳を重ねると短気になるというのはおそらく本当で若い頃はたまに上京する事が
あればその手段は東名バスや途中から小田原で乗り換えて小田急というのが
普通だったのにいつの間にか新幹線、それも最近は「ひかり」ばっかり。
9月早々に池袋あたりに用事があってその帰り道を考えるにあたり夏休み時期も
終って混む事もなかろうし久しぶりでゆるりと江ノ島に寄り道してみるか。

小学校低学年当時に同居していた伯母は男の子がいなかったためかとにかく
アチコチに連れていってくれてそのおかげで今の自分が真似しようとも到底、
無理な贅沢もやらせてもらい曖昧な記憶に残る最初の旅はその伯母に連れられての
千葉の御宿(まだ両国駅始発のSLが有った時代)か江ノ島というわけで。
子供心にも妙に気になった場所で小遣いをもらってはその後も時々、一人でフラリと。
自分にとって江ノ島と熱海から伊豆の川奈にかけての一帯は多分、「特別な場所」
なんよ。(ちょっと意味合いは違うが福岡の西新あたりもそうかも知れない)

新宿から小田急の「えのしま号」で終点まで。このロマンスカーと呼ばれる特急は
最近の私鉄ではおそらく少数派であろう喫煙車が連結されている。摩訶不思議な
法律である健康増進法とやらの影響で庵主を含めた愛煙家の肩身は狭くなる一方だが
列車の喫煙車両は混むほどに悲惨。何しろその車両全部が喫煙者の集団だから
いかに優秀な空気清浄機を装備していても煙たいったらありゃしない。
それよかいっそのこと全部禁煙にして一区画に喫煙ブースでも作った方が余程に
マシとではないかなあ。非喫煙者の保護は絶対に考慮すべき事柄だと思うが
「健康増進法」という名称そのものが胡散臭いし命名に役人の貧しい感覚が
露呈されていると感じるのは自分だけだろか???

最初の訪問から35年以上経過したであろう駅舎は途中で改修されているはずだが
相変わらず昔と同じ龍宮城にも中華料理店にも見える不思議な容貌で。
数百mの橋の先に江ノ島。おぼろげな思い出ながら高校時代の級友と尋ねた四国は
金毘羅(琴平)さんをスケールダウンした雰囲気が重なる。江ノ島には日本三大
弁天様の一つってのが祀られているらしく参道の両脇には古びた土産物屋と食堂が
並ぶ。その中に一軒の射的&スマートボールの店が特別目を引く。年中縁日を
やっているような風情でとてもサザンの雰囲気と合致しない湘南の風景が逆に好ましい。
多分、答の無い疑問で昭和40年代前半の江ノ島の土産物屋はどこに行っても
置いてない店は無い、というくらい必ず素焼きのシャレコウベ(親指から拳程度の大きさ)
を売っていてあれは一体、何であんなものを土産屋の定番にしていたのだろうと
思う。他の観光地では全く見かけた記憶が無い。まず有り得ないが万一にもこの
暇つぶし空間に地元の人が迷い込んだなら是非、由来を教えていただきたいものだ。

さてと、そりゃ自分だって何かの分類集団で三バカ大将の一人に名を連ねる自信はあるよ。
しかし日本中いたるところに三大ナントカってのはあるね。いつからか生身の弁天様や
観音様にはあまり縁がなくなってしまったのでともかくその弁天様を見物、いやいや拝観。
鎌倉期のものということで相当長い間隔をおいて塗りなおすらしいがつい数ヶ月前に
化粧直しをしたらしく新しい感じが逆に安く見えてしまうのが残念。
見て思うにこの作者は信仰としての対象とは別にもしかして女性美までを表現したかった
のか否か、が気になる。というのも五、六頭身の体形や切れ長というより細い目は
現代の美人観からは少々離れている気もするだけに。前者は当時の標準的日本人体形
だったかも知れないし後者はこの頃の信仰文化が目元パッチリの南方ではなく大陸に
源流を発する事に由来するのだろうか。そうするとここしばらくの現代女性は何か
遺伝子に突然変異的欠落が発生したのだろうか???ん~結局、それはそれでも
自分に縁が有るわけではないからどうでもいいや。

ということで話を戻しましょ。そう大きいものではなくとも高低差のある江ノ島。
参詣者の利便を図るためか階段の他にエスカーなるエスカレータが昭和34年に
何箇所か設置されている。但し有料。子供の頃は物珍しさで使ったのが今では
体力上の問題から是非も無く。一番上まで行くとサムエルコッキング苑なる
植物園があって先ほどの御宮では同じ観光客でも年配者が多いのに比べると
こちらは若いカップルが大半で。この先の道は竜神を祀る(ちょっと不確か)奥津宮と
多分、御神体の役をしているのではないかと思う水木しげるの漫画では「富士山の
風穴まで続くのではないかと言われた」と紹介された江ノ島名物の洞窟(だから
弁天様なのかと子供の頃にはできなかった勝手な想像ね。ははは。)

そして道の両側にはやはり古びたみやげ物屋に食堂と民宿。そして自分が甘物ダメなので
買わなかったがナゼか興味を惹かれる蒸かし饅頭の店。階段を下りた先の洞窟手前は
少しばかりの海上回廊となっているが目の前には太平洋が広がる。ココからと東海道線の
小田原-来宮間から見える海の風景は「ああ、海だなあ」とどうしても思ってしまう。
それだけしか思わないけれどそれで十分。戻る時には今までの呑気な気分とは逆に
階段が大変でつくづく運動不足と体力低下を実感する。困ったものだ。

江ノ島となれば自分の本題はサザエのつぼ焼き。予備知識も事前情報も無く
適当にアタリをつけた店でサザエの刺身と焼きハマグリ&当然、ビールと共に注文。
サザエは悪くないがハマグリは焼いても少し新鮮とは言えない感じで失格。
店にはありがちな芸能人の色紙なんぞが飾られていて宣伝効果を出しているかも
しれないがこういう店は商売ネタの食い物で評判とらんかい!と言いたくなる。
しばらく歩くと民宿と兼営の店があって口直しに再度、つぼ焼きと焼きハマグリを
注文。で、やはりビールも。今度のハマグリは小ぶりながら悪くないがサザエは
今一つ。味は悪くないものの角がついた立派な殻のわりには身を刻んでいてワタの
渦巻きも殻の大きさと合致していない。つまり中身の違うサザエを出していている
わけで何か騙されたような感じもして(店の雰囲気は良いが)合格に至らずに
来る時の入り口、帰りの出口へ。最初の参道で店構えが気になった店に入れば冷酒で
半分ヤケクソ。店主に聞けばサザエのシーズンは五月らしい。
それでも納得の結果でようやくに満足。フラフラと橋を歩けば眼下は海。右の三浦半島、
左には箱根の山々を遠くに見る事ができる。そして九月でも人の賑わいを見せる
海からでてきたばかりのようなボードを抱えてボディライン、ピッチシ!専用スーツ装着の
弁天様、ではなく娘ッ子二人組とすれ違う。この風景は全て。。。。たまらねえなあ。

新江ノ島水族館に行くつもりが酔いと時間の都合でいずれまたそのうちに、と
なってしまった。まあイイヤ。ここにはいつか再訪する事は間違いないだろうし。
ところで久しぶりに行った江ノ島。ネコがやたらと多い。見聞したところでは
捨て猫のメッカとなった時期があったそうで去勢手術の為の募金箱も設置されている。
御宮の屋根の上にも生きた眠りネコが多数ゴロゴロとして連中は気楽にも見えるが
これはこれで哀しいものでもあるか。

Enosima

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