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2007年7月26日 (木)

いつもの(?)ソウル@韓国 <2006.12.8-10>

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カジノ三昧でソウル  <2006.12.8-10>
スットコ庵主の珍道中。ソウル編も随分と回を重ねてきたような。

相変わらず出掛けて行って何がどうだ、という事も無いです。
それ程大きな変化の無い日常生活から少しばかり気分が違う休日を
やってみるというのが自分にとって必要、と思うだけで。

旅の一期一会とでも言うか知らない土地の人だって偶然にチョイと
知り合いになる場合もあるし縁があれば再会する事もあるだろうね。
2006年終盤はソウルよりも訪問初心者としてマカオに興味の方向が
行き始めた頃だった。しかし前回9月に訪問した時に現地の人と交わした
会話で次はいつ来るの?との問いに12月かなあ、などと答えたものだから
夢枕獏の「陰陽師」風に書くと呪が結ばれるというか自分への暗示と言うか。
とにかく自分から口に出した事なので特に理由が無くても行ってみて悪い事は
あるまい、とソウルへ。

さて。このANSHな空間で暇つぶし。
題目が暇つぶしだから自分はこの場所のために生きてる!って意気込みが全く無い。
それでも何処かに出かけるというのは自身にとって趣味道楽の重要項目だから
それなりの記録として書き残すわけで。
こんなものを読んだ人が旅心を刺激されて出掛けてみるなんて事は多分有り得ない
だろうし元々同じ嗜好性or指向性を持つ人には今更何の役にも立たないだろう。
過去の記録と重複してもそれは所詮、同じ場所に行くのだから仕方ないので
そんな言い訳けよりも何処へ何の為なんてことに関係なくこの手の話は自分自身の
行動記録そのものという事になる。
いつか自分が「何者でもない何もできないモノ」に還るまでに、そこに逝く前に
自分が見て体験した物事にどれだけ納得できるか?ってことだな。
 
旅の目的は色々あるだろうが ①日頃の粗食からの脱却、②その土地で
生活する人と袖が触れ合うか(注:肌ではないよ)、③加えて最近は持ち銭を
増やすも減らすも国内で合法的に楽しむのは不可能なBlack Jack。
自分にとってはこんなところ。(時にはその目的も無く何となく普段と違う場所に
いる事を楽しむ、というのも煎じ詰めていけば目的のようなものでこれまた重要な
動機だ。もしかしたら自分が気がつかぬ真髄のようなものかも)
②に関しては個人的嗜好から女性のほうが良いな(笑)何処の国でも野郎の場合、
日本からのオッサンを友にするよりカモに見る、という輩の方が圧倒的に多いと思う。
こいつに関しては女も同じだろうが事実、WEB上ではツマラヌ散財をした例が散見される。

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さて本編。
仁川空港はいつもの雰囲気で建設中の鉄道が開通するとどうなるか分からんけど
市内への足は各方面別ホテル行きのリムジンバスがやはり良いだろう。
別に宿泊しなくても適当にアタリをつけたホテルで降りて後は地下鉄で移動すればいい。
半島全体が北緯38度で分断されているようにソウルも漢江だったか大きな川で
南北エリアが分かれている。リムジンバスも大別すると明洞地区か江南地区経由に
なるわけで行きたい方のに乗ればOKね。
切符は何回行っても掘っ立て小屋のような売り場でなくすぐ横でショボいジャンパー
を着た切符売りの兄ちゃんがウロウロしてるから適当なホテルの名前を言うと
何番乗り場(ただ青い看板が置いてあるだけ)と教えてくれる。
  <会話例>
ボス チケット ジュセヨ~(バス切符下さい)
オディ?(どこ? 彼らはあんたのホテルはどこか?の意で決まった様に最低限の
一言だけ質問してくる。丁寧にオデムニカ?=どこですか?とは聞いた事が無い)
○○イムニダ(○はヒルトンでもロッテでも行きたいとこの近くのホテル名を適当に
言えばいい)この時一緒にW13000渡せばOK。

ホリデイインで降りて南に少し歩いた地下鉄の麻浦駅から前回同様に永洞浦の安宿に
行こうかとも思ったけど先ずはカジノということで今回はヒルトン併設の7LUCKに。
でも最初にやるべき事は宿の確保だからソコソコにして夕暮れの街へ。
ソウルだと初日は予約無し現地飛び込みの方が面白くて今回も付近をウロウロと探す。
一応、無防備に行くよりも現地情報は事前に仕入れておくけど7LUCK最寄の会賢駅
近辺の一部は何と言うか売春地帯だったそうな。だった、というのは過去完了形。
韓国では数年前に大々的な法改正があったらしい。それは自分が初めて訪問する
僅かに以前の話だからそれがどういう雰囲気だったかは実際には知らない。
法や規制がどうなったって付帯的に必要となる(?)宿屋は簡単に商売替えを
するわけにもいかないだろうから旅行者向けとして路線転換せざるを得ないのかも。

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会賢駅の明洞側には国民銀行のドデカイ建物がある。そのすぐ横の付近一帯はその昔の
旅館街を取り壊した残骸のように重機や瓦礫が無造作に置かれた空き地になっている。
空き地の向こう側の区画には怪しくて危うい何やら惹かれる雰囲気があるのだけれど
昔日に想いを馳せている場合じゃなくて宿探しを再開すれば下調べしたWEBで名前が
記憶にある宿の前には「日本の人歓迎します」などという看板に誘われて決定。
会話本片手に料金を聞けばW40000で約¥5000というところか。

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ダブルベッドにトイレ&シャワーブース。まあソコソコで寝るだけなら文句無いね。
適当に荷物を置いて7LUCKへもう一度。
マカオは圧倒的に中国系の人ばかりだと思うがソウルのカジノはどのテーブルに
行っても必ず日本人と一緒になる。これは自分に限らずいつ誰が行ってもそうだろう。
しばらく同席したのは湯河原から来たと言う自分より年配オヤジと40代中盤かと
思われる女性。お店のママさんと常連の旦那かいな?と思うような日本人カップルを
ソウルのカジノではシバシバ見かける。こんなカップルは大部分が日本人で団体、
グループ連中の半分程度は「同胞」になる。独りで勝負を楽しむと言うのは少数派で
そんなやり方をするのは知る限り自分とあの深夜騎士団々長くらいなものだ。
(国籍不明だが少なくとも日本人ではない人達では単独客も多い様子。国民性?)
同席したオヤジが年長者となれば普段は無節操な自分だって腰を低く丁寧な語り口に
なるのだけど相手は妙になれなれしく軽薄な感じでチョット苦いかなあ、と。
それでも雰囲気を楽しめれば良いかと続けるうちに時間は過ぎて眠くなる頃合が引き潮の
始まりとばかりに珍しく、というより初めて十分な結果で明け方4時近くになって終了。
ポケットに250枚チョイのW10000札を入れて小心者の自分は目だけキョロキョロと
小雨の中を急ぎ足に宿へ戻れば祝杯&寝るだけ。

翌朝はCHECKOUTギリギリまで寝て明洞へ。 先ずは飯だ。
ソウルの味として気にいっているのはアワビ粥。ただし本当にアワビかどうか知らない。
何にせよ飲んだ次の日の朝飯には具合が良い。だとすると毎朝、お粥にすべきだろうが。
偶然見かけた粥の店に入って注文すれば副菜と共に出て来た粥はナカナカに満足だった。
この店はメニューがハングル、英文、日本語表示で観光客を意識しているのかも
知れないが地元の人らしい連中も多い様子でまあ安心かと。
店の客に土地の人がいないと言う事はヨソモノ向けの若干法外な価格設定になっているか
地元の評判が良くないという事だろうからね。
お次はマッサージで旅そのものより夜更かしバクチの肩こりをほぐそうか、ってな感じ。
タップリ2時間。全身&足つぼのフルコースで十分にやってもらうけど度が過ぎると
逆に身体が痛い。以前の迷想に書いたオマケのサービスで背中は赤タンだらけ。

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くつろいだ後に再び7LUCK。しかしイイ事ばかりはありゃしない。
全然「目が出ないなあ」という感じでとりあえず宿のCheck Inへ。
二泊目はソウルで常宿となったような併設のHILTONに。
旅の楽しみ方は色々あるだろうけど睡眠目的の安宿でも味はあるし滞在と付加サービスを
楽しむという趣旨で比較的高い宿に泊まるのも良いだろうし。
滞在先の変化を楽しむというのなら単に最低限落ち着いて寝られる安さ爆発宿と
普通のホテルを組み合わせても面白いと思う。
なぜか?先ず第一に全体で考えれば宿泊単価を安くする事ができるから。
セコイけど本当ね。一夜の宿だって旅の楽しみならその違いを楽しんでも良いと思う。

荷物を置いて「現場」に戻るか。という時に携帯が鳴ってどうやら今回訪問のキッカケに
なった人からだけ会うのも面倒くさくなって放置する。
出発少し前に訪問する事は伝えた。でもその時の電話口の背後にある雰囲気が何となく
良くないものを感じたしね。会うも会わぬも「運と縁」だ。
てか間違いなくこれで一生会わないだろうな。

7LUCKで再開するものの慢心の結果からか調子はもう一つ。
ここでBLACK JACKに限らず自分では勝負事として
コレだけは絶対にやってはイカン!
という大失態をやらかす。
結局その時は勝ってもその様な「恥」の後では心持ち悪くてガタガタ。。。
チョイと休憩でバーカウンタで一杯&一服してると年配男性二人組みが隣のテーブルに。
カジノでは軽い挨拶言葉になっている「調子はどうですか?」で声を掛けられる。
自然な口調だったから自分と同年代らしい全く普通の日本人と思いきやどうやら
現地国籍の人らしい。もう一人の老年と言った感じの相方には前回訪問時に見覚えがある。
(何だか賭け筋がバクチで身を持ち崩した雰囲気だなあ、って印象で記憶に残っていた)
同年代らしき男性が「この人は渡米して農場をやっていたのが破産して帰って来た」などと
解説する。なるほどね。そいつァ肯けるってもんだ。
自分が7LUCKにいる目的を理解していないのか同年代らしい方のオジサン、余程に
日本の中年オヤジは普段の上得意なのか「女の子紹介しますよ」などと持ちかけてくる。
「まあ、まずは勝負の結果次第ですねえ」と適当に受け答えして聞き流す。
法規制がどうであれこの土地では今でも商売として成り立っているんだな。
Black Jackはしばらくやってもやはりダメ。晩飯時刻にもなって明洞地区へ徒歩移動。

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空港の観光案内所でもらったガイド地図記載の焼肉屋に行く。
品書きは店の壁に貼り付けてあって現地の人&訪問者共に目にするのだから
特別に観光客相手の価格設定でもないだろうがハッキリ言って馬鹿みたいに高い。
少し前にYAHOO!のNEWSネタで韓国は牛肉が最も高い国だというデータを見たけど
焼肉の国というイメージと違って実際そう思うし肉にしてもスーパーで売ってる
飛騨牛の方が格段にウマイ気がする。
但し繁華街から1km程度離れた路地裏の大衆食堂になると恐ろしく安い。
この違いは何だろうか?何回かの経験的に習得した結論としてどう考えても
ソウルの焼肉は値段に対して中身が「ワリにあわない」と思う。

宿=カジノに戻る途中でそれ程の寄り道距離でもないからかつては娼婦の繁華街だった
と言う方に別に何を期待するでもなく足を進めてみる。
昼間見た瓦礫の空き地を通り越して行けば夜にはそれなりの怪しげな雰囲気。
暗い路地には誰がいるわけでもなくそのまた奥に「この狭苦しい道の向こうは
どうなっているのだろうか」と何か惹かれるけれども(実際は何も無いかもしれないが)
まあ止めとくか、で行く先は宿の方向へ。
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裏路地散歩を好む自分の一種、経験的教訓として特に旅先では理由が無くても
歩いて何か不安感が有る時は方向を変えるかそんな場所から離れた方が良いと思う。
立ち止まって雰囲気の正体を探るよりもね。(自分の記憶にある限り
逃げ出したくなる剣呑な雰囲気を感じたのは今まで北米で一度だけ)幸いな事に
今まで事件事故の類には遭遇した事は無いものの分野を問わず臆病であること、
無節操に大胆であることとは全く違う自分の感覚に何か引っかかるものには
慎重になるのが時には必要かもしれない。

7LUCKに戻ったところで結局、勝負と書いても勝は難しく負けるは簡単で
散々な結果になる。夜も更けて十分に飲んだしまあ寝るとしましょ。
LATE CHECK OUTを頼んでいたのですっかり寝坊の後にもう一度「現場」に。
なんとまあ昨日の客引きオヤジから声をかけられる。
「連絡先を教えますよ」というので携帯電話らしき番号を書いたメモ紙を
もらうが自分も他人をとやかく言えたモンじゃないにしてもコイツは何しに
カジノへ来ているのだか???う~ん、、、顧客獲得に苦労しているのか???
ゲンが悪いと言うかやっぱり調子は今ひとつ。休憩で宿のラウンジへ。

各地のヒルトンホテルの中にはエグゼクティブフロアの宿泊者用に専用ラウンジ
ってのがあって朝食、昼のコーヒー&軽食に夜は酒がとにかく全部タダになっている。
日本語可能な無料のインターネット用PCもある。
で、他の場所ならラウンジ入口に受付のような人がいてルームキーを見せるか部屋番号と
名前を言うんだけどソウルのミレニアムヒルトンの場合、何回行っても完全フリーパス。
机に座ってる姉さんに「アンニョンハセヨ~」とか「こんちわ~」とにっこり笑えば
それだけ。もしも物見遊山でソウルのカジノに行く人がいれば試してみても
損は無いだろうと思う。

さて出発まで数時間。テーブルに戻れば気分転換の効果も無くやはりダメね(苦笑)
他のデッキに目をやれば遠くに初日の同胞、
湯河原から来たというカップルの姿が見える。
何となくソッチの卓に移りたくもなるけれど。。。どうにでもなれでそのまましばらく
続けていれば先方も気がついたのかこちらに来て声をかけてくる。
なるほどコイツは縁と言うものだ。いよいよ時間も手持ちも終わりが近くなって移動。
W50000だけ捨てるかと湯河原の旦那の隣に着席すれば「あれ、先生(俺の事かよ)
どうしたの?」って問いかけに「いえね、空港行きのバス時刻も近いから最後くらいは
こうして隣で御挨拶しながらやらなきゃ、なんて思いまして」と。
誰だろうと相手への軽口はいつもの自分と同じじゃないの。最後に「自分の気分」てか。
キッカケというのは突然のLOVE STORYみたいなもんか。思いもしない時に来る。
どうやったって一つも負けない。降りれば親がバーストする。勢いでもう一枚引けば
ビッタシ枠の中に収まる。5つ続けて勝ったところまで勘定したが後はドウデモ
良くなってしまった。「わオう~、先生(だからそいつは俺の事か?)スゴイねえ」と
隣のオヤジは言い、連れの女性は微笑むだけのところに「でもまあ、これで行かないと
乗り遅れますので」と配られた最後の勝負。FACE CARDがスペードのA。まさかね、と
思いつつ少し期待してたら次のカードがスペードのJとくれば。見知らぬ同席者の女性が
嬌声を出してくれるのも無理なしか(笑)手のひらを上に向けそいつを腕ごと
胸と腹の間の前に置いて軽く頭を下げたくなるような美しいBLACK JACKだなあ。
(実際カジノでは52枚×8組を使うけどその中でスペードAでドキドキしてバシッと次に
同じ種類のJACKを決めるなんて順列で2500回以上の勝負より難しいんじゃないかい!)

後の自分に必要なのは調子に乗って続けるよりもクロークから荷物を出して宿の前で
バスが来るまでに一服する事だ。(それも時として気まぐれなリムジンバスの運転手が
予定より早く出発していなければ、の話だが)
「良い勝負をさせていただきました。これにて失礼いたします。」と自分。
「じゃあソッチで会った時には鰻重ご馳走してよ」と隣席のオヤジ殿。
戯れの会話でも結果よければ気分も良いってか。

宿の玄関口でバス待ちで一服しているとカジノで会った客引きオヤジがまたもや登場。
よく見つけるなあ(それほどまでに自分は特徴的だろうか?)と感心するが旅先で
同じ人間に三度も話し掛けられるのは初めてかもしれない。
「今回はBlach Jackばかりで時間も有りませんでしたが次の機会にでも御願いします」
と愛想にもならない挨拶して頭を下げる。
このオヤジ、堅気の勤め人風だがもう一つ怪しい雰囲気だし敬意を持って接しておけば
(おそらく相手も自分のそれが単に見せ掛けのものというのは悟ってはいるだろうが)
万が一に次回、顔を見ることが有っても悪い事はなかろう(苦笑)

最後は習慣のように仁川空港でメモ帳取り出してバーカウンターの娘を相手に現地語
会話例を一つ、二つ教えてもらう。三つ以上と欲張らないのがたしなみというもので。
こういう質問をすると大抵は英文字の発音表記で書こうとしてくれるがその時に
ハングルで御願いしますというと「へェ~、アンタわかるの?」ってな感じで
驚くような表情を相手がしても友好的な雰囲気を作るにはかなりの小道具になるみたい。
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面白半分で(で、残りの半分は野次馬的好奇心であったりどうにもならん時の気分転換
のようなものだが)どこかに出かけて光の部分だけ見てくるわけではないから
観光旅行とは趣が違うかもしれんが自分から何か行動して普段と違う場所&時間を
楽しむと言う点では今のところソウルは申し分ない。多分、その内にはもう一度行くだろう。

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