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2007年7月26日 (木)

網走@北海道&沖縄<2007.1.27-28&2.3-4>

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南北両方の北海道と沖縄<2007.1.27-28 & 2007.2.3-4> 

今年(2007年)の始め、本屋にフラリと入って偶然目にした
スティーブン キングの「暗黒の塔」を何巻か買った。
そして全7部の16冊を5月の連休前に遂に読破となったわけでも
この場所ではその物語には触れずに自分の珍道中を語らねば。。。

普段は古臭いBADなBEDで(それは文字どおり古くて自分の生活が
染み付いた臭いモノである事には違いなかろう)慣れ親しんでいる
と言う点からは潜り込めばとりあえずの安堵感があるものの
一時の眠りに特別の夢があるわけでもない。

さて他の場所に書いた様に今年の冬は暖冬極まりなく二月が終わるまで
「中途半端なヌルさ」の気候が多かった。
物事には雰囲気が重要となる場面が時折に存在する。
かと言って自分には今更それが必要となる物語が訪れるわけも無いが
ただ本を読むにも「寒い冬の中で畳の上の暖かい布団に包まり
ゴロリと寝酒をやりながら」の姿を頭に思い浮かべてしまったので
こうなると、、、もういけない。
今回の目的はこれ=寒さを味わいながら飲んで書を読む、で北海道は網走へ。

この頃定番の東名高速インター横の地元私鉄高速バス客用駐車場に
車を置いて\2800なりの運賃で中部国際空港まで。これが一番イイや。

バス車内から気楽に一杯やって名古屋から女満別空港へ。
上空から通過する北海道の途中には雲と煙の混じるような火山、そして
地表の所々に枯れた木立が並ぶ雪原の空港に着陸する。
到着出口の外は-8℃と気温表示されているのにそれ程寒さを感じない。
まあそのくらいの高揚感があるのかもしれない。
うーむ、燃えているぜっ!ってなもんか。

ここからバスのつもりが浮かれついでに予定変更のTAXIで西女満別駅へは
\850なり。誰もいない無人駅は周囲に積もった雪が音を吸い込むような静寂。
「いいなあ、この雰囲気」などと言いつつカバンから読みかけの本とウィスキ
取り出して一服する。そして待つ間の40分、しばらくすると指が痛くなってくる。
一両だけの気動車が来て網走へ。途中に見える網走湖は本当に氷結している
様子で湖上にはテントとワカサギが目的か釣り人の姿も見える。

N1

到着した網走はさすがに東端に近いせいか16時過ぎには日没となる。
とりあえず途中のセブンイレブンでカップの地酒を買い込み宿に向かう。
フロントにはこれまた笑顔がイイ感じの娘さん。WEB予約の際に見た
クチコミにもそんな事が書いてあったが本当だった。
今回の目的からあえて和室を予約していたが部屋を見て十分すぎる
コストパフォーマンスにビックリだ。
が、窓はアタリマエのように凍り付いて開かない。備品のドライヤで苦労して
解かしてから外の冷たさを味わうように一服して買い込んだやつを1本。

とりあえずは晩飯の前に風呂で部屋の中にも有るけれど折角、温泉と銘打って
あるなら大浴場の方へ。照明は明るいとは言えないし大浴場と言いながら
そう特別に広いわけでもない。でも17時過ぎなら他の客もいなくて
足を伸ばして十分にくつろぐ。湯上りには畳に敷いた布団にゴロリとなって
枕なんぞを抱きながらイイナァ、最高だなァ、たまんねェなあ等と久しぶりの
言葉が自然と口からこぼれる。風呂のさなかに閉じた窓はもう凍り付いていて
再度ドライヤで奮闘して開けて一服と一本してから食堂に。

献立は鯨御膳ってのだったけど本当にこの頃は貴重食になってしまったようだ。
内容を比べたら小学校の頃に給食で出された鯨の南蛮漬や鯨テキがの方が
今なら感動するだろうが特に豪華とも思えぬ内容でも雰囲気そのものが
十分と言うものだ。
部屋に戻れば満足の内にいつしかウトウトとして寝入るものの21時過ぎに
暑さで目覚める。暖房を最弱にしても自宅の方が寒い感じで宿の薄い布団1枚でも
全くポカポカだけど空気は非常に乾燥している様子。
チョイと閃いて浴室を開けシャワー全開の即席加湿器でどうにか居心地良し。
部屋の電気式パネルヒータのようなのはそんなに大きくないのに強烈で
結局、暖房OFFにしてTシャツだけでも布団の中では暖かい。
旅に同伴した本は一巻目を読み終えると二時になっていて読み終えてから
程無く今度は本格的に寝てしまう。
N2

気持ちよく目が覚めてバフェスタイルの朝食もウマイ。
今回の宿、高級感なんてものはどこにも無く部屋、風呂、飯、全てが
学生時代の合宿でしばしば使ったような雰囲気でどこか懐かしく自分には
落ち着けたのが非常に良かった。金で買えるものに旅の贅沢を求める人には
不適かもしれないが自分は網走に再訪する事があればまた宿泊候補にしたい。
ちなみにこの宿は網走駅から歩いて数分の北海ホテルというところで
一泊二食付き&ビールで¥7450だった(素泊まりは¥4000らしい)

CHECK OUT後に散歩気分で歩いていれば寒さで耳が痛くなってくる。
手袋は持参でも耳までは気が回らなかった。こういうのがやはり北海道だな。
途中で「いつもの店」を見つけて久しぶりの旅打ち庵主。だけど結果は散々。
今回の旅行費用で一番の出費になってしまった。。。
昼飯の頃合になって網走ビール館ってのがあるのを見つけて地ビールの
お試しセットなるものを注文する。200mlのグラス×三種類のが¥900で
朝食をしっかり喰ったためかそれ程の空腹感も無いからオホーツク産ニシンの
マリネをつまみにしてクピクピ飲む。少しばかり寝不足のためか酔いが
早いような。寝不足が原因じゃなくて単に昨夜から飲みすぎというだけか。

帰路の女満別空港に向かうバスから見る風景は雪原が続く。
特に観光と言う点では目的が無くとも冬の風情を楽しむという題目としては
良いものだった。
N3

さて冬の寒さを味わったならばその季節にどれだけ暖かいかも知らなければ
バランスが悪かろうなどと二週連続企画の後半は
「冬に暖を求めつつ一杯やりながら書を読む」を目的に翌週は沖縄へ。

今回も豪奢なホテルや観光は全く眼中に無いのでWEBにて手軽な宿は無いものかと
探してみたら何とマア、大型銭湯&サウナにホテルが併設されている
「健康空間うるわし湯」というのを発見する。一泊入泉料込みで\4725とな。
モノレール旭橋駅からほんの少し歩いた場所で空港からも便利だった。
CHECK IN前にやっぱり旅打ち庵主でも前回同様散々。(どうにか翌日に半分回収)

宿に向かう途中で晩飯はどうしたものかとアテもなく歩けばステーキハウスを発見。
実は沖縄で何か食うならステーキと思っていただけに無条件で決定する。
何故沖縄でステーキだか具体的な理由は無いのだけれど無意識の内にそんなものを
感じていた。個人的勝手なイメージとして米軍という言葉がどこかに刷り込みされて
連想的にそうなったのかもしれない。
米軍がどうしてステーキになるのかこれもまた解析不能なのだが。
この店、飛込みで入ればオシャレなところは微塵も無く大衆食堂か
大型ラーメン屋の雰囲気で店員さんも未成年アルバイト数名と言う感じ。
とにかく一番でかくて高いの、ってMENUからテンダロインをレアで注文する。
出てきた料理の鉄板は中途半端な熱さではでなくバチバチと音がする。
で、思うに注文はレアが最適でそのままだと生っぽい感じの肉をひっくり返して
鉄皿の上で焼きなおしながら喰うのが実に丁度良い按配で実にウマイ!
普段の生活では魚or肴主体で肉食がそれほど無いだけに「久しぶり」と言う
スパイスがまた良かったのかもしれないがこれで¥1900とくれば十五分に満足だ。

腹具合もよし。雑貨屋にも思えるような店で今宵の晩酌材料を仕入れてCHECK INする。
なるほど流石に沖縄は泡盛一つ選ぶにも迷うくらい種類が多いよ。
大型銭湯の宿はカプセルホテルの類を想像するけれどここのはエレベータで別フロアに
ちゃんとした部屋と綺麗なベッドになっている。観光地の宿を選ぶにも価格と
内容のバランス評価が難しい場合もあるだろうが宿は休息として寝るためのもの、と
考えれば非常に割安感が大きいと思う。ユルリと風呂につかってマッサージ部屋で
90分タップリでも¥7000弱だったか。
N41

沖縄は自分の観光費用としては大都市圏と比較して2、3割安いと思う場合が多い。
ただ支払う額の安さと連動するのか県民所得という数値からは沖縄の場合、国内で
下位になるのだけれどこれを日本国内での地域格差と見るかどうかは難しい問題だ。
例えば首都圏での暮らしでそれなりに収入が有ったとしても支出もまた多いとなれば
生活そのものどころか娯楽にさえどこか余裕の無い窮々としたものになる気がする。
最近は格差是正というのが流行語になっているみたいである様子ながら
経済の循環については全く理解していない自分が思うに大都市圏内のような
狭いFieldでは持つ者と持たない者の違いは個々の貧富の差として歴然だろう。
しかし地域毎の県民所得差の数字を見て北海道や沖縄が貧しいと結論付ける事には
ならないはずだ。数字や言葉では表現できない別の雰囲気が有ると思う。
それは一時訪問した自分のような観光客には「何となく落ち着くもの」の類で
地元に根ざして生活している人々から見れば異邦人的感想だろうが。

さてと、自分好みの安い宿でも部屋の机と照明は持ち込んだ本を読むには申し分ない。
時折、泡盛をチビチビとやって宿の部屋は禁煙につき外に出で一服すれば
暖冬に加えて場所が場所だけに暖かいこと。
先週の網走とは気温差25℃以上で同じ日本でも風景が全く違う。
この先しばらく珍道中の相方になる内の第二部を読み終えて「さて寝るか」と
ベッドに潜り込んだ後に気がつくと朝になっている。
旅空の下で熟睡感を味わえるのも良いモノだ。

帰路の那覇空港に向かうモノレールから見える沿線の公園ではイベントらしき
テント多数で「食のフェスティバル」などと横断幕に書かれているものだから
途中下車の衝動にかられるが時間が無くて見送り。
まあ今回は観光は無くとも本筋の目的を楽しんだから十分に満足だな。
暑さ寒さも季節と土地のもの。普段の生活圏では体感できない場所で
自分の時間を好きなように使うのも旅の面白さか。ああ、贅沢贅沢。
N42

N5

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