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2007年7月26日 (木)

帰国 from フランクフルト@ドイツ<2006.4.16>

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欧州訪問最終日はアムステルダム→フランクフルト <2006.4.16>
あっという間の欧州初体験も最終日になってしまった。
朝に起床したら雨。でも朝飯のうちに段々と晴れ間が出てきてホッとする。
ベルギーもそうだったが何だか日本より天気の変化が激しいような。
現地で活動する時は天気予報に注意!かもね。

最終回は冒頭からビール。これでオシマイだから昼の日差しと一緒に楽しむってね。
何かスゴいビールだった。自分はビールの味がわかるほど飲み極めてないよ。
普段は水で薄めて味がついてる程度の焼酎だし。
ところがコレは泡まで活きてるってかウマイ!
飲んで初めて気がついたのはグラス内側にね、泡の跡が同心円状に
形を壊さないままずっと残っているの。
同じペースでクピクピ飲んだのがバレちゃうなあ(笑)
自宅に戻ってから缶ビールで試したら再現できなくてねえ。
店のすぐ近くに観光名所にもなっているHEINEKENの工場があって出来たて?
これは本当に活きてるビールだったかグラスの手入れが余程、良い店だったか。
(仮に後者だとしても そんな店ならやはり良いビールを出すと思う)

帰路はアムステルダム中央駅からドイツ国鉄のICEでフランクフルト空港まで。
そこから帰国するだけだ。
でも出発は14:07とゆっくりだから最後はアムステルダム国立博物館に。
博物館といいつつ実際は美術館でありますよ。

荷物は面倒だし博物館は昨日のゴッホ美術館と隣接して宿からトラムで
三つ目と近いしでCHECK OUT後にBELL BOYに荷物を預けて手ぶらで。

あまり良い話ではありませんが。。。。
トラムの一日乗車券は昨日のみ有効。しかし券面には日付が記載されていません。
ここで庵主はズルイ事を考えましたよ。コレを見せて乗車したらどうなるか?
という事で停車場にトラムがきて運転手にGOOD MOR~NING!とか言いながら
券をちらつかせて最前方から乗車します。
相手も「おはよう!」の一言くらいは返事しても視線は
しっかり、券を見てましたね(汗)でも、とりあえず無事に乗車で。。。
ゴメンナサイ。

アムステルダム国立博物館は当地の名所という事か開館時刻でも行列です。
しばらくすると待っている客に職員らしき姉さんが何か配っている様子で。
この頃はイースターで卵に落書きした形のチョコレートでした。
(だから庵主にはダメだって。。。)
どうぞ、とすすめられたら「嫌だ!」とは言えないのでとりあえず
もらってからポケット直行~!(結局、どっかに無くなってしまった)
この時に思う事あって前売りチケットを指にはさみながらもらいましてね。
そしたら「うーーん、やはりそうだったか」という感じで職員の姉さん、
「あら、アンタ、券持ってるの!アッチのFAST LANEに並んでイイのよ」って
違う方角を指さします。行列に付いた時には気がつかなかったけど前売り券が
あるなら行列の右側にそういうコースが有る様で。
既に半分程度進行してからだったので結局、入館は元の列と同じTIMINGでした。
(でもそうやって考えると二倍は早いと言う事だね)

ココでの目的は一つ。
邦訳によって呼び方は幾つか有る様子だが例によってモノの本では
「フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ロイデンブルフ副官
率いる市民隊」というのが本名らしい「夜警」という絵を観ること。

やはりスゴイや!  デカイ!これを一人で描いたとはねえ。。。
あと、フェルメールのも数点あって。これも小粒ながら面白かった。
日本だとあまり許可されていないような気がする写真撮影もこちらの美術館では
全部OKの様子でした。でもフラッシュはダメね。これは全部、積分すると
展示物に良くない影響があるかと「光モノ」が専門の自分も思いまする。
写す方はよく分かってないのかそうやってフラッシュ撮影すると絵の横にいる
係員はNO FLASH PLEASE!って叫ぶのね。
で、しばらくすると後ろから同じ事する奴がいて係員も同じように叫ぶ。
こういうのは気配りと言うか先人の文化遺産への配慮と言うか絵が好まない
カメラの設定は一度、係員のいう注意を聞いたらその後に写す側も
予め注意すべきだと思うがなあ。
自分がやる旅の恥はかき捨て、のとはチョイと異質の恥のような。。。

それにしても十分&納得の内容だった。
宿に荷物を取りに行く前についでとばかり拷問博物館ってのにも。
中世欧州ではアタリマエに有った魔女狩り&裁判て時代の道具とか展示。
さすがに体験実演はありませんでしたよ。こんなので自分がやられたら
瞬間で「あゥ!何でも白状します!!」ってなるけど当時は現実に
悲惨なものがあったんだな。
う~ん、、、人間のやる事,館に残されるもので美もあれば。。。

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さあてと、行こうかと思っていた場所は ほとんど任務完了だ。
ボチボチ引き上げるかと荷物を引き取りに宿へ。
思うにアムステルダムは目的が有ったにせよ何となくフラフラの滞在でも
面白かったな。別場所にも書いたけど西洋のソウル、ッテ感じ。
そのソウルは東洋のナポリって評されているのを何かの本で読んだ記憶がある。
という事はいつかイタリアにも行かねばなるまい(笑)
でも良かった。荷物を持ってきたBELL BOYの人に「うん、アムステルダムは
面白かったよ。いつかまた来たいねえ」と話すればインドから住み移ったという
このBELL BOYの人(年齢的にはBOYでなくオジサンだった)ドイツやイギリス
にも生活していたけどアムステルダムが一番だと言う。
理由はヨソ者でも気軽に受け入れてくれる雰囲気が実際に感じられるとか。
自分は欧州初体験で根拠の無い感想ではあるものの英国や独国は何か
他の民族とは違うぞ、って意識で線を引くようなところがあると思うって
言えば彼もまたそういう印象を実際の体験として持っているそうな。
日本史の授業で蘭学という言葉が出てくる程、古くから世界のアチコチへ
出て行ったり、その代わりに来る人を受け入れたりの風土があるのかも。
狭い日本だって地域により「県民性」という言葉があるのだから色んな国が
隣接している欧州だって「国民性」の違いが有っても不思議じゃないね。

宿からトラムで駅へ。
今度は乗車時に行き先を告げてキッチリ現金払いの1.60ユーロなり。
駅前にはプレハブのような小店が並びその中でコロッケサンドの店が
気になって1ヶ購入する。端側は美味かったけど真ん中はまだ冷凍状態。。。
バカヤロー!(アントニオ猪木風)ですな。

欧州鉄道体験の締めくくりはドイツ国鉄のICE3。

ICE3の乗車券はWEB購入で自宅に郵送されてきた。
1等喫煙席指定で申し込んだが券面にはICE用の乗車区間、経由地と等級表示
だけで列車名、座席表示が無い。
日本だと乗車券+特急券+グリーン券。
ドイツ国鉄は基本的に一等、二等の区別がある乗車券のみ。

鉄道システムそのものが違うようでユーロスターだと自分が購入したのは
指定列車のみ有効、変更払い戻し不可で乗り遅れたらソレマデだが
ドイツ国鉄のこの券は日本で言う乗車券みたいなものと同じで
有効期間内であればいつでも乗車できるものらしい。
券面を見たら二ヶ月間有効でその間に指定列車や乗らなければ
別のを選んで指定しなおせば良い。ただ、判断は難しいけど相当混雑が
予想されなければ指定席を取る必要は無いと思う。

じゃあ、どうやって自分の席を探すんだ?となるとWEBでの申し込み後に
列車名、時刻、発着番線と共に座席も記載された別メールがドイツ国鉄から来る。
メモしておくかプリントしたのを持ってないと当日、少しアタフタするかも。
ただ、メールでは出発ホーム7bとなっていたのが当日では2bに変更されていて
当日現地でもう一度確認、てのは必要だと思う。

待てばICE3入線。ドイツ国鉄という言葉だけなら自分は何となく丈夫なだけの
地味な車両を想像するけどWEBや案内本で見たとおり、結構イインジャナイ?
車両号車表示も最近のJRにあるようなカラードットで分かりやすいや。

ついでの話、その、、、何回目だ??
本で予習していたものの良く理解できなかったのが
乗ったら一発納得なのは指定席のシステム。
指定席、自由席の考え方があっても指定席の(or自由席)「車両」というのが無い。
列車では大体、座席の上の方に席順表示がありますね。例えば3Aとか5Cって。
ICE3の場合これに加えて電光ドット表示で駅名の区間が表示されております。
自分の場合、先頭車両28号車(英国圏ではCOACH、独語ではWAGENてね。)
の101番で席に行くとなるほど、自分が指定申し込みしたAMSTERDAM C-FRANKFURT FLUGH
と電光表示されております。(形式が古い車両だと紙のメモのような場合もあるらしい)
他人からみれば「あ、この区間は誰か指定して座るんだな」と言うのが分かるというわけで。
表示されていなければ誰も指定していないからその座席は自由席になるという具合。
区間表示の無い席なら勝手に座れば良いの。多分、表示区間外なら座っても問題ないかもね。
面白いというか合理的な気がする。


ホームに入った目の前のICE3。どこかで見た様な?一瞬で回答!
これは博多-長崎間を走る「白いかもめ」を連想する。顔立ちや頭の横の輪郭とか。
席に行けば内装や運転席のレイアウトが尚更にソックリでビックリ!
両方とも2+1配列でユッタリ。但し座席周囲そのものは
木製テーブルと総革張りの「白いかもめ」の圧勝!
乗り心地全般はICE3だな。

JRでは寝台車を含めて在来線の特急で旅を楽しむと言うのが最近、難しいかと。
(一言書くと寝台特急「あさかぜ」は博多行きであるから意味があるので下関止まりじゃあ
利用者離れに拍車がかかっても仕方ないと思う)
そんな中でJR九州の「白いかもめ」先頭車両は今のところ庵主が選ぶ列車第一位に評価。
似ていてもICE3のそれより高得点ね。ICE3は300km/h運転だから流線型がキツイ感じがするけど
それにしてもJRとドイツ国鉄、どっちか参考、と言うかデザインをパクッタと絶対に思う。

着席し出発すれば先頭車両の一部のみが別室のように喫煙車なので煙たい事!(失敗)
他は禁煙車で軽食車両の一部でも一服できるから禁煙席にして必要な時だけココに来れば
良かったかなと。オマケに乗り合わせたのはドイツ人らしい若い男女4人で
談笑は旅の楽しみだから気にならないけどその内の間抜け面した一人がヘッドホンを
ぶる下げてスピーカ代わりにシャカシャカ鳴らすのよ。うるせえなあ。。。
あまりに耳障りなので気分転換として軽食車両に。
ここでは窓際に灰皿&注文品(それは大体ビールね)を置いて立ち席でも良いし
椅子とテーブルが準備された区画もある(但し禁煙)この席の雰囲気は非常に良い!
ココで飲んで食事しながら居座って旅を楽しむと言うのも悪くないかも。
事実、客の中でそういう娘もいたっけ。居心地良くてこれは「白いかもめ」以上だった。

新幹線も以前は食堂車があって(あれは良かったと思う)その後、カウンタ販売から
ワゴン販売へと縮小されてしまったが旅の面白さとして食堂車はそれ自体が一つの「味」
だと思うがなあ。
一服後に軽く食事にするかとカウンタで「チョイとテーブルで食事したいけど
ドコで注文すりゃいいの?」って聞けば「座ってくれたらメニュ持ってくよ」との返事。
んっじゃ、御願いね~と好きなトコに着席する。
日本だと習慣的に注文事はだいたい分かるけど不慣れな土地なら何でも考えるより
質問した方が早いね。
電子レンジものだろうがスープもナカナカうまい。頼めばパンと一緒にセットに
なってくるので車窓からの風景と同じく腹も文句なしで。
食後の一服でカウンタに移動して「ん~、もう一つ何か」と思いながらメニューを見れば
気さくな係のオネエサンも「さあ、次は何にする?」ってんで「うん、こりゃあやっぱり
ビールだね」と注文したら返事は「BINGO!」って(爆笑)
新幹線のワゴン販売で接客は総じて丁寧だけどこういう面白さがあるのも「面白い」な。

席に戻れば相変わらずヘッドホンをガンガン鳴らしてBAD BOYS本人達は居眠り中。
やはり一服の時だけココか軽食車に行けばいいやと連中が居眠りしてるの幸いに(?)
庵主は奴らの荷物にハナクソ丸めてピッと飛ばして置き土産。別車両の空席に移動であります。
(結構、自分も下品だなあ(爆笑))
デッキの速度表示には295km/hとな。先頭車から運転台越に見た移動する風景は違和感が
あるくらいに確かに速かった。これじゃなるほどF-1レーサも大変だ。
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ライン川の景色でも楽しめるかと思いきやICEは速度ゆえの専用線のためか平地が多く
フランクフルト近郊ではトンネルも増える。そして空港駅に到着する。
本当に帰るだけになってしまった。最後にルフトハンザのラウンジでビール。
さすがフランクフルト(?)ソーセージもマアマアだしスープもウマイな。
今回はビールとスープばっかりだったような。スープは豆や野菜が素材になっていた例が
多くこれは日本の味噌汁のように日常アタリマエ料理の一つだろうか。

ということで搭乗時刻が来てサラバ欧州初体験!
Cクラスのキャビンは自分を含め日本人らしきもう一人だけのガラガラ。
この人、CAを捕まえて何やらクドクドと20分位話している。談笑と言うより
時折、CAの人は頭下げてるけどあんまり自分が客だと言うアカラサマな態度は
目にするのは嫌だなあ。
久しぶりのズル休み旅も成田に着いてしまうと終わったなあ、と本当に帰路だけという
物寂しさみたいなのも。
歩き回った自分の足にも御疲れさん、だよ。
最後の1枚はね、出発前夜に買った靴。本当は別のを買っていたけど足に馴染まず
「これはマズイかな?」って近所の店で。一見、革風スニーカーでそう見栄えも
悪いというほどでもなく安いしで。何より歩いて足が疲れる事も無かったのが良い(重要よ)
自分の場合、何が一番面倒かは服よりも靴なんよね。実用機能と見た目の両方を
考えなくちゃいかんし上着なら余分に持っていってもそう苦労は無いけど靴は
ナカナカ厄介で。

ついでの話、の最後 と 本当に最後に思う事。
成田に着いて帰るためには新幹線の地元駅までJRの切符を
買わなくてはいけない(アタリマエだね)
ところが買う時の自分の日本語、発音が変なのには自分で
可笑しくなってしまった。
数日でもあまり日本語は使う機会無く現地語ばかりだったかもしれないが
最初は全く分からなかった英語も三日目くらいになると頭の中で考えたり
訳さなくても自然に聞いたり喋ったりが普通に出来るのが不思議だった。
これは慣れかもしれないし最初は本場の女王様英語が自分に無理でも
後は基本的に英語圏でないのだから相手の人も自分と同様に中途半端な
レベルだったのが幸いしたのかも。

ただそれにしても現地の人と会話が出来ると言うのは間違いなく
放浪の楽しみの一つだと思う。
意志薄弱な自分には外国語一つでも学ぶ事自体が苦行であるが
単純に知りたくても知らない場所や物事はまだまだ沢山ありすぎる。

例えば仕事。何かこんなものを作りたいと思った時、どうにかこうにか
出来上がって売り物になったとして。出来上がってから現在のモノとして
流れていても次の製品の事を考えた瞬間から過去のものになる。
それでも一つの製品を作るための工夫とかアイデアは次のための下地となって
活きる場合がある。
旅も似ているかもしれない。帰宅した瞬間からそれは単に思い出になるだけ。
しかし放浪で知らぬものに会う経験がその先の生活の中で自分にとって
本当は大切な人生観(大袈裟じゃなくって曖昧な感覚だけどね)に何か
影響を与えるような気がする。

今は幸いにも仕事に関しては好きにやれて自分がいなくても若い衆がいるしで。
なのに定年まで働くとしたってあと20年を切ってしまったし
人生そのものがどれだけ残っているのか分かりもしない。
明らかなのは到底、今までと同じ時間は無い、ということ。
そんなこの頃には漠然とでも「人生とは何だろうか」とふと考える時がある。
ワガママであり怠け性分と共に放浪癖を持つ自分。
そうであることが「何ぞや?」の答を自分で理解する鍵になるかとも思うが。

これからも知らぬ場所へ時折はフラリと出かけるのだろう。

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