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2012年6月18日 (月)

欧州三日目ストックホルムからコペンハーゲン<2012.4.30-5.15>

欧州グルグル旅<2012.4.30-5.15>

三日目 スエーデン Stockholm ~ デンマーク Copenhagen 2012.5.2

【自分の旅にしては豪奢な朝食でストックホルム到着】
乗船したシリアラインは航路途中で明け方どこかの島に停泊するらしい。
時間調整か何なのか知らないが下船はできないとのこと。
旅の景色としてはそういうのも目にしたかった。
しかし熟睡一直線のために気が付けば随分と周囲も明るくなっている。
デッキからの風景は平らな海に浮かぶような平らな陸地。
標高数m以上のところは同じ高さで水平に切り揃えたような地形だ。

001

「大昔に当地の地形はソコソコに高い山も多くあった。
北欧神話に出てくる神々の種族 Vs. 歴史以前の人間が海はどちらのものか
で争った時の話。 魚を多くとった方のものとしよう、ってなわけで
神々は陸から手を伸ばし、人間は船を使って。陸から手が届く範囲では
所詮、船には勝てないわけで結果は人間の勝利となる。
神々連中は負け惜しみで ふん、お前らには海上を自由に動く事を
与えてやるから俺達は山の方を貰っとこうかい!と陸地をスッパリ
と切り離してどこかに持って行ったそうな。

こうして北欧の海を自由に駆け巡ることになったのがバイキングの
遠い祖先である。ちなみに海の自由を得ても山を失った彼らは陸には
何か足りないと山歩きを恋しがったのがハイキング名称の起源とか。
画龍点睛を欠くなる言葉どおり、バイキングから濁点を取れば。なるほど。
で、神々の方は切り取った山を収穫にして南下したものの何の腹の足しにも
ならずヤケクソで投げ捨てたのがアルプス地方の山々になった。
随分と後年、バイキングの子孫がソレを聞いて取り戻しに行こうとの
遺伝子の記憶がゲルマン民族大移動の発端らしい。
現代日本でオデンのコンニャクが山の形を連想させる三角形をしているのは
北欧神話の主役であるオーディンと何らかの関連があるのではないかと
一部の研究者題材となっている」
と、「 」内は 北欧オディーンと日本オデンの隠された系譜 民明書房刊
ではなく船から朝景色を見ていれば勝手な自分の作り話を思い浮べてしまう

002

さて次は朝食。船内レストランの一つはコモドアクラス客室専用の
朝食会場になっている。が、客もいなけりゃ開いてもいない。
つまり船内の時計は出航時にフィンランド時間でも朝からは一時間の
時差遅れになるスエーデン時間になるらしい。少々早過ぎた。

少し散歩してから再び。自分の感覚として経験が無かったから船旅とは
贅沢なものだという空想を持っていた。が、 とにかく食事内容は
朝飯としてはもったいない感じだった。混雑無のテーブルに座って
ユルリと何を喰おうかと見れば全種類はとても無理。
スモークサーモンは部位別に何種類か。朝には体験したこと無い
本物のキャビアも。チーズやパンの類は何種類有るのか見当もつかない。
従業員は卵料理の焼き方を聞きに来る。適当に色々入れてオムレツを
作ってくれと頼む。
往路の全日空機内の酒は確かに良かった。がファーストクラスでも
所詮食事は街角食堂程度のものになるのは仕方ない。
今回は一泊移動の手段だからどうにかなったが自分には生涯、船旅の
贅沢は絶対に出来ないと確信する。

17時間の乗船も到着が近い。そしてスエーデンバッタムン港に到着。
何の華やかさも無く普通にある漁港のデカイの、みたいな雰囲気だった。
ターミナルには地下鉄乗り場500mの表示。
土地の人らしき連中と一緒にゾロゾロと移動する。

003

【印象は綺麗な街。反面、そうでもないストックホルム】
大通りを渡り緩い坂道を登りつつ通行人は唐突に路地裏のような所へ
入っていく。何だろ?と思えばそれがT印で表示された地下鉄入口だった。
窓口で一日券(24hours)を買う。SK(スエーデン クローナ)125なり。
これは首都圏で言うPASMOと同じ様なものでRE-CHARGEが出来るICカード
様式だった。そうするとデポジット込みの価格だろうが当分(或いは一生)
再訪無しだ。無駄かもしれないがこれも旅の思い出だ。

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まずはノーベル博物館に近いGALAM STAN駅へ移動とする。
この地下鉄、運転手が研修期間中だったのかどうか定かでないが
駅の前後で急加速の急停止ばかり。車内で立っている周囲の客は
自分も含めてよろめく連中が多い。それとは関係無く乗客には
色白で美人に見える北欧女性もまた多し(気分からすれば当然か)

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到着して外に出れば街の雰囲気からして異国の香り。
日本で見慣れたコンビニの店構えからして何か違う。
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ゆるゆると散歩気分で裏道への寄り道しながらノーベル博物館に。
おっと、開館は11:00AMからとかで一時間以上は早かった。
暇つぶしにスエーデン王宮の方に足を伸ばす。

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途中の店には心惹かれる売店も幾つか。まだ先の道中は長いから
衝動買いは我慢だな。

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その王宮近辺は東洋人(日中韓のどこか不明)
が多い。何処の誰とも関係無く観光客は衛兵らしき人と一緒に写真を
撮りたがる。衛兵さんは写し手が一緒に撮影OKかの質問に無言で
肯くのみ。あとは平静的な感じで。これは商売でなく業務だから
仕方ないだろうが内心は何を思ってるんだろう?

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開館時刻になってノーベル博物館へ。上着が暑苦しくなって館内では
Tシャツのみ。各国語の案内パンフから日本語のを手にとれば同じ物を
選ぶのはチョイと麗しい単独行らしい若い娘さん。ここで後になって
一種の後悔をする。最近は二十代の女性が苦手なのもあるが旅話題を
キッカケに話し掛ければ良かったのになあ、と。
何か面白情報を得られたかもしれないのに。。。

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博物館と言うにはコンパクトな内容だったが展示の一つには
現在の職業選択をするキッカケになったものが置かれていた。
元々は陽子崩壊実験の為だったのがいつの間にか路線変更でそれが
結果的に幸いしたのだろう。規格外の製品を見栄えよくして寄贈した
のだろうが、昔に自分が触れたかもしれないと思うと何か感慨深い。

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また外に出て石畳を散歩。しかし裏道路上にはタバコの吸殻が多い。
これ程の道は中国でも日本でも見たこと無い。
数歩毎の間隔で必ず幾つか石畳の隙間には挟まる様に落ちている。
最近の都区部でもそうだが路上喫煙が厳しい目で規制されている場所は多い。
対価?として随所に灰皿が設置されている場所も有るがストックホルムでは
あまり無かった気がする。一種の風習とモラルはどうなんだろうなあ。
で、スエーデンは高度の福祉国家と言う先入観があった。
投げ捨て吸殻は多かったけど乞食の姿は見なかったな。 

017

公園では多分、数日前まで満開だったろう桜が 時折にチラハラと枝から
離れて集う人々の足元を飾る。休憩しつつ地図を見れば街中にはCASINOが
あるそうで。移動予定時刻まで数時間の余裕があるから心揺れる。
揺れる前に決めているくせに。と、ベンチの後ろで鳥らしき鳴き声が。
カモが公園の人と戯れている。俗に黒猫が目の前を横切るのは縁起が
悪いなどという。だからと言って宅急便の集配車を避けるほど神経質な
運転はしないが勝負前にカモを見るのは何とはナシに、、、どうだろう。

018

正午。ブンチャカの音楽と共に道路を騎馬隊が進む。威風堂々だ。
隣に座った爺さんが言うにはKING'S GUARDだそうで。
普段の日本で見ることのない風景は面白い。で、しばしの散歩して
トラム&バスにて結局はCASINOへ。ストックホルム駅の北側2ブロック
ほどの近いところで。 やはりパスポート提示を求められる。
BLACK JACKのみ。元手EUR500→EUR1250少々にして引き上げ。

019

【デンマークへ移動開始】
ストックホルム駅の北に少し離れた空港直行鉄道ARLANDA EXPRESSの
駅へ移動する。欧州らしく道路からそのままだが切符を乗車前に
買わなくてはいけない。

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窓口では係員が紙幣を受け取るが小銭は横の箱に入れろという。
福祉国家と言われる位だから募金箱かと思いきや正体は偽銭判別機の
ようだった。車内はナカナカオシャレ。出発して160km/hからいつしか
200km/hを超える。車窓風景も新幹線に乗ってる様な感じがする。
外気は22℃とな。温かいわけだ。ともかく乗車する。
これから先は南に向かう。実際、防寒具は不要だった。
返す返すも衣類が荷物になったのが悔やまれる。

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19時発SK411便でコペンハーゲンまで。空港と比べたら入場料SK30取られても
カジノのレートは東京外為並に良かった。

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BLACK JACKのルールはシリアラインよりも普通だったが やはり欧州は厳しい。
欧州人がソウルやマカオのカジノに行ったら狂喜して持ち銭をバンバン捨てて
行くに違いない(それじゃダメだろうが)
実際、サレンダー無し。ダブルダウンも自分の手札が9~11の時のみ。

空港にてCHECK-INの時にラウンジは有るか?と聞いたらダメだ、と。本当かね?
試みにSASラウンジに行けばスターアライアンスの看板が出ている。
受付のオバサンに入って良いかと聞いたら勿論ですとも、だと。うーーん。
とりあえずワインより先にトマトジュースとサラダのお代わり三皿。
出発以来、チーズは二食に一回でも野菜類は殆ど御無沙汰だったし。

これでストックホルムともサヨナラ。印象はアチコチに大小、公園風の場所が
有ってユルユルとした綺麗な街、だった。(旧市域の路上吸殻は別として)

そしてコペンハーゲン着。
スエーデン通貨をデンマーククローネに両替しようとしたらレートが悪くて止め。
ストックホルムでやった方が良かった。これは次の訪問地でスイスフランにするかと。

023

【宿に行くまでが一苦労】
空港の案内標識は初めてでも判り易い。メトロの表示に従って歩けば券売機。
しかし一日券(24時間有効)は売ってないみたい。
これは乗り場直前のINFORMATIONで対人販売だった。
ゾーン制で市街地近辺を網羅するZONE4ではDKK75で一回の単発乗車は
DKK32だったから絶対、一日券のほうが良い。
文法無視の購入会話。 最初は対面販売でどうやって買うんだろ?と慣れた
人ならバカバカしい話でも英語学習が中学で終わったような自分は悩んだ。
欧州だと1日券制度も多くあるようで24HOURS PASS TICKET UP TO ZONE4 PLEASE.
だけでスンナリだった。後記に出てくるかもしれないがどこか一つの国は
1日券と言ったら暦日で24時間では無い国もあった。

隣のコンコース売店でボトル水を買う。チョイ前にこの売店で買い物を
したらしいアラブ系らしき容貌の男が何やら理由を言ってスマンがチョット
この荷物を置いといてくれと言って小振りのカバンを店員に渡す。
何か嫌な雰囲気だなあと思ったのは爆弾テロを連想したからで
ソソクサと外に出てから離れた所でしばらく一服する。
結果的には何と言う事は無かった。(ソレが普通だな)
例えばスリ、置き引きの盗難被害なんかは知らぬ間にやられて
結果が出てから気が付くものだろう。しかし何か引っ掛かる気持ちの時は
その理由の「結果」が単なる思い過ごしのものでも十分、神経質になって
良いと思う。

024

メトロで空港駅からNORREPORT駅に。ここで一旦地上に出てS-TOGなる近郊
路線に乗り換えてコペンハーゲン駅まで行くつもりだった。
が、地下への入口は閉鎖されていて工事中なのか何なのか使えず代替手段
としてバスを使えと看板には書いてある。
こりゃあ、いきなりハードルが高い。とりあえず目の前に停車中のバスで
これはコペン中央駅に行くのか?と聞けば、いやアッチのだよと教えてくれる。
ようやく乗り込めば今度は降りるところを間違う。そもそも英語圏じゃないから
現地語ばかりでバス停名称にもSTATIONとは表示しない。風景を観察しながら
「あ、今のが駅だったのかね?」ってな感じで乗り越して下車する。
目の前にはローラーコースターとタワーのチボリ公園。
昔の後楽園遊園地を思い出すが悠長に過去の記憶を楽しむ余裕なんか無い。
さて宿はどっちだとしばし持参のGOOGLE EARTH MAPを見ながら沈思黙考する。

025

【久しぶりに危険な匂いのコペン中央駅】
どうにかCHECK-INしてやれやれだ。
駅からそれほど離れていないのに夜間の周囲は妙に静か。
一応は市中見回り見物で夜間徘徊に出発する。

コペンハーゲン駅の近所は方位により色んな顔があるのだと思う。
例えば新宿なら西口、東口の風景が全く違うように。
(新宿の場合、東口は実質的に北口だと思うが。。。)

コペンハーゲン中央駅では宿のある南側、夜は寂しげで北側は
賑やかな商業地区の雰囲気。駅線路の地図で言う左側はいかにも
怪しげな雰囲気。同じ路線でもフランクフルトのような陽気さが
感じられない。悪い癖の好奇心で裏道の方についつい入ってしまう。
進路前方にはボロい建物入口数段の階段に座り込んだ野郎三人組がいる。
嫌な感じだなあ、と思いつつ目を合わせずにそのまま歩を進めれば
視野の中で連中の首の動きは自分を追う様に動いている。
何秒か後に肩の埃を払うような仕草で首を右に曲げたらやつらは
立ち上がってこっちの方に来やがるのが目に入る。
直感的にこりゃあ、ヤベエやで瞬間ダッシュ。後から思えば
脱兎の如くとはこういう様子なのだろうな。
通りに戻る方向の路地があって新幹線四両分、80mチョイを
疾走する。まだ晩酌前でもあったから路上でラリッてる野郎よりも
体力は残っていたようだった。
これは自分の勝手な想像だが、、、やつらが本気なら最初から自分の
進路を塞ぐだろう。裏道歩きする旅行者がいると思わなかったのか
ボロイ旅姿が幸いして通り過ぎるまで土地者かどうか品定め
するつもりだったのか。あるいは偶然、自分が通り過ぎてから
やつらの相談がまとまってこれからどこかに飲みにでも行くかと
立ち上がって行く方向が一致したただけかもしれない。
が、自分の感覚はただ「走れ」だった。それで良いと思っている。
まあ、それは異国の各地で今までに無かった直感だったのだから。

さてさて駅のコンビニ(7-11が有った)にてビール買って宿へ。
晩酌以前に先ずは靴下の洗濯を。北欧地域は湿度が低いのか
洗濯には好都合だった。とにかく乾燥が早い。ありがたや。

宿部屋はHOTELだが実質は何か寮みたいな雰囲気でバスタブ無し。
シャワーのみ、しかも体験した限りそれは不便さは感じないが
過去最小スペースだった。ドイツ国鉄の寝台車車両で同じ位のを
体験したが一つの旅程でタイ記録を作ったことになる。

しかし旅人用の宿なのかスタッフは好印象だった。
(デンマークは良い国なのよ、って思えるような)

【本日の宿】
宿名:CABINN CITY  
場所:コペンハーゲン駅から南西に数分程度。
費用:朝食込みで¥8600
予約:ANAのHPから
印象と評価:変な雰囲気。二人用でも二段BED。
シャワーブースが使用可能なのは広さから一人のみ。
だからある意味、カップル向けではない。が面白い宿だった。
あえて言うなら客室だけがアンバランスに変だ。
しかし朝食のパンとチーズ。特にシリアルの類やフロントの
スタッフは良かった。チェーン店らしいが再訪する機会が有ったら
この系列の宿にするかもしれない。

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