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2012年6月15日 (金)

欧州グルグル 初日はフランクフルト <2012.4.30-5.15> 

欧州グルグル旅<2012.4.30-5.15>

【はじめに】
この場所は元来、自分の旅記録であっても仮に同趣味の他人様が
目にするものなら最初からオコガマシイ事を書いてはいけないのだが。

人は皆、生きている限りそれぞれに それぞれの生活と言うものがある。
だがその中でやること、思うこと全てに目的や目標があるわけでもない気がする。

世間大半の真面目な人々からすれば「いや、そんなもんじゃない」と叱責を
受けるだろうが自分のぐうたらな性分は生活だけではなく 旅についても
同じで毎回、特にこれと言う意気込みも無く「じゃあ、まあ、とりあえずは
行ってみるか」ばかり。
それでも日付OPENで普通航空券を気ままに買えるほど裕福じゃないから
毎回、一旦予約すると変更が不可能な最安値割引運賃ばかりなので
(買えない時はスッパリ諦めて 又今度。ってなもんで)
最低限は往復便日程だけは決めなければならない。

民間企業の技術屋である自分は昨年に怠け者でありながらも
勤め先から勤続表彰の余禄と言う事で旅行券と二週間の休暇を貰った。
旅行券は別の機会に使ってしまったがどうせなら五月連休とSETで
三週間にしてしまえと。

ではどうするか?で思い浮かんだ目的地は一つだけ。
ベルギーのマグリット美術館。初めて欧州訪問を企画した動機は
彼の自宅兼展示館訪問が目的だった。その後に王立美術館へ移設、
展示作品も追加されたとの事で機会があれば行ってみたかった。

そんなわけで今回は今までに無い「計画的」な旅になった。。。
と言うわけでもなく往復は経費節減で特典航空券利用につき
昨年の7月時点で予約したが他は白紙。後で決めれば良いってね。
実際、特典航空券でも復路は変更可能とかでPCに保管している
庄野真代の曲を聴いた時に こうなりゃ「飛んでイスタンブール」
だよなァと日程延長してしまった。(知らない人は「若者」である)

それにしても旅は良い。
日常で特にコレといった目標や目的も無く漫然とした暮らしを
している自分には尚更の事で 現在できる唯一の現実逃避だ。

0001

出発の初日 ~ ドイツ フランクフルト 2012.4.30

【さて出発、世の中景気は良いのか悪いのか】
先ずは実家へ前日移動だ。本編の欧州と後半の珠海、マカオ用の
担ぎ袋を各々スーツケースに入れて準備完了。

最後に普段は全くしないベルトを腹回りに通してみたらユルユル。
正月は穴一つ大きい方へ移していたが体重は三ヶ月余で4kg減で
以前の状態に戻った。身軽になった気はするが旅の荷物は重い。

新幹線は「こだま」とは言えG.W.の混雑かと思いきや客は無く
自分だけの貸切状態だった。何年か前は渋滞著しい普段の通勤路も
この頃は妙に車両が少ない日がある。パートタイマーを多く雇う
会社の中には仕事量次第で臨時休業とする場合があるらしい。

出発前夜のNHK番組では40近辺の女性が綺麗具合を競う大会の
模様を特集していた。(現代用語ではアラフォーというらしいが
つまりはオーバーエイジ枠のミセスコンテストみたいなもの)
皆さん美容の意地、じゃなかった維持には相当努力と苦労を
している様子だったが、なるほど女優や映像業界人とは違う
一般部門だって そういう年代でも目を惹かれる人はいるのだなあ。
が、もし自分が二十代、三十代前半だったら所詮はオバサンの
一言で終わっていただろう。年齢と共に審美眼が培われたのか
許容範囲が広がったのか分らぬが自分はともかくオッサンで良かった。
とても身だしなみ、容姿に費やす程の経済力は持ってないし。
まあ、こんなイベントが番組になるならまだどこか日本は豊か?
なのかもしれない。

001

実家到着で荷物の仕分けをして老母と雑談しながらNHKのバレエ番組を観る。
母曰く足が長い人たちばかりねえ、と感心する。(短足の家系なので)
これは踊りの工夫だろう。つま先で立てば15-20cm位は長く見せる事が出来る
わけだがそれにしても鍛錬とは凄いもので、よく足がピキーン!と
ならぬものだ。

寝てから度々目が覚める。そして旅特有の現象で目覚まし前に起床する。

思うことは それを思うまで頭の中に出てこないものだし
出て来た時には 思いもしないものが思い浮かぶ。
この先、半月間に何を思うことやら。

002

【久しぶりの長距離移動。機内でする事といえば】
飲む、読む、寝る、飲む、読む、寝る、(最初に戻りループ)
時々コーヒーとゲームを少々。コレしかない。

航空会社の会員恩恵で待合室にて暫し出発祝いの一杯と朝食。
初めて欧州訪問した時の記憶と比べたら新設された成田の
ラウンジはC-CLASS用のを改装したみたいで何かもう一つ。
(それでも悪くは無いが羽田のは良い雰囲気だった)
旅に持参しない自分にとって便利だったPCが無くなっている。
聞いた所、撤去されたらしい。タブレット型のが新たに設置されていたが
扱い難いのなんのって。いつの頃からか新しいものが苦手になっている。

いよいよ搭乗。初めて新造機B777-300ER=77Wの最前列座席。
居心地は良い。しかし足が足置きに届かない。
他の乗客が乗り込むまでシャンパンなんぞを。と思っていたが
これは自分の勘違いがあったことを帰路の便で知った。
まあそれは帰る時の話だ。

003

離陸後の安定飛行になってから先ずはワインとチーズプレート。
旨いなあ。
サスガに11時間余りの飛行時間だから夢枕獏のを一冊読んでしまう。
著者あとがきに「オヤジ節」というのがあった。
「♪涙もろくもなったけど 趣味は女房だ 文句あるか
  だからビールをもう一杯」 うーん。これもイイナア。
で、自分もC.A.の人にもう一杯お願いする。
77Wの飲み物類はどれも良かった。備品も上出来で洗面具入れは
ポーチのようなものでなくサムソナイト製のコンパクトな薄型形状。
機内着のパジャマもまた心地良く欲しかったが荷物になることから断念。

しかし飲むのは何杯目か。退屈しのぎにC.A.の人に職業柄、いろんな
所へ行っているのでしょうが最も印象的だったのはどこかと聞いてみる。
答えは意外な事にBKKでプライベートでも訪問しているとか。
しかしそれも分る気がする。C.A.さんは国内/国際線の両方を
受け持っているそうでまたいつかどこかで会うのかも。

機内ゲームでBRAIN-FUってのがあって一種の知能テストみたいなもの。
随分前にどこかの路線でもやった。その時はホイホイ進んで
それなりに結果には満足したが今回は明らかに自分の思考判断が
劣化している。体力低下を実感するこの頃だが頭の方も同様か、
単に酔いの結果か。うーん。

004

【華やかな繁栄と明るい退廃の街、フランクフルト】
長いようでそれ程、時間を意識しなかった機内も まもなく到着。
着陸直前の風景は緑が多い。滑走路周囲には なるほどルフトハンザ
ばかりなり。
入国審査は色々質問されるかと思えばホントにCHECKしてるんかいな
と思うくらいの日本と同程度の瞬間芸だった。
しかも税関に気がつかぬまま(申告するほどのものは持ってないが)
いつの間にか外に出ている。案内標識に従い鉄道へ中央駅へ向かう。
時刻は16:00チョイ。日本は深夜二時頃だが機内で少々の「酔眠」のせいか
旅の高揚感は天から地に降り、地から天に沸き立ちで全く眠気が無い。

EUR 4.10で駅に着いて宿の場所はどっちじゃろかい?と思えば
地元の警察官が目に入る。
GOOGLE EARTHの写真地図と宿の名を告げて質問したら
あっちの方だねと示す。土地のPOLICEが言うならそうだろうと
しばし歩けば後から追いかけてきて「やあスマン、逆だったよ。
正解は向こう」と180°反対方向を今度は教えてくれる。

005

全部の日程を通じて各地で最も苦労したのは宿の場所探し。
自分の方向感覚への過信というか慢心というか。
それぞれ宿場所をGOOGLE EARTHで調べて写真プリントしていた。
が、印刷面をシンプルにする為に宿とは違う種類の目標物を
示していなかったのが随分と災いした。

さてさて宿に到着する。フロントはイタリア・マフィアの
雰囲気を醸し出しているが愛想は非常に良い。
人間、見かけで損してる場合が絶対に有ると思う。

007

荷物を置いて散策へ。 明日の空港への下見で駅へ行けば
ブラッセルやパリ東行きのドイツ版新幹線ICEや様々な列車が。
鉄道大好きの自分には「こりゃあ、たまらんなあ」と自然に
言葉が出てしまう風景で全く飽きないし日本と違って
こういう場合は改札というものがないのが実にありがたい。

フランクフルトといえば自分のイメージとしてソーセージ。
それが正解かどうかは知らない。が、駅構内売店には
スライサーというか切断機というか、ザッと機械に通せば
手頃な寸法に切られて皿に盛って出してくれる。
そいつとビール。EUR5.00出して少々の釣銭程度なり。
旅気分の高テンションからもう一つHOT DOGにして食ってしまった。

008

フランクフルトは勿論、ドイツ主要都市の一つ。
欧州経済の中心的都市でもある。人口は70万人弱とか。
自分の居住地とそれほど変わらないのにこの都市景観の
違いは何だろうか?

旅で目にするものは全て学習である。
中央駅からトラムの線路を跨いで通りの一つ奥へ進む。
宿からも二、三ブロック離れた数分の散歩で唐突に
怪しげな香りが漂う街角に出くわす。

010

見た限りCASINOは日本と同じく全部画面上だけで
テーブルゲームが無い。なので見送り。
何を売ってるか内容は表現できぬような店に混じって
随所にEros Centerの表示が何軒もある。

どれも人がすれ違いやっとの狭い間口から入って
どれも5,6階建かの階段を登っていく。エレベータは無い。
10ヶ所廻ればサンシャインビルの上まで全部階段で行く
計算になるから脚力鍛錬には好都合な施設かもしれない。
各階には何室かの扉があって閉まってるのは業務中。
ドアが開いている部屋を覗けば御姉さんがチョット休憩
していかない?ってな感じで実際の言葉なりボディランゲージ
直訳すれば肉体言語ですな。そんな類で語りかけてくる。
野次馬魂で色々と聞いてみればEUR25が大体の歓談相場らしい。
中には東欧系モデルのような人がEUR20でイイのよ、って。
自分が相手の好みに合ったわけじゃないのは絶対確実だから
つまりはこういう所でも市場の競争原理が存在するのだろう。
階段修行の疲労に加え先々でどれだけ事実上の体力が
必要になるか不明なので見学のみで退散。

011

宿に戻って明朝の起床時刻をセットしたらそのまま夢の中。
さて明日からどんな夢が待っているのか。

012

【本日の宿】
宿名:CONTINENTAL FRANKFURT  
場所:フランクフルトから徒歩数分。
費用:朝食付 ¥5000
予約:ANA HPから
印象と評価:ビジネスホテルのようなものだと思えば
駅から至近だしフロント対応も面倒なことも無く価格対
内容比は良いと思う。バスルーム、トイレも清潔。洗面所に
日本型コンセントがあるので携帯の充電には不自由せず。
出てくる湯の量は十分だ。シャワーだと痛いくらい。
室内はやや薄暗い感じでも寝るだけだから問題ナシ。
壁が薄いのか隣室の音が伝わってくるが気にならず。
冷房は無い様子だったので現地の気候は知らぬが
夏場は厳しいのかも。

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