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2012年6月26日 (火)

欧州四日目 コペンハーゲン滞在 <2012.4.30-5.15>

欧州グルグル旅<2012.4.30-5.15>

四日目 丸一日 コペンハーゲン 2012.5.3

【快眠で快食の朝】
宿の食堂は地上階か地下なのか良く分らぬ場所だった。
西洋風の旅先朝食ではパンの他にシリアルも置いてある宿が多い。
ケロッグのコーンフレークみたいなヤツね。
プラモデルとは程遠いプラスチック製の組立て玩具みたいなのが
入っていて小学生の頃には随分と喰った記憶がある。
牛乳の中に沈めて食べるわけで炭水化物ばかりの食パンより
栄養構成は良いのかもしれない。子供の頃の朝食を半分習慣的に
こういうものにしたら高身長に育つのではなかろうかと思う。
(どこかに統計的データは無いだろうか?)
シリアル朝食は旅先で初めてだったような気がする。
すり潰したバナナが入っているようなミルクと一緒に。
だいたい西洋風の宿でシリアルは何種類か有るが選んだのは
オート麦らしきものに雑穀を混ぜて乾燥させたようなの。
物珍しさからの旨さかお代わりしてもう一つ。(実際良かった)

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この宿は元々別の建物を改築して、くっ付けたのかのような
珍妙な構造が一部にあった。そう広くは無いロビーから
客室と別方向に曲がれば何かのショールームだったのかと
思えるような場所にPCが置いてある。ちょうどいいや。
USB接続でしばし充電しながら本日のプランなんぞを。

さて出発。夜は寂しげな宿周囲はビジネス街のようだった。
なるほど人通りが少なかったわけだ。朝でも少なかったが。

002

【アンデルセンさん、はじめまして。で、人魚姫】
コペンハーゲンは地図を見れば周囲を海に囲まれている。
ならば海産物も楽しみの一つになるだろうし自分の印象として
独善的にデンマークはチーズも名産だと思っていた。
ウォッカとは旧ソ連=ロシアの地酒という印象を受けるが
北欧もまた名産地だろうという気がしていた。
そしてデンマークは童話のアンデルセン。世の中の仕組みすら
知らなかった小僧の時から童話の作者として馴染みは深かった。
子供だった時の記憶で一番、印象深い作品名は大クラウスと
小クラウスだがメールヒェンや夢少ない現代日本だって作品内容は
ともかく、作者の名を聞いた事がある人は多いと思う。
(が、今になって読み返せばアンデルセンは必ずしも童話として
記したのではないと考える。小クラウスは主人公でありながら
むしろ犠牲者になった大クラウスよりずる賢い悪人であるとも読める)

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土地の名物でもあり行って見よかとコペンハーゲン駅へ。
コンコースには各方面行きのS列車(近郊路線)時刻が表示されている。
昨日に閉鎖されていたNORREPORT駅に停車し乗客も乗り込んでくる。
どうやら時間帯の問題だったのだろうか?
それにしても自転車持込が当然になっていて持ち込み客優先座席も。

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こういうのは日本でもやってもらいたい。しかし昨今の世相と言うか
日本人気質なら絶対に他の客とトラブルになるだろうな。
文化の土壌が全く違うのだから仕方ないか。
都市部では不可能でも赤字に苦しむ地方鉄道なら観光用レンタサイクルと
セットにしてくれるなら自分としては面白い気がする。

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人魚姫像への最寄駅を降りてKASTELLETなる場所で散歩としばしの休息、
下調べも何も無いから正解は知らぬが王室関係の施設らしい。
衛兵より軍人と呼ぶ方が似合う連中の詰め所では朝礼なのか隊長の
訓示らしき内輪の儀式をしている。腰に戦闘ナイフ、手に狙撃銃だよ。

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陽を受けながら歩く小高い散歩道は暖かく、木陰のベンチで一服しながら
ウォッカを少々入れたボトル水を飲めば涼しさが心地良い。

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休憩の傍らにここでもカモが。まあ、コペンハーゲンではカジノに
寄るつもりは無いのでどうでも良いか。

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日本で普段の暮らしなら木曜の仕事が終わって晩酌を考える頃合か。
ふむ、会社と仕事については思い出そうとも思わない。

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人魚姫像へ向かう途中には女神ゲフィオン像なるものがある。
一種の賭けのために手には鞭を振るい息子達を牛に変えて畑を
耕す手伝いをさせることになる。現代ならば神話でなく単に虐待である。
それほどの神通力を使えるなら自分の技で耕すくらいどうにでもなる
と思うのだが。ストックホルムと同じく彫像の類が多い。

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欧州では画家はパリ、彫刻家は北欧なのだろうか?

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そうして歩を進めれば観光客らしき人々が一つの彫像前で集会を
催している様な場所が目に入る。その主宰者は人魚姫像。

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なるほど、名物であるわけだ。

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世界三大ガッカリと言われるそうだが そういう感じはしなかった。
むしろ日本から地理的に訪問するのは簡単ではないこんな場所まで
来てしまう自分の物好きさ加減がまた面白い。

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当の人魚姫も「アタイだってこんな格好で人目に晒されるのは・・・」
と哀しげな風貌が語っている気がしないでもない。
アンデルセンは童話作者という印象が少なからずあるけれど
本当の所、あの物語は互いに生活次元の全く違う者が一緒になる事を
望めばどうなるかを一種、人生訓の様なもので物語化したのでは?
美化された破綻とでも言うか。子供の頃にはストレートに読んだ話でも
今になったらヒネクレタ考えをしてしまうのが爺の性分でもある。

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ただ、今までに目にしたことが無かった風景をユルユル歩く散歩道は
心地良かったのには間違いない。

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【偶然の一方的な出会い。永遠に謎の少女】
下車した駅前に戻りつつ、通りにはバス停が有り折り良くそれほどの
待ち時間は無さそうだったからバスで移動とする。
ローゼンバーグ宮殿と隣接する公園を散歩。
小学生の頃、自分は本を読むのが多かった方だと思っている。
書籍の他、百科事典の類が一番好きだった。少年少女学習事典(学研刊)
だったか写真入で北欧の人たちは少ない日照時間を楽しむ為に公園で
日光浴をするというのを見た記憶がある。
その時の写真と全く同じ風景で老若男女、皆が海水浴にでも
来ている様な水着だか下着姿でシートを敷いてゴロゴロしている。
ここの写真は偶然、写した中の一枚をトリミングしただけで
特別の意図は無い。(無意識の世界のことはワカラヌが)

017

ローゼンバーグ宮殿は宝物庫のようなもので何があるのか行って見ようと
またユロユロと歩き出す。その内に自分と同じ歩調の女の子と足が揃う。
どう見ても小学校低学年の娘で実に「旅の謎」だった。
周囲に保護者がいる様子でもなく背にはその子の背中以上のバッグを
背負い首からは携帯をぶら下げている。
歩きながら時折に道端の花に触れ、という具合に独り歩きを楽しんで
いる様子にも見える。自分も荷を担ぐノロ歩きだから同じ程度の歩速で
何回か目が会う。

とにかくその雰囲気は普通の観光客や地元民の散歩でもなく。
おおおおお!、本格の旅人だ!!!と、その時の自分は衝撃だった。
せいぜい10歳前後の子供に自分と同種の匂いを感じたのが驚きと
何とも表現できない感覚だった。
CIAのヒューイット氏なら目をハート型にしてヨダレを垂らすだろうが
自分にそういう趣味は無い。それに迂闊に話し掛けて周囲から事件性を
疑われたらどうしようもないから見送るだけ。
しかし どうにも心に残る謎だ。普段からして野次馬魂でもこれ程の
好奇心を くすぐられたのは久しぶりだった。そして下手糞英語を
(英語自体を)理解してもらえたか分らぬが今では少しだけでも
話し掛けてみれば良かったのになあと後悔している。別に自分からすれば
孫のような女の子にどうという興味が有るわけでもない。
しかし現実生活の友人、上野村やWEBで文字だけコメント会話で存在を
知った人や極少ない異国の知り合いも全ては話し掛けるという所から
始まっているのだから後になって何か知りたい事を知る機会を
逸してしまった感じがする。(そういう意味ではノーベル博物館の
日本人らしき娘さんもそういう事になる)

018

【王侯貴族趣味の本質とは?】
自分の結論を最初に書くならそれは「コレクター」だろうな。
宝物殿は入口で入場料の他に写真撮影を希望するなら追加料金で
ワッペンのようなのを貰う事になる。小物程度の手荷物ならロッカーが
あるけれど自分のは無理。それでも券売所のカウンタは気持ち良く
預かってくれた。

019

ここは二部構成で地下はホントに宝物。別入口になる地上階のフロアは
王様の生活空間をした展示した形になっている。
宝物とはこういうのモノかと思うようなのばかり。しかし自分の日常では
そんなのを持っていても(持てる訳が無い)何の役にも立たない部屋の
ゲーセンGETフィギャと同じ程度の代物だろう。

020

ただ、地下倉のワインだけは趣味の世界に入るだけあって興味深かった。
どんな味なのだろうか?デンマーク政府がもしも財政に困ったなら
ワイン宝クジでも発行してみれば面白いだろう。一枚¥1000位で
当選者には秘蔵のワイン1本を贈呈。外れた人には残念賞で
ローゼンバーグ宮殿の入場券。いまの中国あたりだけでも売れば
¥一億程度になるかも知れない。外れた人間が悔し紛れに訪問すれば
また色々と観光収入になるのだろうし。

021

漫画の類で王冠がどんな形のものかは見当がついていた。
しかし近くから目にすれば豪奢なもので宝石と細密細工がビッシリ。
こんなのを頭に載せていれば首や肩もさぞかし疲れることだろう。

022

【これで4連敗の宿探し】
色々と目にするものを楽しみ今宵の宿へCHECK-INできる時刻にもなる。
とりあえずは背の荷物を降ろして楽にするかと宿へ向かう。
到着の時と同じ地下鉄で空港の一つ前の駅にて下車する。
ところが、だ。地図を見て歩いた先には全くそれらしきものが無い。
普通の住宅地の中を散歩とは言えぬ焦りで歩き回る。
ベンチで休憩して冷静にもう一度、GOOGLE EARTHの地図を再検討する。
何と言う事か結果的に下車駅を中心にして180°正反対の方向に
行ってしまった。これじゃ辿り着けるわけが無い。

023

苦戦の結果に到着する。
しかし今回、宿探しには本当に参った。旅先で迷わぬ過信の類が
あったのは事実だ。いままでに初訪問でも そういうのに困ったのは
NZオークランドの一回だけ。あれも中途半端でなくキッチリ180°
の正反対だったのが不思議だ。
初日のフランクフルト、二泊目のシリアライン船内。三泊目になる
昨日のHOTEL。どれも迷わず行けよ 行けば分るさ、の一発到着が
全く無かった。 これだけじゃない。 後日の記事になる旅程で
プラハから先、更に5連敗を喰らう事になるのである。

024

ああ、やっと見つけたで部屋へ。宿前のコンビニでウォッカ買って
先ずは一杯。それから洗濯を。 このコンビニは不思議な構造で
店舗の奥はビニルカーテンで区切られてその先には数台のスロットマシンが
置いてある。勿論、ゲームの類ではなく現地のコインで遊戯する。
CASINO公認の国だから地元連中が店主と雑談ついでに遊ぶ雰囲気だが
大都市のそれとは違いまた別種の趣がある。

025

【どこでも見かけるアルヨの中国団体】
宿の周囲は観光地とは全く違う異国の田舎町の香り。
土産物屋よりも日常用品店やスーパーの類と普通の飯屋。
それらの既視感は初めて米国出張で宿泊したサンノゼと同じ
雰囲気だった。都市部とは全く違う寂しい感じに昔を懐かしく思い出す気分。

宿に戻れば随分と賑やかで団体客が到着したらしい。横から見る賑やかさと
統率の無い所から中国からかと思ったが。。。全くそのとおり。
しかしまあ、今回の驚きの一つは圧倒的にその多さだった。
日本人旅行者も目にしたが比較にならない。
事実、ストックホルムからココへ来る空港で異人のオッサンと話を
した時に「アンタは中国人かね?」と言われてしまった。
それだけ連中の台頭は著しいのだろう。
正直な所、自分が出かけた先で中国人と間違われるのには一種の
腹立たしさを感じてしまう。
しかしながらロビーで騒ぐ中国人団体を見ればかつて日本の農協団体が
世界を席捲していたのと同じ勢いを否定できないし相対的に何を、
と言うわけじゃないが日本の衰退を感じてしまう。
そんなところから、なのかローゼンバーグ宮殿で荷物を受け取る際に
自分の前列にいたのは若い野郎の日本人もまた印象に残る。
団体よりも内輪で個人旅行の同胞が多かったような気もする。
それは悪い気分ではない。でも相手が男だと相対的に話し掛ける
気がしないのはナゼだろう?うむむ、自分もまだ旅人として未熟か。

026

【北欧最後の晩餐は?】
さて北欧で何を喰うかと思い浮べた海鮮物やニシン料理を
一度は楽しむつもりだったのにロクなものを食っていない。
宿探しで間違えた駅の反対方向に個人営業らしいコース料理の店があった。
海老も看板献立に有ったような気もするが散々に歩いた方へ再度行くのも
どこかしら面白くないから宿の近所で。しかし商店は有っても
食事所が極めて限定的だった。中華バフェスタイルの店で良いかと思えば
何やら内容は日本食のようでもあり。
結局、宿隣の小振りなレストラン風店舗へ。
何の店かと入ってみれば先客は食事より愛を語るのに忙しそうな地元の
恋人風二人組、それと別区画は子供を連れたママさん雑談会々場だった。
そういう雰囲気もマァ良かろうとメニューを見れば内容は個人経営の
fast food店のようなものだった。しかしそれはjunk foodとは違うと思う。
腹に入れば何でもウマイだ。そういう気分になれば特にコレと言う事も無い
窓からの風景だって日常と違うもので気分転換の類になる。
持参の本と宿前で買ったウォッカを交互に手にしながら明日に備える眠りへ。

027

【本日の宿】
宿名: QUALITY AIRPORT DAN  
場所: 空港の一つ前の駅。進行方向で右後方。(左前方じゃない)
費用:朝食込みで\9700
予約:ANA HPから
印象と評価:観光地らしからぬ雰囲気だけど翌朝に空港出発ならOKかも。
      朝は6:30と7:30に空港行きシャトルバス。
      部屋の雰囲気は清潔で良し。自分の宿代目安は¥10000で
      釣銭があるかどうか。その点からすればギリギリ許容範囲。
      スタッフは東洋人客に慣れているのか皆が親切だった。
      しかし観光拠点にはならない。翌朝出発でコペンハーゲンを
      楽しんであとは寝るだけならば良いと思う。

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