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2012年7月 2日 (月)

欧州六日目 PILATUS山は雪 <2012.4.30-5.15>

六日目 Zurich から寄り道観光でLUZERN経由のPILATUS山頂 2012.5.5 の前編

001

【予定変更が幸いした前半の「山場」】
本当なら昨日の列車で移動の予定が席が取れずに一日ずらしてZURICHで一泊とした。
この日、夜行出発まで何をするか?で、考えたのがH.I.S.の現地オプショナルツアー。
候補としてはリギ山かピラトゥス山だが時間的にどちらか一つしか選べない。
そうなると欲も出て いっそのこと自分で両方行ってしまえだ。

暫く前からスイス国鉄のHPにて列車や他の時刻を選びながらコースを考えた。
YAHOO!の「路線」はウマイ具合の経路を検索できる。あれは実に便利だ。
スイス国鉄HPでもバスや船、その他の交通機関について時刻、経路検索に加え
HP上で乗車券購入がON LINE決済で出来る。これもまた旅程検討に助かった。

002

【朝から小雨。コレも旅】
予定ではZURICHを07:35発のIR(近郊都市路線)2311列車にしていた。
ふと朝6時頃、SETした目覚ましの数分前に目が開く。不思議なものだ。
異国の旅では時差やらサマータイムがあるから間違えるとトンデモナイ事になる。
だから○時間後に起きるという形で長時間キッチンタイマーの類を持参していたが
目覚めのよさに回収を忘れて宿に寄贈する事になってしまった。
窓から入る光が物寂しいのは早朝というよりも天候のせいらしく。
晴れがあれば雨もある。そういうのだって人生の縮図かも知れぬ旅の風景かね。

宿の朝食会場は学生寮の様な小振りの空間で内容も簡素なもの。
ZURICHの物価事情は知らないが仮に次回訪問機会があるなら立地として
ココでも良し、他所でもヨシというところか。

【庵主はコレを天罰という。目の当たりに見て内心、拍手の大笑い】
さて駅に向かう為に宿をCHECK OUTして軒先で暫く雨空を見上げる。
夜の喧騒が別世界の様に小雨交じりの宿前通りは清掃業者らしき人が路上の
片付けをしているのみ。
とね、その傍らを傘を持たない上着のフードだけ被った未成年風の兄ちゃんが
両手を上着のポケットに入れて不機嫌そうに歩いて来るのよ。
自分の目の前で奴はこれから清掃作業で回収されるだろう路上のビニル袋を
踏み潰し、蹴散らかす。
その瞬間。。。ゴミ袋に入っていたのはビール瓶の類だったのかの物体へ
奴は乗ってしまったらしくバランスを崩し蹴散らかしたゴミと共に身体も地面に
ダイレクト ランディング。
漫画で文字にするなら「ズデーーン!のベターーン!!」だ。
両手をポケットに入れて着地先は石畳だからダメージも大きかったと思う。
その後しばらく歩調は一層ヨタヨタしていた。
清掃作業をしている人の前でバチアタリな真似をするからだと思った。
自分は顔を横に向けて笑い声を抑えてニヤニヤしてしまった。
それにしても旅先で偶然目にするのは色々なものだなあ。

003

【間違いばかりの列車選び】
歩いても距離的には不自由無い宿だが雨でもありトラムでZURICH駅まで。
何も考えず感覚のまま乗れば途中の分岐点より先は駅から離れるばかり。
れれれ?!で違う系統のに乗ってしまった。
降りて折り良く、反対乗り場に今度は駅方向へのがやって来る。
夜にはここからまた出発なので余分な荷をコインロッカーに預けようかとも
思ったが時間を無駄にして断念する。まあ、重めでも荷はデイバッグ一つだし。
さてさてLUZERNへ向かう列車ホームへ。どこの国でもホームで列車表示は
しっかりしたものだろうが何となくで隣の別列車ホームに行ってしまう。

004

何でこんな間違いをするのだろうか自分でも説明できない。
事が鉄道関係なら絶対に自分はミスしないはずだと思っていたのに。
それでも何かの違和感から(何ともいえぬ不安感)鉄道員にもう一度、
再確認すればLUZERN行くなら隣のアレよ、と教えてもらい無事に乗車する。

005

国際列車ではなく都市間近郊路線だからどんなものかと思いきや
一等はソファ風と1+2配列座席でJR東海の在来特急より面白い。
ZURICH 07:35発、LUZERN着は08:25の予定どおり。スイスのイメージとして
自分には時計の国というのがあるが交通機関も総じて正確運行だったよ。

006

【迷わず行けるPILATUSへの道】
ココから向かう第一歩は市内路線バスで。
その前に先々の状況は分らないからトイレに。
CHR2コインを入れる有料システム。両替器も有るが土壇場になって
高額紙幣しか無かったら随分と困るだろうなあ。

007

PILATUSへ向かうには日中、数分間隔で運行される1番系統のバスを使う。
降車して暫く歩きゴンドラに乗り換えて途中からロープウェイとなる。
バス停を降りて見渡せば目に入る案内標識のまま行けば何の問題も無く
一直線で辿り着ける。他の場面で散々、迷いがあったのがウソのようだ。

008

駅前の幾つかあるバス停から表示に従って待つだけ。
車内では複数停留所の案内表示が順番に示されKRIENSという地区の
LINDE-PILATUSという場所で降りる。

009

路上の表示に従って普通の道を何分か歩けばゴンドラの乗り場が見えてくる。
予めスイス国鉄HBで購入した経路のプリントを見せればOK。
ロープウェイかゴンドラは窓口で乗車券に交換してくれる。
(どちらか、或いは両方とも記録漏れで記憶していないがそんな手順だった)

010

なるほどなァ、と景色の趣を楽しむ間にゾロゾロと団体客がやって来る。
連中は中国からの様子だった。 コリャいかん。独りの旅を楽しむ自分には
何か妨げになる気がしてゴンドラに乗り込む。静かに斜面を登る窓から
LUZERNの湖が遠くに広がる。あいかわらず小雨の中だが気分は悪くない。

011

出発駅のKriens PBを08:53(随時出発みたいなもの)ゴンドラは途中の
一箇所に停留所みたいなのがあって終点はFrakmunteggに09:23到着。
(実際の駅名は a と u の上にウムラウト=点々二つが付く)

012

ここからロープウェイに乗り換えて頂上のPILATUS KULMへ。
乗車時間は6分間程度だが随分な速度で上昇し景色は雨から
雪の白が目立つ山肌に変化する。

013

【少し訪問時季が早すぎたPILATUS山頂は雪景色】
五月早々の山頂駅は雪が積もり、サンダルでは無理だよなあの雰囲気。
どこを向いてもガスに囲まれて視界は全くよろしくない。
自然の他には何も無い場所だが山小屋とは違う風情の近代的なHOTELがある。
好天ならどんな星空が広がるのだろうかと宿泊したい気持ちになる。
標高は2182mとかで寒さがまた心地良い。

0132

(後からよく見ればホテル受付の壁は自然の山肌の様にも。。。)

先着の西洋観光客がちらほら居るだけで静かな雰囲気を喧騒で破る
中国団体御一行様が到着した。アチコチで集団雪合戦を楽しんでいる。

141
まあ、それも良かろう。自分はしばらく山頂方面へ雪中散策とする。
小道の横には手摺が続く。これがなければ歩けるものじゃない。

014
岩壁は逆アングル少々のオーバーハングみたいに傾いた場所もある。
暫く進むと頂上らしき場所に正体不明の小部屋が置いてある。
これは何じゃろかい?

015

自分の足で歩きたかった竜の道は雪のためか閉鎖されていた。惜しい。
観光道とは違う頂上から先に進む度胸は無い。

016

狭い逆U字の峰は両側共に殆ど垂直にガスの中へ落ち込んでいる。
万一、足を滑らせて身体が落ちたならば直後に魂は天空の上 or
地の底へのいずれかに向かうのは間違いない。

017
山頂駅に戻る途中に独り歩きしていた若い娘さんと少しだけ旅の雑談になる。
団体客構成員で北京から来たとか。なるほどそうでしたか、と納得。
じゃあ、そちらさんも良い旅を!でまた散歩に。
それにしても各国各地で今や中国団体客の勢いは随分なものだ。
次に韓国。日本の団体観光客は気が付いた限り二回程度だった。

018

ここから世界最急勾配の鉄道で Alpnachstadに降りてLuzernに
戻る経路を選択していた。 
山頂駅に行ってみれば何という事か冬季閉鎖となっている。。。
スイス国鉄で購入した時、選択したはこの経路だったのに
印刷したPDF切符で実際に発券されたのは往路と同じコースの
往復になっていた。何かの間違いじゃないかと???だった理由が
ようやく理解できた。
(現地で確認か交渉すれば良いだろうとあまり深く考えなかった)

019

かくしてLuzernに戻るのは同じ経路だが飽きない。加えて数時間前に
来た道だから迷う心配も無い。バスはLuzern Bahnhof行きに乗ればOK。
旅の収穫としては それまで知らなかった独語のBahnhof=駅なる単語を
習得できた事が一つ。

【さて湖畔の街、LUZERN】
スイス中央部の州都でもある。人口は七、八万程度で日本の地方都市と
同じ様なものだが雰囲気と風景は随分と違う。
地元住民以上に観光客が多いのだろうか駅前は通行人で賑やかだ。
日本の歴史と並行して考えれば平安時代には修道院が建立され
鎌倉時代に交易地としての位地付けを持っていたらしい古い街でもある。

ZURICHもまた湖畔の都市であるがLUZERNは尚一層に山が近い。
小学校の文部省唱歌にあった「おおブレネリ」なる歌を唐突に連想する。
しかし腰に手をあてて♪ヤーっホー ホートラララ♪なんて踊りたくなる
天気ではなく相変わらず空気に小雨が混じっている。

Luzern駅前の道路反対側には湖上交通の乗船場があってここから
各方面に向かう事が出来る。自分の行く先はWeggisを経由してリギ山への
登山鉄道出発点になるVitznauまで。出発にはまだ少し時間があるから
湖畔の散歩とする。名物は湖の隅に掛かる木製の橋と監視塔のような建物で
これは土産物屋になっていた。陳列された時計を真剣に選んで店員と話す
中国人カップルが印象的だった。いくらなんでも土産屋の観光地価格で
買うより都市部の専門店の方が絶対に良いと思うのだが。
予定は14:12発だったが一時間早くにVitznau へ向かう船に乗りこむ。
山間の湖、登山鉄道、ロープウェイに遊覧船とくれば箱根のイメージ。
好きな観光地であるが Luzernもまた良い場所だった。

と、本日は次回の後半に続く。

020

【本日の交通費】
ZURICH HB 07:35 IR2311列車 LUZERN 08:25着
バスでLUZERNから KRIENS LINDE-PILATUSバス停
歩いてゴンドラ(現地表記はGONDOLA LIFT)乗り場のKRIENS PBから
FRAKMUNTEGGでロープウェイ(現地表記は CABLEWAY)に乗り換えて
PILATUS KLUM(山頂駅)まで。
二等料金でCHR 63.4なり。

PILATUS KLUMから登山鉄道でALPNACHSTAD経由のスイス国鉄でLUZERNに
行く予定だった。この場合、CHR42.6だけど結果、往路と同じでCHR 39。

LUZERNから船と登山鉄道でVITZNAU経由のリギ山頂へはCHR70よ。

で、リギ山頂から別方向の登山列車でARTH-GOLDAUからスイス国鉄一等車で
ZURICHに戻るのはCHR 73。 

合計でCHR 245.4 日本円で\21000程度。 HISの現地オプショナルツアーなら
二件あわせてCHR271だったから好きなように楽しめた事を考えたら自分で
計画したのが正解だったように思える。

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