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2012年7月29日 (日)

九日目 おフランスのパリざんす <2012.5.8>

欧州グルグル旅 <2012.4.30-5.15>

九日目のフランスで食うのはフランスパンだ!  2012.5.8

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【翼よ、あれがパリの街。一体、何を目にするのだか】
オーストリア航空 OS415便 VIENNA 12:55発  PARIS CDG 15:00着
昼過ぎのFLIGHTだから宿でユルリ。 それにしても連日、夜に寝れば
すぐに朝が来る様な熟睡感覚ばかりだ。荷を担ぎ歩いての毎日でも
疲労感とは違う理由だろう。

朝食の部屋で隣のサロンから聞こえてくるのは「乾杯の歌」ってのが
ウィーンだよなあ。(長渕剛ではない)
さてと荷造りして出発。CHECK OUTの時に軽いアクシデント。
昨夕とは違う店番のオヤジが宿代を払えと言う。
到着時にCARD払いしているぜ、と荷物の旅FILEからINVOICEを見せる。
店番のオヤジ「あ、そうだね。スマンな、あはは」で一件落着。

アタリマエかも知れない教訓:仮に前日の支払い書面をテキトーに
捨てていたら事はもっと面倒になったはずだ。(そんな習慣も実際にある)
銭を出した時の領収書の類は完全に不要となるまで捨ててはダメだと痛感。
そして何がどうであれ何かの支払い時にはRECEIPTを必ずもらう事。
いつもの生活場面ならコンビニなんかでレシートを渡されそうになっても
イラナイやで済ます自分にはホントに教訓的だった。
002

空港へはもう少し街歩きをしようかという考えがあった。が、時間を計算して
断念する。今回は単に訪問地の雰囲気を楽しむのが目的のような面があった。
とりあえず体験して面白ければまたいつか行けば良いじゃないのってなもんだ。
だがVIENNAは再訪してユックリと目にしたい美術館や展示館、劇場の類が
多いと思った。来た時と同じく空港特急でなくS7一般路線で。
経費抑制の言い訳をすれば 土地の風景、人々を見るならコチラの方が
味が深いかもしれない。但しウィーンも郊外になれば景色には何の変哲も無い。

空港免税店での買い物はテーマはウォッカ。
ココから先、パリに行けば暫くは地上移動ばかり、しかもそいつは
楽しみでもある欧州高速鉄道のタリスとユーロスターで航空機とは違う
液体物の持ち込み制限は無いのだから。
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【又も間違いだらけの宿探し&両極端な方向感覚】
離着陸前後で機窓から眺める空港周囲はVIEもCDGも周囲は似た様な田舎風景だ。
空港では例によって旅行者案内所(TOURISME INFORMATION)で交通機関共通券
=PARIS VISITEを購入する。
こいつは24時間区切りでなく暦日単位となっている。だから一泊だと二日分券を
買わないといけない。チョイと割高感がある。で、ゾーン制を採っているから
尚更だ。CDG空港はゾーン5になる。
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ここで少し解説と疑問。
市中央部のみの移動ならばゾーン3までの切符で十分。 費用も安くなる。
それとCDGからゾーン3駅までの単区間切符を買えば割安になると何かの案内本に
書いてあった。しかし欧州は改札が無いのでゾーン券は一旦下車して有効期間の
開始手続きになるバリデーションをしないといけないと思う。
そうすると手間が掛かるのだがその辺の説明が案内本には無かった。
もしもバリデーション無で検札喰らったら無効な切符扱いになると思うが。
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CDGから市内へは高速鉄道があるがここでも一般在来線のようなPER-B路線で。
これでもパリ北駅まで30分程度。しかも北駅までNON-STOPでストレスなしだった。
乗客は旅行者風のスーツケースが多い中で向かいの席のオバサン。
手提げ袋の中からフランスパンが身を出している。その後少しずつ齧りながら
新聞に見入っている。
例えば月島から地下鉄に乗ったとしてもカバンの中からモンジャ焼きを
つまんで食う奴はいないだろう。フランスに来た事を実感する。
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さて北駅に到着。
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華やかなパリって感じは全くしない。東京で例えるなら上野駅の
ような匂いだな。時間的に良い頃合だから先ずは宿で荷物を置くか。
事前用意のGOOGLE EARTH写真地図と通り風景を見ながらね。
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ん、ん、んん? いくら歩いても全く見つからない。それどころか
写真地図と実際に歩いている道筋の配置が全く違う。なぜだ?
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何か完全に違う場所にいる雰囲気でそれがどこなのか見当もつかない。
自分自身に苛立って宿のVAUCHERを見直す。記載された住所と交差点に
立っている通りの名前、並んだ店舗の番地から少し頭を冷やし地図を頼らず
推察した方向に進む。ホントにこっちかなあと疑いながら
ようやく宿の看板を発見した。ここまで来るのに30分は無駄にした。
010

フロント受付兄さんはどうやら日本人の宿泊客に慣れているのか
片言の日本語と愛想の良いノリで。ついでに聞いてみる。
このGOOGLE EARTH MAPは何かおかしくないか?駅からの位置関係が
全然違うと思う、と。話をする内にフロント兄さんは陽気に自分の疑問を
笑い飛ばしてくれる。 ???どうしてかね???でも言われて納得。
「旦那、東と北の駅を間違えてますぜ」だってさ。
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初訪問の場所だから地図を駅と宿が収まるギリギリまで拡大していた。
パリには北駅と東駅が数分の徒歩圏内で隣接している。
持参の地図写真には駅が一つしか写っていない。自分はこれを北駅の
つもりでいた。でも実際には東駅だったということで。
起点なる駅が違うのだから正しい終点に行けるわけが無い。
初訪問の場でも思い込みからの失態だ。

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それでも地図じゃなくて住所から風景判断で見つけたのだから少しずつ
土地鑑判断が回復してきたかもしれない。
(後から思うにそれも誤解だった。更に宿探しでは苦労する事になる)
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【華の都は何を見ても、見るだけで面白い】
今度は間違える事無く東駅からメトロを使って街歩き。
セーヌ川っ淵をゆろゆろと進む。
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橋から見る清流とは程遠い濁り水は
小さい隅田川風。しかし周囲の建物は実に西洋にいることを実感する。
橋の欄干には名を書いた南京錠が多く取り付けられている。
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察する所、カップルの御まじないの類のようだ。
(しかし別れたくなったらどうするんだろ?)
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セーヌ川面には時折、観光客を乗せた遊覧船が幾つか過ぎる。
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しかしココに限らず自分のイメージと全く違って画板に向かう絵描きも
訪問者の財布を掠め取るかと狙うジプシーの子供らも見かけなかった。
すぐ近くにはノートルダム寺院がある。
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ノートルダムと聞けば何となくノートルダムのせむし男(THE HUNCHBACK
OF NOTRE DAME)ってのを思い出して暗いイメージしかなかったが
同じ川近くの名所の浅草寺雷門と比べたら、ただもう「凄げえなあ!」だ。
(「ジプシー」も「せむし」も現代では差別語として日本じゃ使っては
いかん言葉らしい)

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地下鉄、メトロはどこの駅も薄暗い感じ。ロンドンみたいだ。
自分の印象からすれば道路からの入口からしてオシャレと言うより
ホラー感を前に出している気配が。。。
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時刻は21:30頃にようやく暗くなる。二階にある宿の部屋窓から外を
眺めればザワザワと多分、仏語らしい会話をしながら多くの通行人。
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晩飯はフランス料理(ってのは一体どんなものだ?)でも良いはずだが
献立を選んで伝えるにも舌を噛みそうでいて中身の意味も分らぬ食事より
フランスパンのサンドイッチを持ち帰る。そして宿部屋でウォッカと
一緒にね。なんだかこっちの方が旅の味と言う気がする。

022

【パリ夜話の迷想】
不覚にも見物に満足してしまい、それ以上に夜歩きを楽しむなんてのは全く
出来なかった。1980年と言うのは単純な引き算で30年以上も前の事になる。
当時の社会情勢がどんなものだったかは元々の知識や記憶が無いから
今では想像する事すら不可能だ。
この当時に御厨さと美という漫画家が「裂けた旅券」なる作品を連載していた。
十代前半のマレッタって女の子はブローニュの森で客引きをしていたのが
主人公の相棒となるキッカケだったらしい。現代なら色んな条例で設定自体が
無理だろうが自分としては物語とは別にその舞台の森を見たかったなあ。

これで旅程は九日目。
せいぜいが旅行会話程度の内容だから難しい表現は不要である。
それでも訪問地で英語圏が殆ど無くても全く会話に困惑や不自由せず
面白い事ばかり、だ。
英語そのものだってロクな勉強はしてこなかった。今までに何を悔やむと
自問自答すれば一つにはこの点だと思う。
忘れるのは簡単でも新しい事を覚えるのは非常に難しい。

職場の一人が来年から現地法人出向で時折に語学学習をしているのを
目にする。雑談の中で単語の意味を知るのにWEB翻訳を使っているとか。
これは誰に対してでも勧められない。紙の辞書は最低限の財産として
身の近くに置いておくべきだと思う。
で、単語を調べたら辞書には必ず用例が載っているので声に出しながら
紙にでも書いてみることが役に立つ気がする。
自分は何の勉強もしていないが毎朝の日課で現地法人の衆から来る話を
画面上で見た時に理解できない単語や文脈は辞書を使う。
一部のWEB翻訳で良くない点は発音記号も無く一つの単語でも全ての
異なる意味を網羅していないのと使い方の例が無いのが実用的ではないし
目からの情報で終わらせたら記憶への刷り込みが弱くなるだろう。

【本日の宿】
宿名: HOTEL DE LEUROPE
場所: パリ東駅から数分以内。立地条件では文句なし。
費用:朝食込み、税、サービス料込みで \7,500
予約:ANAのHPから。
印象と評価:部屋と宿は至ってシンプル。しかし清潔だし観光にも
      メトロを使えば自在だろうから良い宿だったと思う。
      朝食は簡便な内容。でもフランス首都の駅近くでこの価格なら
      上出来だ。宿のスタッフも皆、友好的だった。

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