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2012年9月 9日 (日)

十一日目に目的地、マグリット美術館  2012.5.10

欧州グルグル旅 <2012.4.30-5.15>
来た。見た。で、モノを想うのブラッセル。

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【ここが往路と復路の分岐点】
夜更かしの影響か、この地に着いたら慌てることは無いと
思う油断だったのか少々の寝坊で朝食とする。
宿の食堂は建物外観に反してソコソコに良い雰囲気だった。

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本日の目的地は今回の旅程動機そのもの。以前に訪問した
王立美術館に併設されているルネ・マグリット美術館。

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宿前のトラム(地下駅)とメトロで移動して最寄り駅へ。
昔一度だけとはいえ訪問経験が有って全く知らぬ状況でもないのに
またも方角違いで少々歩き回る。

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下車してからしばらくの間、目的地から離れる方向に進んでいた。
方向感覚喪失症として相当に重症だろうがブラッセルの場合は
ただ目に映る風景だけを見て「またここに自分は居る」って
思考ナシの高揚感のみで気の向くままに動いたのだから当然か。

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いよいよ到着する。
王立美術館=マグリット美術館周辺には他にも様々な美術館が点在する。
そして記憶の中から思い出した風景も。

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以前の時にはここから入ったっけ?とその記憶と一致しない。
部分的な改装があったかもしれないし全くの記憶違いだとしても
その場所に自分が居ることには違いない。

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【マグリットは なぜか「光の帝国」】
理由は自分でも知らないが妙に気になるんだよなあ。

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前回に訪問の展示館を兼ねた作者邸で土産に買ったのはこのポスターで。
(なのに旅を終えて改めて見るまでの6年間、紙筒に入れたままだった)
常設展示になっている様子だったが実際の作品数は更に多いはず。
世界各地の個人なりそれなりの場所での所有が分散しているのだろう。

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ポスターや雑誌、WEB画像で御馴染みのはずが現物に顔を近づけ見れば
細かい色調や光の映り加減が現物の絵では全く違う。

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こいつは凄げぇや。見慣れた画枠の中の風景以外にも初めて目にする作品。
満足しながら時間は過ぎる。

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美術館の類には売店がSET物で当然に足を運ぶ事になる。
色々と買いたい小品が多かったが従者を連れて王様の旅をしている
わけじゃないから荷物になる事を思うと躊躇しちゃうんだよなあ。
でもね、エコバッグ風の手提げ袋は即決購入だった。
普段なら免税店やコンビニのビニ袋を使いまわしているから
こういうのが欲しかった。こいつはイイ!

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なにしろ図柄が光の帝国だし(でもなぜか反対側は大ブリューゲルの絵)
購入すればマグリット美術館の紙袋まで入手できる。

隣の特設展ではクーブリックの展示だった。
随分昔にバリーリンドンを観た時に2001年宇宙の旅以上に
「映画だなあ」と感心したが偶然目にできたのは運が良かった。

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そうして館内を余韻に浸る散歩気分で。

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もう一度エントランスでゆっくりと別れを惜しむ。
ここでは小荷物を預けられるコインロッカーがある。
ユーロ硬貨で使用後にはまた返却される。
自分と入れ違いに訪問してきたのは若い女の子一人でどうやら
最初にロッカーの使用法が判らず聞いた独り言から日本人だった。

この旅で随分と後になって悔やむ、つまり後悔したのはこの点だ。
宿探しに散々苦労するとかカジノで丸っきし思惑が外れるなんてのは
そりゃあ嬉しい話じゃないが無事に帰って思い出せば鼻からフッと
終わって懐かしむ苦笑いだってできる。
総じて満足できたのに何回か記すべき失敗だった。
ノーベル博物館の時もそうだったがここはマグリット美術館である。
一体、邦人女性が独り何の興味で訪れたのか話しかければ良かったと
いまでも思う。
下心云々なんてのは抜きに旅の味付けを得る機会を自分で逃がした。

旅の鉄則として絶対に文句と疑問はその場で解決すべきだな。

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【見る物いろいろブラッセル】
本来ならこれが最後の夜だから土産物でも探そうかという所だが
旅程延長につき街角の店舗もただ見るだけ。
それにしても普段なら旅先の買い物にはあまり興味は無いが
面白い靴や小物が多い。衝動買い心を随分とくすぐられた。

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昨夜に発見して少しの時間に更なる予算削減路線となったカジノに
もう一度再訪する。やはり欧州のBLACK JACKはルールが厳しい。
唐突にプラハのカジノで聞いたBGMはSALLY OLDFIELDだったことを
思い出す。あらためて自分は欧州に来たのだなあと思う。

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北駅まで散歩すれば当然、線路横の怪しげな界隈も見ようかと。
観光客丸出しの野次馬で写真なんか撮れるもんじゃないが
居並ぶ店舗の方は組合協定でも有るのか全部PM6:00-翌朝AM6:00の
営業時間表示だった。
基本は一杯飲み屋のカウンタで「後々の事」は全てDEMAND SERVICE
ということらしい。

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面白半分で歩けば大昔に日本歌謡曲で有った「絹の靴下」風の
振り付けで窓の向こうから店員さんが営業活動をする。
見学にとどめて体験は遠慮し公園散歩を楽しみながらまた宿へ。

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さて晩飯は宿の近所で見かけたブラッセルグリル。
昨日と同じだが違う店舗ということはやはり現地のファミレス
みたいなものなのだろう。実際、手頃な価格でも十分に良かった。

早口言葉では表現困難な名前のチーズとトマトの酒肴に海老の料理で
ワインなんぞを。普段に食わぬ厚切り焼肉で晩飯。
実際のところ食い意地は人並み以上なのにそれ程記憶に残る
店は多くない。が、大昔に行った熱海のスコットっていう
洋食屋を何となく思い出した。
隣のテーブルは仕事関係で訪問したらしい邦人男性の三人組。
実際のところ旅の座興として話しかけてみれば面白かったかも。
これも悔やまれる。

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係りについたのは中国娘だった。
会計時にチップくれる?って聞いてきやがる。
昨日の店では西洋人の女の子にそいつを尋ねたらそのままの
金額でイイのよ~っていうのでカード払いのPIN入力のみで
ストレス無し。(請求内容を確認したらサービス料が入って
なかったので。元々、価格の中に含まれていたのだろうが)
結局、EUR54チョイに10%程度上乗せしてEUR60で会計完了。
ありゃ~!抜け目の無いやつだぜ、と娘の尻をポシっと叩く。
旅での気の緩みと言うか。これは一つ間違えば犯罪者扱いされる
だろうから危なかったと後から思ったっけ。
触るでも撫でるでもなく愛嬌の言葉と一緒に0.15秒以下で
相手の気性を見抜きながら一連の動作をやらねばならない。
かなりの修行を要するが基本的には発動させない方が無難な技だろう。

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見るべきものは見た。腹の具合も十分。枯れているのは財布の中身。
♪きのうは西で今日は北。明日は南かまた東。行方知らない呑気な稼業。
どうせついでだ もうひと暴れ、がはは ハハハの あははのハ~♪
なんてアニメ歌が40年以上前に有ったなあ。
本来なら明日に帰国のはずが気まぐれで行き先はイスタンブールに変更。
備えて寝るか、にするには少々惜しい。
これで十分だったろうと思うのに仕舞い際の土壇場になればもう少し、
あとチョットなんて未練なのか欲なのか分からぬような気持ちになる。
勝ち負けに関係なくCASINOでもそうだし究極的には人生の舞台も
そうなるかも知れない。

宿のTVで最後の数分間だけ映画番組を観た。
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲をベースに回想とコンサート演奏を
織り交ぜながらのものだがCG全盛の今からすればこれは驚きと感動もの。
何て題名の作品なのだろう。映像美とは少々違うだろうが数時間前に見た
クーブリックを連想させる。

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そしてチャンネルを変えればナカナカに悩ましい広告番組も。
今まで訪問した各国でこの路線を多く目にしたが難しい考察は抜きにして
旅の場面に限らず人は元来、孤独なものかもなあ、なんて思ったりして。

【前日と本日の宿】
宿名: Hilton Brussels City hotel
場所:地下鉄のROGIER駅だったかの目の前。
費用:枕銭でEUR2
      朝食込み、BARにて一杯オマケ付の会員ポイント30000×2泊分で無料。
   税、サービス料も取られなかった。但し、元々エグゼクティブフロアが
   設置されて無いからUP GRADEもラウンジも無し。
予約:宿のHPから特典利用申し込み。
印象と評価:ここもまた到着まで迷いながら交通至便で文句なしだった。
   しかしスリッパと日本型コンセントも無い。
   朝食の食堂は内容、雰囲気共に良い感じ。
   BARは軽くビールを一杯、ってやるならむしろ堅苦しい気配も無く
   お気軽に楽しめる。スタッフも十分に好意的だった。
   しかし、、、何か物足りない。う~む、何だったのだろう???

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