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2012年10月13日 (土)

十五日目+1 任務完了。ロンドンから日本へ 2012.5.14、15

欧州グルグル旅 <2012.4.30-5.15>
旅の終わりに迷想ひとつ。

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【終わってしまえば 何でもアッという間】
帰国日。
TK1985便 イスタンブール 13:05発 ヒースロー15:15着
NH209便 ヒースロー 19:35発 成田 翌日15:20着

午後のFLIGHTだし昨夜の酒残りから少し寝坊しての起床。
遅い朝食にチャイを。器も味も面白いが煮詰めた紅茶みたいな
ものでコレばかり飲んでいると便秘になりそうな気がする。
実際のところトルコ人はどうなのだろう。

旅の後半は起床時にいつも喉が痛い。余程に飲みすぎかも。
と、くつろぎながらもう一杯チャイを飲めば宿の出発予定まで
一時間を切ってしまった。惜しい。

来た時と同じく一駅のみの市街地ケーブルカーからトラム、
そしてメトロを乗り継ぎ空港へ。
旧市街地は改めて見ても道幅は狭くトラム路線、兼、一般道路
ッてな感じでこれでは渋滞も仕方ない。総じて車両よりトラムに
優先権がある様子で郊外では専用軌道にもなっていたからTAXIより
トラムの方が時間的には確実なのだろう。

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トラムから空港への(あるいはその逆も)地下鉄乗り換えは
アクサライ駅で可能なようだがコッチの何とかって駅の方が
遥かに便利だと思う。

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【帰りも厳しいイスタンブール空港】
しかしイスタンブール空港の保安検査は厳しくターミナルに入る前に
手荷物検査、CHECK-INカウンタ入り口では係員に色々と質問される。
何日滞在したか、仕事か休暇か、等々。まるで入国審査のようだ。
ゲートで半券にして機内に搭乗の直前にも。
もう帰るだけなんだから、ほっといてくれだよ。

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ギリギリまで現地滞在を楽しむかと空港で待ち時間はそれ程無いまま
とりあえずトイレと見物でトルコ航空のラウンジへ。
こりゃビックリ。やたらと広いし料理人が目の前で地元料理らしき
ものを振舞っている。各地の航空会社待合室と比べてもイスタンブール
のは凄いな、だった。広さ、調度品、雰囲気、は評価が高い。

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シンガポールのシルバクリスやANAのSUITE LOUNGEより良いと感じた。
とりあえず時間の関係から休憩する間も無く、ワイングラスを
片手に立ち飲みして終了する。

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【何か違うぞ案内本】
今回、トルコは初訪問だったのでこの場所だけは本屋で買った一冊を
持参していた。「るるぶ」って奴ね。
が、あまり役に立つ記事は無かった。地図に関してはそこそこに
分かりやすかったが(それでも迷った自分って???)十分満足と
いうわけでもなく、それに一種の情報誌のくせに交通機関は記載内容が
現地事情と一致していない。端的な例は「るるぶ」に限らないが
運賃の類である。とすれば日本は本当に物価が安定していると言うか
デフレ基調なのか。

正直なところ、食事や物産品の店舗情報は記事としてそれ程価値は無い。
もう少し交通機関の利用法やその路線網とか指差し表現で実用的な
会話例を重点的に解説したものが有っても良いと思う。
一般論としてこういう名所、名物が有ると言う程度で十分だろうな。
だから店の記事を掲載するガイド本よりも単に業種別の店舗位置を
示す地図本の方がありがたい。そうして見るとバンコクで重宝する
あの怪し気な月刊誌も巧くまとめられているものだと感心する。

案内本を見て思った一つに土産物の類は随分と高い価格が
記載されている。取材時点で店屋の言い値そのままを記載したのだろう。
ある意味、不親切である。こういう話を記事にするなら交渉によって
価格が決まるのが異国の通例だと思うので同じ様なものでも幾つかの
店を廻って価格帯はこの範囲だったとか、値引き交渉でこの価格で
最安値は買えたとか、その時の決めセリフはこうだったとか。
そういうものの方が観光情報としては価値があると思う。

実際に「るるぶ」で書かれていたモノの価格は現地でQUOTE MEと話を
した場合より随分と高かった。日本の商売で値引き交渉と言う習慣は
無いからこうして「吹っ掛けられる」のが定着するのだろうか。

それにしても何かの記事で読んだがトルコはトルコ人さえ居なければ
最高の観光地だと。全般に友好的だがそう思える面も確かにあった。

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【英国入国審査官向けの戯れネタである事を確信】
ヒースロー行きはほぼ満席状態だった。機内娯楽では世界の長寿番組
「トムとジェリー」にオズの魔法使いを合わせた長編アニメをやっていた。
ドルーピーも出演で声優は玉川良一では無かったが良い声だった。

機内アナウンスでは現地天候は雨、気温11℃だと。
冬場に東南アジア方面に行くよりも随分とマシだが気候の差は
特に衣類が旅の荷物になる点で難しい。

到着した入国審査にてロンドンへ来た理由を聞かれる。
過去何回か使った定番ネタで「乗り継ぎなんだけど少々の時間が有るから
HEATHROW EXPRESSで市内に行ってFISH & CHIPS を食いたいと思う」
そう言ったら随分とウケた。ブラッセルの時と同じく隣のブースの
係官も乗ってくる。本格の女王様英語は良く分からないがウーピー・
ゴールドバーグを思い出させる女性係官は同僚と「こいつは本日一番の
STRANGE PASSENGERだ」と大喜びしている。
そんなに好きなのか?と尋ねられて 「いやいや、まだ食ったこと
無いから是非一度、体験したいのよ」と答えればまた笑ってくれるが
結局、入国関連の質問はされないままだった。
あれだけ日本人訪問者が多い国だろうから入国審査でこのネタを
使った人が他にも居るに違いない。反応はどうだったのだろう?
実際のところは油物料理というイメージがあるのでそれ程食いたいとは
思わない。だからやっぱり未体験のまま。

ふと思い出したがイスタンブールのハム類は妙に赤かった。
あれはイスラム圏なので材料が羊か魚肉だったのだろうか?

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【これで終わり、の帰国。 と あとがき】
しばらくの待合室はシルバクリス。随分と狭くて地味だった。
酒はバーカウンタで作ってもらい料理はテーブルのメニューで選び
奥の厨房から運ばれてくる様子。いくら無料でも何だか面倒くさいや
でウイスキのみ。
あらためて荷物を整理して一杯やりながら旅のノートを読み返す。
半月程度のものでも事故事件に病気の類で厄介事に至らなかったのは
幸いだ。

帰路の便で飲み物を尋ねられたら日本酒と焼酎ばかり。機内のことは
あまり覚えていない。往路の高揚感とは全く違う気分のせいか。
キャビンウエアってか寝る時のパジャマが随分と気に入って客室乗務員
の人に答は分かっていても作法として「これイイですねえ、物の性質上
使い回しをするとは思えないから持ち帰って良いですか」と質問すれば
では新しいものを用意しますと未開封のをくれた。
寝巻きやバスローブの類は寝相が悪いからどうにも駄目なんですよねえ
と言い訳をする。客室乗務員の人も同意で旅の宿では帯一本だけになって
目がさめる事があります、と笑っていた。それはドンナ寝姿なのか
聞くのは野暮ってモンでとりあえず目の前の客室乗務員さんの姿を見て
想像するだけに留める。うーーーん。。。

晩飯前に実家へ到着する。明日からは香港、マカオ、珠海編に出発だ。
プラハの痛手を補填できるか?あるいは夏のボーナスまで質素倹約生活に
転落するのか。
(この稿了時点でそれは半分返してもらったような過去の事だが
結局、終わってしまえば何にしろ どうって事ない終わった話だ)

あの平間康人氏も記していたが旅は考えただけで心躍る時がある。
勿論、そんなものは人生の中に不要な人々も多いはず。
自分には平間氏だから可能な重金属系ハードロックのような旅は無理だし
☆たくさんの食堂や宿で豪奢贅沢を出来るわけも無い。

ただ今しばらくは内容がどうであれ自分に必要なものだと自覚している。
何をするでもなく普段の生活と居る場所が違うだけのことだろうが
コレが無いとどうにも退屈してしまう。

そうして戻ってきた時、自分の国が日本で良かったなと思うのである。
この心情風景を描写するならJoJoの奇妙な冒険で何篇目かの最後にあった
BGMにビートルズのGET BACKが出て来た時の雰囲気やね。

【本日の宿】
宿名:全日空NH209便、と実家。
場所:LHR-NRT間。杉並区。
費用:特典航空券と慣習によりタダ。但し燃油、税金手数料と土産物代。
予約:ANAのHPから、と電話一本。
印象と評価:新造機のFクラスは寝心地良かった。出発前にシャンパンを
頼んだら税法上の問題で離陸まではスパークリングワインのみの提供だと。
道楽の一場面でも世の中の仕組みは色々あるものだ。
それにしても俺ャあ最後に暮らす場所は何処だろか。

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コメント

あ、どうも今晩は! 
やはりねえ、、、旅は要らない人には何の役に立たないでしょうが
規模に関係なく人生の味付けには随分と良いものだと思うのでありますよ。
なんて大袈裟な表現じゃなくても面白いもんだし そうやって
旅先でもこうした場所でも名を知った人と話ができるのも嬉しいもんだなあ
って思うのです。

RIKIさんの展開も佳境に入った頃合でしょうか。
アムステルダムは随分昔に一度行ったきりですが
自分にとっては非常に印象深い街でした。
なにやら近日に再訪したくなる気持ちの予感が。。。

特に鉄道大好きの自分にとって居ながらにして旅を想う事ができる
RIKIさんの記事が楽しみでもあります。

またこれからもよろしくお願いします。

投稿: 庵主 | 2012年10月21日 (日) 21時14分

御無沙汰しました。RIKIです。
欧州グルグル。楽しく読ませていただいておりました。
自分は、ほとんど美術や音楽に興味を持った事が無かったのですが、折角のヨーロッパ旅行ならば、やはり芸術の楽しみを加えると、より旅に深みが出るなぁ~、と勉強させられました。
それとプラハのカジノでの痛手は、お気の毒とは感じつつも、あのような経験を踏む旅行こそ、旅の楽しさかなぁ~と読ませていただきました。また、ウィーンやイスタンブールでの宿については、苦労も無く見つかれば、それに越した事は無いですが、あのエピソードは、特に印象に残りました。そして「良い旅行をされているなぁ~」とつくづく感じた部分でも有ります。

次の旅行も企画されているようですね。また時々、立ち寄らせていただきます。

投稿: RIKI | 2012年10月19日 (金) 00時22分

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