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2012年12月30日 (日)

2012年札幌忘年会の巻 ハックション! <2012.12.7-9>

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このイベントが終わって翌日に小沢昭一氏が亡くなられました。
 
子供の頃にTVで観た(巨泉のクイズダービー)時には何か大袈裟な
演出じみた役者だなあ、とそれ程好きではなかったのです。
しかし歳を重ねて自分が大人というものになってみれば氏の面白さと
言うものが後年ようやくに理解できたのであります。
 
「小沢昭一的こころ」の珠選集が発売されたならば必ず買うでしょう。
 
氏は芸人の範疇にとどまらずエッセイストとしても興味深い作品を
遺されました。旅にまつわる記録もまた多いのでして今回、
小沢氏を哀悼して捧げる記録としたいと思うのです。
なァんて書いたところで無関係な毎度のスットコ庵主には違いありませぬ。
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<何故か忘年会々場は札幌>
さて世の中、綿密な計画を立案したつもりなのに想定外の結果に終わる事が
ママありますな。あるいは成り行き任せや勢いで予想外の展開になったり。
 
昨年末に一緒に飯でも食うかと街中に出かけたものの繁盛の店ばかりで
二時間近く探し回った互いに職場や受け持ちが全く違うオヤジ三人組。
休憩時間の雑談で今冬も何かやるかという雰囲気が自然と出来上がって
それなら何処かで忘年会をやろうという話になった。
 
自分以外の二人は毎月どちらかが海外出張で出かけているような人間だが
どういうわけか社内のそうした連中は大抵の場合、スターアライアンス系を使う。
あえてJALを選ぶ人間を実際、聞いた事がない。
自分の旅道楽にしても選択できる限りスターアライアンス系が殆ど全部。
地元空港から全日空就航先の話になり、そいつは沖縄か札幌しかない。
雑談の発展先がいつの間にか「じゃあ、雪を見に行こう」という事になった。
比較的温暖な地に住む呑気さというか。
 
今回の「基本旅費用」を最初に書くと¥29,900なり。
 
地元から札幌往復航空運賃にススキ野地区の宿代二泊分。
金曜出発、日曜帰りの週末旅程なのに破格の安さで
これはANAのHPから自分で航空券と宿を選択する
「旅作」ってのを使った。
海外の場合だと独りツアーは割高感ばかりだが国内ならこれは
下手な旅行会社に頼むよりも非常に優れた選択肢になる。
事実、自分とって定番の九州方面では随分と世話になったが
国内旅行なら最強の部類になると思う。
(但し同じ旅程でも選択時期によってかなり値段が変動するようだった。
今年の九州行きは早くに決めれば良かったがタイミングを逸して
同旅程なのに¥10000ほど割高になってしまった)
 
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出発日。前日の天気図は北海道に台風が来ているかのような
気象等圧線の間隔が狭い荒天だった。実際に欠航が相次いだらしい。
果たして飛ぶのか?の心配も結果的には一日の差でセーフ。やれやれ。
 
空港で待ち合わせとして午後から休むつもりだったのが
朝から一日休みに変更してしまった。
普段から旅前夜ともなれば心落ち着かぬ状態になるのだから
こんな時に出社したところで仕事に集中できるわけもないだろうし。
人間は思い切りが大事である。
世間では忘年会シーズン、あるいは期末試験の頃合だろうから
こういう時期に出かける人間は少ないのかも知れない。
空港へ向かう道に車は通らない。地元の茶畑と遠くに富士山が見える。
そして旅を暗示するような枯れススキの野原。どうなる事か。
 
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同行のM三氏はアップポイントでP-CLASSにUPするという。
それなら御一緒にと前回のベガス編で使い切ってしまった自分と
T丸先生も当日払いで。金額は¥8000なり。
しかしどういうことか機内食の準備が出来ないという事で¥2000だけ
払い戻しになる。
ANA国内線のP-CLASSと帰省時に使うJR東海新幹線の10号車を
比べたら絶対的にANAだ。座席周りと時間的には大体同じ。
新幹線のG料金は¥4000で航空機の半額だけどサービスは紙オシボリ
(ひかり号限定で「こだま」では同料金なのに無い)と車内雑誌だけ。
対して機内では食事付きで待合室と同様に飲み放題。この差は大きい。
地元空港に待合室は無いけれど機内では焼酎×2、スパークリングワイン。
寒冷地に備えての準備が出来上がる。
 
003
 
<さて宿へ。忘年会初日>
流石に地元と比べれば随分と涼しい新千歳空港に到着してから
宿の場所はどの辺かと選択したM三氏に聞けば知らないと。
その宿を選んだ理由も特に無いらしい。
で、同行両氏に北海道は何回目かと質問すれば二人とも初めて
だそうで成り行き任せの真髄だなあと感心した。そんな場合じゃないが。
旅程表の最寄り駅から土地の人に尋ねながら幾分の遠回りをして到着する。
 
忘年会宿泊先はホテルサンルート ニュー札幌。
これは随分に良い宿だった。旅費用から見ても相当な上出来になる。
一人なのにTWIN部屋で広さも十分だ。
朝食付きで内容も文句なし。(惜しい事に最終日は時刻の関係から放棄)
 
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全国の中でススキ野は福岡の中州と並び相当に名の知れた繁華街だろう。
自分も名は随分と耳にしたが何処のどんな場所かも知らなかった。
と、思っていたのが見覚えのあるNIKKAの看板風景を見て思い出した。
初めての北海道は放浪過去帳によれば2003.10.24-25でh社イベントの時だった。
OFF会の時に見た記憶がある。もう九年も経過したのだなあ。
当時と違う状況で同じ場所に居るのが不思議な気分だ。
 
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集う会場は普通の居酒屋。内容も札幌だからと言って特別の事はない。
だが日常と離れた場所で非日常的な催事をすることに意味がある。
酒食もこなして同行二人はススキ野探訪に行くと言う。
自分には苦手な方面なのでとりあえず探索した店舗の雰囲気を
見たところで翌日は適当な頃合に時計台のあたりで会おうと一旦解散。
 
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宿への戻り道でラーメン横丁に。狭い路地両側に店が並んでいて
不思議なことに店の外で何人かが待っている店もあれば客が全く居ないのも。
この差は何だろうか? ラーメンは嫌いな食べ物ではないけれど
待つのも面倒なので空いている店に入れば何とはナシにその差の
理由というのが分かった気がした。食って感動と言う名の味付けが薄い。
 
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<北海道は相性良しの旅打ち庵主>
わざわざ出かけたのだから土地の観光でもすれば良いと思うのが普通だろう。
もう随分と特別な目的が無い限りはただ日常の世塵を離れただけで満足して
名所旧跡の類を訪れようなどと考えなくなった。
一番の楽しみは何かアタリマエの食事とは違うものでも食って
小奇麗な宿の寝床では出掛けに選んだ本と晩酌を手にしながら
緩々と時間を過ごすことだ。
 
しかし北海道と来れば初訪問動機はh社イベントだったのだから
その手の店舗を見ないわけには行かない。
内容として十分すぎる宿朝食を済ませ、ソソクサと狸小路アーケードへ。
ツキの正体とは単なる偶然である。しかし旅先での良い偶然には
気分上々となるのも当然でしばらくの間に旅費用+αの結果になった。
 
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程好い頃合にT丸先生から電信文が来て時計台で会おうと。
観光無縁の自分もココは訪れてみたかった。見学して仕掛けの緻密さに驚く。
見事なアイデアだよなあと案内ビデオの内容にも感心する。
設置当時の建物は農学校の一施設だったらしい。昔の人の苦労にも脱帽だ。
見学の合間にも雪は続く。土地の人には大変だろうが訪問者の自分には
ただ珍しいばかりだから目にする風景が面白くも感じてしまう。
 
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そうして同行連中とも再合流する。先の結果から良い目が出たってんで
昼飯は俺が寿司を御馳走するぜ、となった。
 
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小樽に行こうかという案も出たが時刻として店が夕方前の仕込み休憩に
なっている可能性から札幌で。駅の案内所で寿司屋は無いかと質問したら
「回転寿司ですか?」などと言いやがる。「いや、本格のやつよ」と。
そんなわけで駅ビルの中ではあるけれど三人並んでカウンタだ。
ニシンの握りは北海道ならではだろう。数の子が大きく、ンめぇ事ったら。
 
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<これもススキ野?>
オヤジ連の散歩は継続する。そして雪もまた絶え間が無い。
札幌には市内路面電車があって丁度、市街周辺を循環する経路に
なっている様子で、こいつを使って市内を車窓見物しようかって。
 
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と、乗り場の交差点路上には何のバイトか娘がティッシュ配りをしている。
誰が最初に受け取って声をかけたものだか当の娘にしてみれば
オヤジ連に囲まれて一体何事かと思ったかも知れない。
しかし雪の中で誰も見向きもせぬまま愛想を振り撒く姿にT丸先生は
マッチ売りの少女を想起したと後に述べていた。まったくそんな雰囲気だ。
「俺らは市電でチョイト街中見物してくるからまた後でね~」と。
 
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その市電車中は程好く暖房が効いていて見物どころか居眠りをする。
起きていた所で日暮れた車窓風景は変化の無い雪ばかり。
 
終点になって先の場所に行けばマッチ売りの少女は二人になっている。
バイト仲間だと言う彼女らは小学校からの友人で今年に高校生になったと。
いくら旅先で娘相手の会話は和むものがあるにしたって、こりゃもう
年齢的に自分の守備範囲外どころか異次元生物みたいなものだ。
(ただ会話の合間に見る屈託の無い笑顔ってのは良いもんだなと思った)
 
とりあえずバイト先の店に行こうかという展開で FIRE SELLER GIRLSに
先導されて。やはり自分の路線ではないから同行二名に調査任務を頼み
しばし自分は散歩とする。しばらくの後に待つ間にも雪は一層と積もる。
再合流して話を聞けばT丸先生は女子高生の膝枕で耳掻きでもしてもらい
ソコソコに悪くは無かったということらしい。
 
015
 
店先での別れ際に「おまえさんらを来年あたりTVで観る事になるかもなあ」
と言えば相手は「ナイナイ!」と笑っていた。
しかし現代ではある日、突然に普通の小娘がそういう魑魅魍魎、百鬼夜行の
世界に足を踏み入れてしまっても不思議ではない気がする。
(SF 49'ersのジョー・モンタナは生涯に忘れないだろうが日本の48って方は
相変わらず誰の顔も知らない)
 
しっかしまあ、耳掃除をしてもらうにも話が噛み合いそうに無い小娘を
相手にするくらいなら俺ャあ、マカオあたりのサウナでフトモモを
スリスリしながら(客の態度が悪いだけでそれがサービスの内ではない)
やってもらう方が余程に良いと思う。
 
<忘年会終演>
忘年会二日目はカニにするかと。しかしこれも札幌だから特別に安いという
訳でもないが晩酌気分はいつもの日常空間とは全く違ったものだ。
 
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雪は続く。調べてみたらこの日の地元から札幌便は欠航になったらしい。
ということは明朝の帰路便が到着しているのか、いないのか???
(あるいは初めからベースの札幌に駐留したままか?)
どうであれ明日の早朝には新千歳空港へとりあえずは行かねば。
宿部屋に戻り外を見れば昨夜よりも一層に積雪が見える。
 
日常習慣として冬に暖房は使わない。特に理由があるわけでもないから
自分でもどうしてそうなったのか分からないが時々に窓は薄開きにして
外の寒気と同じ環境で寝ることもある。
そんないつもの癖のままにしていたら窓枠にはツララが出来ている。
北海道なのだなあ。。。
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日の出が早いはずの東方でも夜明け前の雰囲気で宿を出発する。
タクシーから見る路上と沿道は雪ばかり。
札幌駅からの空港快速は満席だった。
扉近くで立って通り過ぎる雪景色を見れば帰る時まで北海道を実感する。
 
空港では各方面に前日欠航から搭乗手続きの乗客が随分と行列していた。
幸いにも自分達の便は通常予定だとか。安堵して最後は土産なんぞを。
北海道の名物は色々だろうが自分にはチーズ。バーボンで洗ったってのを。
良い感じだったが惜しい事には帰宅したその日の内に食ってしまった。
もう幾つか買っとけば良かったなあ、と。
 
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考えてみれば同日程で職場の忘年会だったのに全くそちらは
この企画が出た時点でどうでもいいや、になってしまった。
酔狂とはこういうものだろう。到着して解散となる。
018
 
簡単な反省として「次回は暖かいとこにしよう」って。
冗談とは思えないところが何ともいえない。
2013年はどうなるか。

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