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2013年3月20日 (水)

季節の終わりに食道楽 SYDNEY & BANGKOK <2013.3.9-12>

001

この冬の季節、国内ではノロウィルスの報道を何回か目にしました。
二枚貝や牡蠣の類には要注意とか。そいつが影響したのか普段の
地元店先でも生食用牡蠣を目にする機会が少なかったのであります。
もっとも、生食用を買ったところで生では食わず鍋やウドンと一緒に
煮込んだりフライの類にしてしまうのであります。

度々書く様に自分の場合、インゲン豆はどうしてもダメですが
好きな食い物ならば寝床の中で思い出そうとすると種類の多さに
途中で寝てしまうほどであります。その筆頭格は生牡蠣で。
極端な話、こいつの為なら何処にでも出かけるというくらいに。

牡蠣は日本ならば冬の食材であります。俗に英語でRの文字が
付く月のものであるとか。北米のシアトルやサンディエゴだと
五月でもナカナカに楽しめたわけですがボチボチ当分は喰えない
時季になるのですな。

近々にフラフラ出歩きは止めようと思っていたのでマイル消化と
終盤の締めくくりをどうするかと考えていたところ今冬の物足りなさ
からシドニーへ牡蠣を食いに行く旅に決定。
睡眠時間を超える長旅は苦痛になってきたのでC-CLASSの特典旅程を
色々調べてみれば懐かしいB747と新鋭のA380両方を
楽しめるウマイ日程を発見して即座に申し込みであります。

それともう一つはバンコク。
単に乗り継ぎで一泊の暇つぶしと思っていたのが学生時代の
ネットワークから当時に随分な世話を受けた悪友仲間が現地駐在
だとかで10年振り以上で会える展開となりました。
チョイ前には誕生日から一つ歳を加えたものの、こうなると毎回の現実逃避
以上の高揚感が出てくるのが当然で昔に戻る旅みたいなもんですなあ。
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さて出発の土曜日。
休日の目覚めは毎度爽快だ。旅には毎度の儀式として
シャワーと爪切り。長袖の上に半袖を重ねた旅姿で出発する。
駅までユルユルと歩く間に少しばかり額に汗が浮かんでくる。
三月となって急に暖かくなった。春が本当に近いのだな。
浮かれ気分になるのも自然な事だ。勿論、理由は気候だけではない。

002

在来線に乗って地元の空港からOZ125便ソウル仁川空港行きだ。
CHECK-INカウンタの客はコチラの地元民よりアチラの人達が多かった。
航空会社の待合室は無いので代わりに¥1000分の食事クーポンを貰う。
こうなりゃ先ずは出発祝いの一杯だな。
上機嫌に拍車を掛けてボチボチ出国しましょか。

003

と、旅先では常に納得や心地良い物事ばかりではない。
空港での手順として必ず保安検査というのがある。
自分の場合、保安検査も税関も今までに何やかんやと言われた記憶が無い。
一種、感知機を普通に通過すれば係員が無作為抽出で確認検査を
しているから協力しろと言う。断る理由が無いから承諾したら
体中、上から下まで前も後ろも、ってな感じでベタッと撫で回して
調べられる。相手が若い女性なら歓迎でもあるけれど正直なところ
「虫唾が走る」とはこういう感覚なのかと実感した。
満員電車で痴漢に遭遇してしまった人の心理まで何となく分かる気が。
それにしても何で自分に白羽の矢だったのだ?
任意というなら次回のそんな機会は絶対に断るだろう。

004

そしてライター。日本発なら没収される事も無い。しかし今年から
国交省の通達で液体物の一種として持ち込むならビニ袋に入れろと。
今年になって前回の羽田発香港路線ではそんな話を聞かなかった。
係員は丁寧にも用意されていたビニ袋に入れてくれる。
が余計なお世話だ。出国手続き後に出してライターはポケットへ、
袋はゴミ箱行きだ。こんな規制に何処までの意味がある?
現場の係員には色々苦労が有るだろうが国交省役人の馬鹿さ加減が
察せられるってなもんだ。

005

アシアナ航空で出発。搭乗客が余程に早く揃ったからなのか定刻の
12:45から15分も早い。遅れる事はあっても早発は初めてだ。

0051

機窓から眼下には見慣れた風景。
居住地上空を通って普段の勤務先が川沿いに見える。
最初に手にするものはワイングラスで最後に手にしたものも同じ。
紅白ワイン合戦みたいに幾つかを。機内ではC.A.の人が見回りの
ように巡回してコチラが空いていれば「もう一つどうですか」と
勧められるままに。

006

到着して空港バスでHILTONに。運賃はW15,000なり。
乗降口横にはカップ水が入っている。一つ貰って到着の一杯を。
韓国では両替ナシ。乗継まで5時間余りを自宅の外貨貯金箱から
持ち出した元手W200,000チョイでしばらくのBLACK JACKのつもりだった。
いつもなら自制心の無い勝負は敗着の基本なれど予定時刻を少し
過ぎてギリギリまで。それでもソコソコの収益だったから
まァ、よかろうだ。だが良くない部分もある。
常々書いた様にソウルの7LUCKはルールとサービスに関して世界でも
BLACK JACKでは最上の部類になる。しかし会場の狭さに加えて
客層の悪さに辟易する時がある。特に日本のオヤジグループ。
後から座ると露骨に嫌な顔と態度をされる場合が多い。どういうわけだか
例外無く、そんな彼らの顔つきは洗練されたものではない。
(青木某氏の漫画に出てくるような街の金融業が商売かいな?って雰囲気だ)

007

ともかく空港に戻ろう。甘味飲料を最後に買ったのはいつだったろう。
鉄道ホームの自販機で甘物を断つ以前に飲んでいたコカコーラ社製品を
気まぐれで買う。この頃は地元のコンビニでも見かけないが全く昔の味だ。

008

OZ601便20:20発ソウル仁川からシドニーKINGSFORD SMITH空港へ飛行時間は
10時間ほどの夜間飛行。機材はB777-200でも惜しい事に新鋭座席の
QUADRA SMAERTIUMではなかった。まあ、仕方ないか。

仁川空港では出国審査後に売店でペット水を買う。
ところが搭乗直前ゲートにて手荷物検査があって係官に没収されてしまった。
普通は制限区域内に入ればOKじゃないかい?と思うのだが
REGULATIONSの関係でダメなんだと。
それから免税店で一本仕入れておくかと買おうとした時も
行き先がシドニーだと言ったら売ってくれなかった。
実際、オーストラリアは各種持ち込み品の規制が滅茶苦茶に厳しい。
観光一泊だけの滞在でも査証が必要で何処か偏屈な国という印象もある。

009

各国航空会社の中でシンガポールSQ便とエミレーツEK便は毎回、各種
ランキング上位の常連になっているそうな。全日空NH便と共に
アシアナOZ便もまた評価が高いらしい。
機内では明朝に海鮮市場へ行く予定でもSEA FOODを選択する。
ホントに肉食から遠ざかりつつある。そしてワイン。
自分は味が分かるほど洒落者じゃない。毎回何処で何を飲んでも
同じに思えるのがVILLA HUESGEN RIESLING KABINETT2010っての。
これはウマカッタ。味覚的な拒絶ではなく一種の自身に対する
戒律として甘いのダメな自分に食後にポートワインと寝る前の
アイスワインも上出来だった。そしてこの10年くらいケーキを
食った記憶が無い。何かの機会で出されたって手をつけない。
が、久しぶりにチーズムースのやつを残さずに喰ってしまった。
後は寝るだけ。途中、一時間毎に目が開いてしまったような気がする。
そんなのを何回か繰り返せば朝になりシドニー到着08:30だ。

010

最初に行くべき場所は海鮮市場へ。
一人なら鉄道利用が良いと思う。窓口で買うか自販機でもOKだ。
窓口ならば具体的な駅名でも良いしCITY AREAと言っても良い。
AU$16チョイだったか。
シドニーの場合、異国には珍しく電車も乗車時間は長くない。
15分少々でストレスも無い。
空港からなら?マークを逆からなぞる様な経路で市内中心部を走る。

011

中央駅で下車して映画で観る様な刑務所での接見場所風の窓口で
近郊鉄道路線の一日券を購入する。中心部のみの移動なら価値判断は
難しいが鉄道を使って市内移動するなら便利かもしれない。
但しバスやトラムにも使えるがモノレールには使えない。
ロンドンの地下鉄と同じくゾーン制になっている。元首が同じ
女王様だから交通制度も同じってなわけだろうか。
市内観光なら最安値のゾーン1ので十分な気がする。
で、このDAY PASSは変でもある。
空港直結駅は市街鉄道の一駅なのに空港利用に限り使えない。
つまり別料金なわけで。例えば一日券で観光後に空港へ行くなら
ゾーン内でも別に切符を買う必要があるのだろう。

012

ともかく駅前からトラムで市場へ。
このトラム。一回利用なら切符は車内で買え、となっている。
そのためか検札もキッチリしている。乗れば車掌さんが車内もれなく
廻ってくるってな感じで。一回幾らだから単一利用なら小銭を
渡して買えば良いしDAY PASSなら軽い挨拶をしながら見せて
レシートを受け取るだけ。

013

そして到着だ。とにかく指差しとヘタクソ英語で半ダースずつの
生牡蠣にロブスタを半分に切って貰って白ワインを。
クヮ~~~! ウメェ!! このために来たのだが裏切らないねえ。

014

そうして市場内の店舗を歩く。そう広いものじゃない。
が、別の店で並んでいる殻付きのを見ればもう一回。
半ダース頼んでツルリと食って更に半ダースをもう一回だ。

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結局、2ダース=24ヶを瞬間芸で喰ってしまった。
ホントにもう味付けは柑橘果実の汁だけ。

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ロブスタに関しては西洋と東洋、つまり日本風の二種類があるらしい。
衝動的に最初の店で西側のを食ってしまった。見た目はどちらも
申し分ない。むむむ、そうして見ればEASTERNを追加で一匹と思うのに
日常生活の粗食&少食が災い?してもう十分に一杯感覚だった。
(くそ~、この原稿書いていたら また喰いたくなった)

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満腹で満足して次は食休みのBLACK JACK。トラムにて二駅隣の
STAR CITYヘ。下車して上がれば入り口は目の前だ。

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大体がマカオやソウルと比べれば当地のルールは厳しく
サービスも不満。テーブルで飲み物を頼めば有料で
しかも待たされる。腹が張れば気持ちは緩む。気が付けば
随分と持っていかれた。気持ちを切り替えて冷静に。結果的には
収益を得てスパッと切り上げる。宿にCHECK-INできる時刻になっている。

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宿にはモノレールに乗ってHILTON。立地には不満ナシ。

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まあ、そのね、何と言うか。ロビーでさ、宿の予約表をクタビレタ
デイパックからゴソゴソと出そうとしてたら隣には若い娘の二人組。
会話が日本語なんだな。ドレスコード無縁の自分と正反対に随分と
センスの良い高価であろう服装とブランド店の買い物袋。俺ャあ、
彼女くらいの年代(二十代前半)の時にそんな暮らしを楽しめたかなあ。
ふと理由の無い、正体の分からぬ虚しさを感じる。
ともかく日本が豊かになったというなら悪い事じゃないのだろう。
他人がどうであろうと結局、自分は自分さね。

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いつしか夕食時になる。
その前に宿前の両替商にて旅の元手を日本円に戻す。残った収益が
AU$600余りなら上出来なれど、比べてみれば空港のレートは極悪だ。

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散歩として翌朝、空港に向かうための交通手段を下見しながら
中華街に行こうかい。焼鴨と海鮮炒麺にワインを一本。
フカヒレスープは何か模造品みたいだった。(最近、そんな事例が有るとか)
とにかく久しぶりに本日は喰いすぎてしまった感じ。

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モノレールで宿に戻る。この市内循環形式の交通機関は2013年
六月で終了となるそうな。ということは今回が自分にとって乗り納め。

027

部屋に戻れば昨夜の移動寝不足からなのか、いつしか枕を抱きながら
朝まで一直線だった。

028

昨夜の食い過ぎ感覚からか朝飯はコーヒーとシリアルにサラダのみ。
英語国圏でもあるし今年になってからの学習を試すかとcheck-out時に
少しは現地の人と話を余分にしてみようかい、などと思っていた。
フロントデスクにて英語で話し掛けてみたら流暢な日本語が返ってくる。
名札を見たら純日本人スタッフだった。。。
(遠目からは現地のアジア系住人かとばかり思っていた)
まあ、無理に意気込むと大体はこんな展開になる。

029

近所のセント・ジェームス駅から空港に移動だ。
鉄格子風の窓口では白人のオッサンが切符を売ってくれるが
普通に会話して普通に買う。まあ、自分のレベルでも普通の話。
空港でも特に困惑は無く。これは旅行動の範囲内の話だから
一応は経験から出来る程度でも街角なら耳に入る他人の会話は
理解が難しくて全般に修行不足を痛感した。 

030

シドニーでの印象はとにかく最近の日本と比べれば青空だったこと。
ふと思うに大気汚染の本家みたいな中国では某路線女優の
「蒼井ソラ」なる人が一部には大層な人気だとか。
自分も一応は作品を拝見した記憶が有るが特別、ファンでもない。
これは演技内容より名前の「あおいそら」と言う意味が中国男性へ
憧景を与えるのかも知れんなあ。(んな事ァねェか。。。)
そして物価が高い気がする。トラムは単発乗車だとAU$3.幾つか。
コンビニのPETボトル水はAU$2.75で。
う~ん、そうすると日本が今までデフレ基調だったわけかね?
(個人的にはそれでもイイや、と思っていた)

疑問だったのは宿の枕銭。チップの類は紙幣でやるものだと
思い込んでいるので手持ちの最低額面はAU$5ナリ。
これだと気前が良すぎるよなあ、って。
実際、訪問客はどうしているのだろう???
米国でUS$1紙幣が多く流通しているのは合理的だと思う。

031

TG476便SYD発10:00でバンコクへ。なぜか白人客が多い。
待合室はニュージーランド航空のモノだったが受付の行列を
目にしただけで嫌になりU-TURNする。
搭乗してみればB747は趣き深い機材だとつくずく感じた。
但し隣人が悪い。 オマエ、俺より背が低くて脚は同じくらいの
長さじゃねえか、って白人男性客は座席に足休めの場所が
あるのに投げ出したような姿勢で。行儀に関して他人をとやかく
言えるモンじゃないがこういうのには拒絶反応が著しい。
こういう姿勢には自分でも理由が分からぬ不快感がある。

機内食ではPAN FRIED SNAPPERなるものを。魚介類になる。
しっかし、ホントに肉から遠い生活だな。それだって
嫌いじゃないのに。
そして食後にはバニラソースのマカダミア・アップルタルト。
ウマイ。自分の何が変わったのかまた甘菓子を食ってしまった。

選択式機内番組で久しぶりにボイジャ-1、2号のを観た。
打ち上げから35年以上を経て今も宇宙の何処かを
飛んでいるらしい。現代の技術ならばソレ以上の計画を
実行できるのだろうが残念ながら人間は地球上にある
種々の問題に対応する方に忙しくて自分が生きている間に
こんなミッションはもう実行されないだろう。
生活空間の尺度に宇宙を持ち出す事自体が間違いだが
何となく、自分は日常生活でどうしようもなく限定的な
範囲だけで這う様に生きているのだなあと思ってしまう。

夕刻前に予定どおりのバンコク・スワンナプームに着陸だ。

そして出発前の段取りと同じくゲートを出て大学時代の
同好会仲間であったケンケン氏(当時の渾名)と再会する。
最後に会ったのは彼の祝言披露に呼ばれた前世紀の話だ。
在学中は新小岩にあった彼の下宿に随分と世話になった。
まさか今回の立案後に再会出来る展開になるとは思わなかった。

彼は三年ほど赴任滞在していて来月から帰国するとかで絶妙の
TIMINGが面白い。日程的にも一週間前なら選挙日だったらしい。
(バンコクでは投票日週末は禁酒法時代みたいな雰囲気になる)
昨年末の同好会OB集会で「おめえはバンコクで彼女と
暮らしているって噂だったぞ」と言えば「その彼女ってのは
自分の奥さんで最初から相手は変わっていませんよ」だと。
お子さんも四人だそうで何ともメデタイ事だ。
仲間内の話題でも噂というものが実にアテにならぬ実例だな。
バンコク訪問する際には必ず立ち寄るプロンポン駅近所に
住んでいるそうでこれから暫く共に歩き回るにも都合良い。
彼との話で以前に自分を駅周辺で見かけたらしい。まさか
こんな所に居るわけないと他人の空似だと判断したとか。

どうやって市街地へ移動するかと思案するまでも無く
彼の専属運転手が車と共に待っている。すげえや。
でも日系企業の駐在員からすれば普通の事らしい。
異国旅でこんな出迎えを受けたのは初めてだ。
先ずはプロンポン駅前の24INNなる宿へ荷物を置くために
CHECK-INする。訪問の都度に気になっていた。宿代は
最上階でJP\4300チョイ。旅人宿であろうと予想して期待は
しなかったら予想外の清潔さにビックリ。特に浴室周りが。
珍しく価格対内容比で他人にもオススメできる。これならば
比較印象としてコンラッドに宿泊する意味は全く無い。

032

それにしても暑い。
とりあえずは近所のマッサージ屋シャワーで汗を流し軽く
飯にするかと毎度の蕎麦屋「一芯」へ。御馴染みの朝青龍風
店員さんも見かけた。自分は何となく好きで訪問する都度に
食うがケンケン氏は初めてだとかで。蕎麦名所である信州出身の
彼が「これァ、ナカナカ良いっすね」と評価をしたのだから実際に
悪くない店だと思う。但しバンコクは全般に日本の酒類が
尋常でなく高価だ。日本なら千円で買える程度の焼酎ボトルが
2000と表示されている。¥でなく現地のタイバーツだから
事実上JP\6000以上。一時間ばかりでその一本を空けてしまった。
悪くない店である以上に旧友再会という酒肴と趣向が心地良い。

旧友ケンケンに言わせるなら「ソイ・カウボーイに行かずして
バンコクを語る事なかれ」とのことで自分も以前から興味を
持っていた。一種のBEER BARですな。
ただ何回バンコクに来てもシャイな性分が災いして(?)
訪問に至らず。何しろ飲食絡みの店で未体験とくれば着席から
注文、支払いまでの一連の流れが分からないだけに躊躇する。
友人とはありがたいもので色々と教えてもらう。
でもまあ、こういう場所での話は内輪の語りネタとして以下省略だ。

しばしの再会を楽しみ「じゃあ、また明朝に」で宿に戻りつつ
古式マッサージの店に寄り道する。こういうのがバンコクだなあ。
あとはまた熟睡一直線だ。

033

帰りはTG676便BKK08:00発で成田へ。
出発時刻からすれば06:30には空港で手続きをしておきたい。
そうなると随分な早起きが必要なので見送りは固辞するつもりが
宿まで迎えに来てくれるというケンケン氏に結局は甘えてしまった。
早朝五時過ぎには目がさめる。時差を考えると日本なら七時なので
普通と言えば普通だがこの時差は時に便利でもあり厄介でもある。
シャワーで身を清めて荷仕度をすれば丁度良い頃合に電話が着て
ロビーで合流する。記念の一枚を見れば学生だった時から
何十年も過ぎたのにこうして同じ場面にいるのがありがてえ。

到着時と同じ運転手さんと車で空港へ。
ケンケン氏は現地で仕事だが奥方様は運転手、お手伝いさん、
プール付きの家でエステ&SPA三昧だとかで極楽状態だろな。
お互いに学生時代の出来栄えからすれば将来はどうなるものだろうか
と相当に厳しかったはず。一応、成功した部類になれた要素は
無用に不満や悲観や不安視するNEGATIVEな気分を持たなかった事だろう。
空港にて次回は帰国祝いを日本でやろう、と軽く手をあげてサヨナラ。

034

帰路の機材はA380で折角だから窓側をリクエストする。
シートベルトは三点式だった。でも自分の座席のは肩部が外れて
変則二点式になってしまった。先客は勝手が分からず壊したのかも。
座席はANAの新造機77Wみたいな櫛形配列で足元の幅は若干、狭い。
が、文句あるわけがない。洗面小物入れはポルシェのデザインだとか。
(開封せずに職場仲間の土産にしたから中身は知らない)
ただこの路線でケータリングは圧倒的にANAかも。TG便では
ボトル水も無くコップだけだった。

035

そうして5時間弱で成田に到着。
今までの経路からすれば近いものだなあと。
乗り継ぎカウンタで名古屋への発券を御願いする。
予定の339便でなく受付の人は「早い方がよろしいですよね、TRY
してみましょう」とギリギリで一時間早い337便にしてくれた。
頼んだわけでもないのに察してくれる気配りが嬉しい。

出発した自宅に帰着する。
毎回こうして帰ってくれば思うに世の中、周りに知らない連中が
それぞれに暮らしている。自分が知らないのだから存在していない
のに等しい。だが今までに知り合った連中は日常の様子は
分からなくても何処かで生活している。たまにはそれを知る事ができる。
これは何かで読んだ話で。独りでいること自体は特に寂しいことではない。
それなりに自分の世界だ。だが本当に孤独になるというのは。
いずれ自分の人間付き合いの世界は段々と狭くなる。
歳月の内に互いに知った人間がそれぞれ世を去っていく。
そうして本当に最後は自分ひとりになっていくのだろうな。
で、自分も自分を知っている誰かより先に居なくなる。
誰も自分を知らない。自分だって誰も知らない。でもって、この
知らないの文字が要らないにもなりゃあ。こりゃあ本物の孤独だろうな。

何にしろ人間、互いに知り合った奴が居るってのは儲けものよ。
とりあえず今のところは、だ。そう思うのだけれどね。

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