« 2013年 スイス夏旅 準備編 | トップページ | なでしこJAPAN 東アジアカップ観戦 ソウル<2013.7.27-29> »

2013年5月25日 (土)

出発前に切符選択から失敗するの巻。 ハァックション。。。

前回の冒頭で「久しぶりに計画立案から意気込みが違っている」

と書いた。

そして現代では一種の差別語として死語と化した
「慌てる乞食は貰いが少ない」という言い回しがある。

全くそのとおりだ。
計画をしてみたものの所詮は思いつきの成り行き。
随分と損をした気分。
工夫や努力の結果に納得が出来るものなら値段は関係ない。
何が悪いかと言えば中途半端なままに決定して自分の意思だったのに
その内容が後から修正変更したくなるようなモノだった時だ。

<これで良かったのか?の後から疑問連発になった交通方法>

既に書いた様に日程と訪問地は絶対的に確定している。

8/10 成田発、パリ着  8/16フランクフルト発  8/17羽田着
この間にシャモニ・モンブラン、ZERMATT・マターホルン、
インターラーケン・ユングフラウを必ず訪問して滞在。

つまり通過国はフランス、スイス、ドイツでこれも絶対的確定。

では、その移動手段。 
それには幾つかの選択肢が考えられる。
但し山岳鉄道地域では「最低限」次の利用を前提とする。
そして鉄道旅程では設定されている限り1等利用が原則だ。

1)モンブランではモンブラン・マルチパスを購入。
  これは全ての交通手段選択で共通。EUR54。
エギーユ・デュ・ミディ、メール・ドゥ・グラス、ブレバン。

2)マッターホルンへのZERMATTでは次の三ヶ所を訪問する。
マターホルン・グレシャー・パラダイス。ゴルナーグラート。
ロートホルン・パラダイス。

3)インターラーケンは宿泊がミューレン。
ユングフラウ・ヨッホとシルトホルン。グリンデンワルトか出来ればフィルストまで。

この絶対条件を前提として課題になるのはどの種類の交通手段切符にするか? 
これが難しかった。

①ユーレイルグローバルパス
本当は経由地三ヶ国を選べるセレクトパスにしたかった。
しかし どういう理由かフランスが対象外となっている。
そうなるとグローバルパスになってしまうのだろうか。
この場合は通用15日、価格も7万以上。予定から見たら無駄だ。
直ちに却下。

ともかく以下全てパリから国境の街、ジュネーブは
既に手配したとおり夜行寝台が最善手だろう。
宿代払ってパリに一泊してからシャモニへ遅く着くより
経済効果も時間も全てBESTだな。だから以降の交通手段を
検討する上での計算はジュネーブを起点としての話。

②全て正直に区間乗車券=その路線都度に買う。
これは嘘ついて安い方法を考えるという意味ではなくて
利用する区間毎に普通の代金を払うという事。

ジュネーブ-ZERMATT=164CHF
ZERMATT-マッターホルン・グレシャー・パラダイス=往復99CHF
ZERMATT-ゴルナーグラート=往復80CHF
ZERMATT-ロートホルン・パラダイス=66CHF
ZERMATT-INTERLAKEN OST=139CHF

この時点で548CHF=約¥57500だから廃案成立だ。

③スイスパスとドイツ国鉄の組み合わせ。
スイス国鉄は乗り放題。但し予定の山岳鉄道は50%割引料金になる。
有効なのはスイスのみなので帰路の国境バゼルからフランクフルト行きは
高速列車ドイツICEは別の切符を買う必要がある。
スイスパス4日間¥48200  BASEL- FRANKFURT EUR132.20(\17186)
*パスはレイルヨーロッパジャパン、ICEはドイツ国鉄HPの価格。
合計で¥65386なり。ちなみにレイルヨーロッパの日本HPでICEの
乗車券を購入すると¥19500。ここでまたドイツ国鉄HPより¥2000の差が出る。

直感的にこれだ!という気分にならない。

④ユーレイル ジャーマン・スイスパス
非常に安直な考えだけどドイツICE路線もタダで乗れるこのパスに
すればイイジャナイカと気持ちが傾く。
INTERLAKEN OST発でBASELを経由するICE直行便も指定券のみ¥1300でOK。
送料手数料込みで¥49100となる。

なるほど、これにしようか。 そうして決定。

だが思わぬ落とし穴があった。スイス国鉄路線は乗り放題だが
目的地の一つ、マッターホルンへの基地となるZERMATTは山岳鉄道は
有効範囲外で事実、レイルヨーロッパへ質問したら

「ユーレイルパスではツェルマット-ブリーク-ディセンティスの
乗車の際には追加料金が必要となります。
現地の駅でご乗車前に追加料金をお支払いください。
基本的にはブリークやフィスプの駅での購入をお願いいたします。それ以外の駅で
は念のため発券が可能かどうかご確認をお願いいたします。」

ということだ。
必要になるVISP-ZERMATT間の運賃は一等でCHF62、二等でもCHF35だと。
ZERMATTから次の目的地、インターラーケンに向かう往復なら日本円にして
¥13000、二等でも¥7300程度の追加現地払いが必要になる。
そうなると一等利用なら総計¥62000という計算で心の中に???の疑問が並ぶ。

この選択は果たして正しかったのだろうか???

冷静になろう。手遅れだけど。
そもそもスイス国内の移動は西のジュネーブからZERMATT、そこからINTERLAKEN OST、
そしてICEを使うフランクフルトへの三路線だけ。
この場合にスイス、ドイツ全領域を使えるパスが最適だったのだろうか?
加えて山岳鉄道も割引が50%でなく路線によっては25%(どうやらこちらが
大半らしい)だそうで無敵のパスと言える程でもないような。

確かに旅のプランを思い浮かべる時には心騒ぐものがある。
これは旅に限らず人生の各場面で遭遇するイベントだって同様だろう。
だが一つ区切りがついた時に祭り後の寂しさとなってしまうか
充実感とこれからへの期待となるのかは、、、、各々の状況しだいだな。

浮かれて踊ってみたものの、何かが違うという感覚の方が大きくなる。

Photo_2

⑤知ってる人は知っている。それでも自分は気がつかなかった盲点。
もう一つはスイス半額カード。これはスイスのトラベルシステム=交通機関が
半額となるもの。とりあえずその存在は知っていた。しかし通用期間は何と
一年から三年で各種類。価格も相応に高い。そして購入は現地のみ。

これだけなら無意味である。

が、異国の訪問者向けに有効期間が一ヶ月のもあると。
しかし購入条件は現地販売もしくはスイスの旅行代理店のみ、だそうな。

http://www.swisstravelsystem.com/en/home/tickets-en/ticketfinder-en/swiss-half-fare-card-en.html

価格はCHF120である。コレは半額で買える権利代金のようなもので実際の
乗車券は購入価格が普通の半額になると言う話。山岳鉄道もカバーしている。

さて④項の場合と比較する。それは山岳鉄道部分を除いて合計¥62000だった。
半額カードを購入した場合で自分の旅程にあてはめてみる。

半額カード自体はCHF120で一等を半額購入でジュネーブからZERMATTはCHF82、
そこからINTERLAKEN OSTへCHF69.5で総額はCHF271.5=約¥28500
それならICEの料金はどうなるんだ、って事になると
③の場合の¥17186加算で¥45700か?

否、スイス国鉄のHPを随分と見てみればドイツの一都市へ行く場合に
条件付の最安値切符が提案されている。

http://www.sbb.ch/en/travelcards-and-tickets/billette-international/germany.html

その条件とは90-3日前にWEB上で購入を済ませる。
指定した列車以外への変更や払い戻しは不可。
提供できる座整数には制限有り。価格は乗車券CHF84+指定券CHF5で
合計を日本円に換算すれば約¥9400の計算。(スイス半額パス保有時の価格)

つまりは自分が予定した旅程交通費=山岳交通を除いたジュネーブから
フランクフルトまで一等利用を原則とした全ては¥38000程度。
ユーレイルパスでは別途購入が必要だったVISP-ZERMATT間も半額で
購入できるのが大きい。その合計差額は約¥24000だ。
結果的にICEの乗車・指定券はON-LINE購入とした。

変更指示発動!
パスの払い戻しは15%の手数料を取られる。併せて買ったICEの指定券と
配送料、販売手数料は払い戻し不可で総計¥12000ほど損をする。
それでも半額カードに乗り換えた方が得だ。

最初から慌てずにユックリと購入プランを考えろ、と自分の軽率さが
嫌になるが旅に関しては大抵の場合、慎重になるよりも浮かれ気分で
動く性分だからまあ、仕方ねえや。

前述のとおり半額カードに関しては各種HPで日本では買えないから現地の駅か
旅行屋で購入しろと記されている。
それはそのとおりだろうが旅なれていない自分は出発前に入手したいと
思っていた。

SWITZERLAND TRAVEL CENTREではON LINE販売をしていて日本へも 
輸送料CHF30+手数料CHF2.4で配送してくれる。
販売は利用日の二ヶ月前からになる。で、有効期間は一ヶ月。
自分の旅程は8/10-8/17だから7/18から利用の半額券を買えば
十分だ。

結局、購入してしまう。送料を出してまでそんなに急がなくても
現地で買えば良かろうとなるかも知れぬがそこは話の分野から
落ち着きを失ってしまうのが自分で納得の話だ。(だから失敗もする)
注文して4日目には到着した。驚きの早さ。
開封して???だった。コレほんとに半額パスかなあ、って。
有効期日が大きく印字されているだけで特別なコメントも無い。
あとは自分のパスポート番号と記名をするだけ。大半が白紙だ。

Photo

もしかしたら自分の旅経験で最もシンプルな切符かも。
(説明や地図案内は別書面で同封されていた。)

さてそうなると次の課題は現地での鉄道移動の手配になる。
スイス国鉄のHPでは実に細かく調べられる。
時刻、料金、列車種別に付帯設備。各列車の停車駅毎に発着時刻。
その他の色々とON LINE 購入まで。
これは昨年五月の欧州編でも使ったが切符の手配は随分と便利だった。
勿論、半額券を利用した場合の購入もできる。

但しON-LINE購入の発売は利用日の一ヶ月前からになるので
もうしばらくは待たねばならない。それとスイス国鉄の場合は
ON-LINEで座席指定が出来ないそうで直接、駅で申し込む形式に
なるらしい。ということは全ての最終購入は出発の一ヶ月前、
7月中旬の話になる。粗忽者である自分にとってしばらくは
考える時間が出来たのだからそれも良いだろう。

訪問各地の山岳鉄道をどう使うか?と関連して交通機関の乗車券には
現在に思う事がある。それはそれでまたいつか次回の話だ。

そいつは半額券と併用する1DAY-PASSで山岳鉄道部分も自分が
宿泊するミューレン、あるいはグリンデンワルトにユングフラウまでの
途中になるヴェンゲンまでの区間はインターラーケンから乗り放題になる。

この予定日ではZERMATTからインターラーケンに午前中には到着するつもり
なので交通費全額を考えたら=インターラーケン周囲の移動が半額パス利用で
CHF50以上なら1DAY-PASSを買ったほうが良い。
(1DAY-PASSは有効な半額パスを持って併用することが前提条件)

有効範囲はスイス全土の交通機関殆どを網羅する。一部の山岳鉄道は
ユーロセレクトパスでは割引率が25%のところを半額にしてくれるようだ。

半額パスと一日券を併用する場合の乗り放題区間は↓のとおり。

「1DAYPASSMAP.pdf」をダウンロード

ところで、、、
つくずく思うに欧州鉄道は経路や切符種類にしても選択肢が多い。
最近ではJRだって多くのものがある。少し前に何かのTV番組で
知ったが統計基準は忘れたけれども(国民一人当たりの年間利用距離か
利用者総延長距離か)とにかく日本は鉄道利用に関して世界で第二位。
首都圏のラッシュを考慮したら狭い国土でも随分な鉄道利用量になるだろう。
そしてNo.1はスイスだそうな。
JRも日本国民が買えない海外旅行者向け割安切符類を販売している。
だがスイスに限らず欧州の国鉄HPの充実振りは格段だと思う。

日本でもレイルヨーロッパの存在は便利だ。しかし完璧ではない。
事実、HPで検索機能は不十分な印象を持った。
それにパス類の購入は手数料と配送料で¥3000が別途必要になる。
ICEの指定券は¥1300だった。スイス国鉄ではCHF5=約¥530で。

必ずしも絶対的な法則ではない。それでも一つの目安を考える。
スイス鉄道旅行を計画した場合。但し特別な観光列車や山岳路線を
使うと計算が面倒なのでそれは無視する。これは一等の場合。
贅沢の類でなく日常を離れた場所での楽しみだからソレも有りだろう。

A)普通の区間乗車券はその都度の合計金額。
B)スイスの鉄道パスを使うと¥50000弱。
C)半額カードを現地で買うとCHF120。

記述のとおりスイス国鉄HPでは各利用路線で料金が確認できる。

そうなると 
A対Bでは交通機関利用合計金額が¥50000を超える場合、
個別に切符手配よりレイルパスが良いだろう。

A対Cでは個別の総料金がCHF240を超えなければA)の方が良い。
例えば運賃総額がCHF300だったら個別に買うより半額のCHF150+
半額券CHF120で現地の一食分は捻出できる。

B対CではA)利用額の半額にCHF120を足して¥50000を
超えなければC)が良い。それ以上の額ならB)になる。

但し旅程に今回の自分のような山岳鉄道利用やZERMATT立ち寄りを
含めた場合は計算が更に厄介になる=半額券有利となる金額が
¥50000より更に上方修正される。

全くパズルだ。
それにしたって緻密に考えれば正解手を発見できるだろう。
そしてそれは最安値が必ずしも納得と充実感には合致しないかも。

ふと思うに、この記事は単に夏休み暇つぶしの事を主題にするつもり。
ところが人間が歳月の中を生きてくのもまた芭蕉が言うとおり、旅だな。

僕らは永い様だってせいぜい百年出来るかどうかの人生の旅程を
歩いていく。何処で何する?思うままに納得の立ち寄り先が
有るかもしれないし失意の訪問地や計画、思惑と全く違う展開や
場面に遭遇するかもしれない。

人は皆、限られた時間と場所の中で動くだけかなあ。
ここに一期一会の意味があるのだろうか。

|

« 2013年 スイス夏旅 準備編 | トップページ | なでしこJAPAN 東アジアカップ観戦 ソウル<2013.7.27-29> »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2013年 スイス夏旅 準備編 | トップページ | なでしこJAPAN 東アジアカップ観戦 ソウル<2013.7.27-29> »