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2013年9月23日 (月)

風景色々、フランスからスイス<2013.8.12>

001

旅でのアタリマエである一つは目覚めが爽快であること。
朝八時過ぎのシャモニ発まで暫くの時間がある。
Check outしてから街中を少しばかりの散歩。
山が「売り」の場所だけあって開店前ながら実に様々な品が
店舗窓に飾られている。
以前からそれほどの物欲は失せたものの一目惚れしてしまう
山用品が多い。買ったところで使う機会が多くも無いはず。
自分が欲しいと感じる事自体が不思議なものだ。朝焼けを映す
山姿が美しい。それにしてもこの街は気になる&気に入る。

歩く間にもオデコがヒリヒリする。人並み以上の面積が
あるからだろうが顔全体も日焼けの気配でね。
高地の紫外線は強烈なのだなあ。
率直な後悔としてサングラスを持参しなかったのが悔やまれた。

002

ここから往路と同じくSaint Gervaisへ。
乗り換えてジュネーブまでの途中駅、La Rodhe Sur Foronまで。

003

<これも旅、あれも旅の寄り道見物でジュネーブに>
シャモニからツエルマットまでの最短経路はマルティニ(MARTIGNY)
に出る経路らしい。ところが大仕掛けの路線工事があるそうで
区間運休の様子だった。迂回路として随分な遠回りでも
ジュネーブを歩くのだって良かろうと思いこの経路にした。

山が段々と遠ざかる。田舎の雰囲気漂う地元の東海道線を居心地良い
列車で走ってる気分だ、実際、JRがこんな感じで運行していたら
新幹線は使わないだろうなあ。在来線をもう少し充実させてくれんかなあ。

004

La Rodhe Sur Foronからジュネーブはバスになる。何でかな?
鉄道を使うとドエライ遠回りになるようでバスの方が早いらしい。
実際、駅の出発表示掲示ではジュネーブ行きでは列車番号でなく
「CAR」と表示されている。La Rodhe Sur Foronは素朴な田舎駅風景。
場違いにも見える観光バス風のが停車している。これがジュネーブ行き。
乗り心地は上々だ。高速を通って昔ならフランスとスイスの国境ゲート
みたいなものも通り過ぎるだけ。そして終着。
前夜の睡眠は十分なはずなのにウトウトと。時差ボケだろうか?
スイスに入るとジュネーブは近い。街並みがどこかフランスと
違う感じだ。

005

これは駅前ではなく街中の知らない何処かで降ろされる。
何かの移動手段が無ければジュネーブ駅まで辿り着けない事は事前の
調査で知っていた。万一に困ったらタクシーの類でもイイやと
先ずは自分の足で歩くつもりでね。
幸いな事に持参のガイド本ではスケールが粗いにしても何となく
街全体を記した地図が掲載されていた。
天の陽加減。地の風景。自分の中で感じる方角。
思うままに歩を進めればその地図範囲に入った模様で。
アレ程に方向感覚を喪失した昨年の欧州とは反対に見知らぬ街角でも
目的地に一直線だった。
とにかく「景色が読める」って感じで不思議なもんだなあ。

006

ジュネーブのイメージは金融の街、ホントかどうかは知らない。
しかし銀行の造りはナカナカだった。ここで現地通貨をATMで調達する。
CHF360が後の請求で¥37,871つまりは¥105.197/¥だった。
パリ北駅で無茶苦茶に搾取された両替商を思い出す。
やはりクレジットカードが一番便利な気がした。
(シャモニの晩飯でスーパーにて購入した食材はカード払いEUR12.13が
請求額は¥1599だったからEUR131.82という事になる)

010

さて懐が暖かくなった所で昼飯だ。駅前に寿司販売店があった。
持ち帰りか通りに面したテーブルで喰うのか選択できる。
日本のコンビニ弁当と比べりゃベラボウに高い。それにしても
米の飯は魅力でこりゃもう外国ならではのカリフォルニア巻きを
店舗外のテーブルでね。旨かったなあ。ホントに欧州で日本食商売を
上手くやれば当たった時にデカイだろうと思う。

011

さあ、ここからZERMATTへの乗換駅になるVISPへ。
と、その前にトイレだ。やっぱり有料。東アジア系の観光客が多い
印象を受けたが多くは入り口で狼狽している。習慣の違いなのだなあ。
ジュネーブ駅で意外に感じたのは今や世界でも珍しいだろう駅の
ホームで一服できる事。ただ総じてスイス西側の特徴みたいだった。
中央、北部では厳しい印象を受けた。車窓から暫く続く湖畔風景が面白い。

モントルー駅でGOLDEN PASSLINEの列車を見かける。旅先にて目にする
列車はどれも興味深い。

マルティニ駅到着。本当ならシャモニからココに来るはずだったが
寄り道も面白し。ホーム向こうにはSt. BERNARD EXPLESSと表示された
列車が停車中でここから分岐支線のどこかに行くらしい。これも興味深い。

ここからシオンまでは山に挟まれた地形を縫うような印象だった。
日本だと中央線の山梨、長野あたり風だね。だが遠い山姿が凄い。
(携帯の電池節約でこの車中は画像なし。途中の城砦風建造物には
お!?っと思ったのに撮影機会を逸してしまった)

シエール到着。車内の案内放送ではソレまでの仏語から+独語と
なったのかも知れない。両方知らないけど語感からそんな気がした。
スイスのこの辺の人々は勝手にバイリンガルで育つのかなあ。
ちなみに次のLEUK駅からは車内放送と駅表示が独語のみになった気がする。
(これも自分の語学力から不確かなんだけどね)

012

さあァ、VISPでZERMATT行きに乗り換え。その前にトイレだ。
ここの駅では無料だった。出すものを出したら水分の補給で
ボトル水のEVIANを買う。フランス圏内ではEUR1.80がCHF3.50ダト!

013

ZERMATTには普通の軌道とアプト式が併用されていた。
高地に行くのだなあ、の気分だ。

一つの迷想。
不思議に思うのは旅途中で三日目になればようやく耳と頭が慣れてくる。
道中で勉強しているわけでもないし英語圏でもない。
しかしVISP→ZERMATT間で隣の家族連れ連中の英語は非常に
CLEARな感じで聞こえてきて不思議だった。今年一月から毎日必ずNHKの
ストリーミング録音を聞いている。上達の自覚は無いけど継続とか
習慣は凄いなあ、って思ったよ。でも慣れるのは大抵三日目から。
これも不思議なんだよなあ。その家族連れは旦那が仏人だった気がする。
ただ欧州の「国際結婚」は日本のソレより言葉による意思疎通という
点では楽かも知れない。国内で東北弁 Vs. 九州弁よりもね。

014

ZERMATT到着。シャモニより観光地然としているのが意外だった。
駅前で到着の感慨にふけり一服すればカタールから来たと言う兄さんに
話し掛けられる。そうかい、お互いに独り旅かね、と。

015

次の行動は宿にCHECK IN。思うにここへ連泊は正解だった。
到着してユルリと街歩き。中日には存分と。
宿泊先は少々、周囲のホテルと毛色が違う。しかし偶然の選択でも
随分と得をした気がする。(これは一人でもそう思うのだから
室料単位で半額になるカップルなら尚更だろう。)
とにかく木目調でまとめた部屋は清潔で普段のボロアパート暮らしを
忘れさせてくれる。
宿の受付姉さんはとても友好的だ。余程に日本人客が多いのだろうか
日本語の説明書も。そいつを読めばAC変換アダプタをCHECK OUTまで
無料貸し出ししてくれるというので喜んで申し込む。
普通ならそういうのも持参するのだろうが成り行き任せの自分には
カメラ代わりの携帯が電池切れ寸前だったから助かったよ。

016

さて散歩と晩飯。もうこの頃は食い物にすら特別の興味が無い。
そうなると食い意地が特徴の自分もオシマイという感じだが
ここでは試したいものが有った。それはラムの焼肉。
だから出発前に購入した案内本を頼りにソレらしき店に行く。
しかし、、、開店していない。。。仕方なく道を挟んだ反対側の店に。
察するに両店は共同経営なのか暫くの間、眺めていれば従業員が
双方往来を繰り返していた。

正直なところ案内本で役に立つのは地図と地理の説明だけ。
店舗情報は実にいいかげんなものでこれは出版社が責任編集
しているのではなく訪問した旅行者から適当にクチコミ記事を
集めているだけなのだろうな、と思ったっけ。

017

開店早々の店内に予約はしていないがOKかね?と聞けば
胡散臭そうな客だなあ、の態度でカウンタならイイよ、と。
(到着早々に何処に何が有るか分からぬ土地で予約なんかしねえよ)
店内は12テーブル以上だが入店時は二組だけ。しかもその一つは
日本人客だった。そうして見れば中国の台頭は著しいが同胞の
勢力もまだ大きいのかなあ。と旅記録の合間に赤ワイン二杯目。
出てきたラムは少しだけ。これでCHF50かよ!?って思った。
昨今の鰻重より高い。んじゃ、別のラム焼きを、って注文すれば
2nd PLATEがでるけど~、って言われる。最初のはニ皿だったらしい。
旅の食事は納得するまで。だから全部頂戴で皿三つ喰ったが
どうも内容に物足りない。価格対内容比はどうかなあ。
日常では上物ラム肉を仕入れている店は多くない。そしてそれは
高価な部類に入る。それでも時々に寿司食うより安いか。
皮肉な事にパンはとんでもなく旨かった。特に穀物を練りこんだ
ような色の濃い奴。これはフランス小麦のと同じ位に好きなんよね。

018

食後の散歩でユロユロ歩き。墓地に足を向ける。
なるほどなあ、若い内から山に憑りつかれた人の碑石。
だねどねえ、繰り返す自分の主題で生きて楽しめるから人間。
無事に戻ってこその山だろうか、、、コレばかりは何とも。

019

移動日の様な一日。それでも随所に面白さが有った。
宿のテラスからマッターホルンが見える。
時刻は八時過ぎでも十分に明るい。

020

さあて、明日は久しぶりにハイキング気分だ。
その前に風呂でユックリ。寝床でノンビリ。

<教訓>
いわゆる日本の固形入浴剤持参も旅の宿では一つの味かね。

021

これは実際に気分として悪くないよ。

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