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2016年10月15日 (土)

散財旅だが散々ではなかったメルボルン<2016.9.2-5>

以前の話。
シドニー訪問の時に書店で案内本を買ったんですよ。
そこだけで一冊とするには薄くなってしまうのか
メルボルンも一緒に掲載されていたのね。
 
当時は無縁の地でシドニー移動中の暇つぶしとして何となく
目を通す程度だったんだけど刷り込まれるモノがありました。
 
最初の印象は面白そうな街だなあ、って。
アンケートや統計の類は総じてアテにならない場合が多いけど
何処かで見たのは世界でも有数の住みやすい都市だそうで
「んっじゃ、試しに行って見ようか」って気分に傾いたのです。
加えてCASINOまで有るらしいから。
 
毎度、たいした動機じゃありませんね。
ということで初訪問となる場所は久しぶり。
単純往復ではなくて現地乗り継ぎも随分と御無沙汰。
 
¥100販売のメモ帳見ながら当時の記録を転写しときましょ。
 
ということで。。。。

001
 
<出発>
一週間前に来訪の友人を出迎えた羽田にまた来るのが慌しい感じ。
午後はPET検診で別場所に外出して帰宅早々に出発。
FLIGHTは22:10のNH879便。
 
多分コレがギリギリで21時の前半だったら余裕を持っての
空港行きは厳しいし成田なら無理だ。
 
今回は単純往復でなく現地で国内線の乗り継ぎが有る。
液体物の持込として酒はどうだったけかなあ。
調べれば分かる事でもそれをやらない。
残念だが酒の免税購入は無く、というわけにもいくまい。
50ml×3本の梅酒セットを保険として買っておく。

002
 
だが最初から誤った判断よ。
豪州なら幾らでもワインが買えたっけ。
 
準備のあとは待合室で一杯と一服。
鉄道車内だと「携帯電話のご使用は、、、」ってアナウンスを
毎度耳にする。今回は場内放送でこういうのを初めて聞いた気がする。
確かに混雑時間帯の待合室にはザワザワ感がある。
そういうのが一役買っているのだろうか。
 
例えば食事。其の行為自体は人類有史以前からのものだ。
そいつが一種の文化みたいなものに加えられた結果、作法なり
食事の躾というものが過去の何代か前から自然と出来上がった
のだろうと思う。だがそれはマナーとかモラルとか、或いは
身のこなしってな話に属するもので万人への普遍的なルールでもない。
 
自分だって食卓以外にも作法についてはデタラメさ。
最近の異国食事はドレスコードが無縁の店なら大抵の場合、
使うのは持参の割り箸。これが楽よ。
 
それだって椅子の食卓で足組んで肩肘付いて口開けながら
クチャクチャと喋るようにサウンド付きで食う奴とは同席したくない。
 
サッカーね。あれは現代日本で国民関心競技に成熟したと思う。
前世代には野球に先を越されて広まる土壌が無かったはず。
でも今の子供たちは生まれた時からサッカーが身近に有る。
ユニフォーム着て旗振って熱狂的に応援する姿に文句は無い。
 
自分の世代を含めて、ある年代以前には個人端末なんかなかった。
そいつにはサッカーに何か似た感じがするのさ。
 
歩きスマホの問題は現代の話だ。今はどうしようもないけど。
紆余曲折を経て暗黙の内に使い方の作法が定着するのかもしれない。
(それは最低限のところ、見知らぬ互いが妥協をするものだろうか)
 
早くても次の世代になってからの話だろうね。
だって躾の類を教える側が人生の途中で突然に出現した情報通信機器。
そいつはモノリスに触れた猿だったかもね。
最初っから秩序みたいのが出来ているわけがないよなあ、って感じ。

003_2
 
放浪過去帳より不定期な日々の迷想になってしまうが全ては出掛けた
場面で想う事だ。
 
待合室の一服場所にはアジア、白人系のオッサン三人が旅場面での
雰囲気で雑談を始める。一人は香港在でバンクーバーに戻るらしい。
他はテキサス、クリーブランドからそれぞれに来たと。
 
聞き耳をたてたところで英会話番組とは全く違う。
両方とも自分の仕事から外せない場所で昔には複数回訪問した土地だ。
その会話に入りたい気持ちが有ったけど度胸以前に能力が無い。
まだまだダメだ、
 
004
 
<移動>
バージン・オーストラリア航空乗り継ぎのシドニー着。
入国関係の処理で早めに通過できるらしい紙札を機内で貰っていた。
だが無駄だった気がする。
 
観光客の電子査証と別に事前登録ナシで自動機の入国審査が出来る。
これは知らなかった。
機械に旅券を入れて顔写真を撮影されて。
あとは出てきたコンビニのレシートみたいなのを出口係官に渡すだけ。
早い。便利。だけど何か物足りない。
個人的趣味なら行動記録で旅券にスタンプ貰うのも良いと思うんだけど。
 
面倒なのは税関検査みたいな方で。皆が一列に行列して進む。
最後に出口で係員が何番の方へ進めと指示をする。
大荷物や風貌怪しい連中は機械付きの方に向かう様子だった。
自分は手ぶらで#6に行けと。これはそのまま出口直行ルート。
前回のシドニーもそうだったっけ。
 
この時だけは相手が言う数字に耳の集中力充填だった。
 
005
 
外で一服。9月は南半球の冬が終る頃合。
この時の残暑日本と比べたら自分には気候が心地良い。
 
次は乗り継ぎ。国際線到着出口には案内看板が有って左側に進めば
生娘豪州航空のカウンタがある。
 
ここでANA発券のA4印刷紙を見せてこのまま搭乗できるかと質問したら
新しい搭乗券と乗り継ぎバスの切符をくれる。
バージン・オーストラリアに乗り継ぐならこの手順は必須となるのだろう。
 
係りの姉さんから問われて預け荷物なし、コレだけよと肩に
引っ掛けたのを指差せば「お~、アンタはトラベラーなのねェ」って。
自分にとっては最上級の世辞文句さ。
そこから外に出て連絡バスがやって来る。
外の一般道を走り国内線ターミナル到着。判ずるに徒歩では移動不可能。
空港ターミナル移動一つにも事前調査の重要性を実感した。
 
液体物の持ち込みOKなのか結局は気にせず、正解がわからぬまま
VA834便でメルボルンに。ところが滑走路へ出ても一向に離陸の気配が無い。
80分以上の機内待機でようやくだ。
 
理由不明だったけれどC.A.に質問や文句を言う乗客は居なかった。
土地の人はそういうのに慣れているのだろうか?
しかし旅人がもう一つ乗り継ぎ便を持つならば精神衛生上、非常に
イライラするだろうな。

006
 
随分と遅れて空の上。
豪州も英連邦王国の一つ。機窓から目にした地上の住宅地に並ぶ家は
アジア圏と何か違う雰囲気。でも欧米各国のそれらと同じに見える。
 
例えば現代の高層建築物。奇抜な外観意匠デザインだって
東京、ドバイ、N.Y.その他何処にあっても「まあ、そうだろうな」だ。
 
だけどさ、人間の基本として衣食住って言うじゃない。
身に付けるもの、食材習慣、住居としての家。
アフリカや中南米事情は未踏だから知らないけれど洋の東西で
肌の色や思想だけでなく根本の所から土地なりの共通性や
違いがあるものかもなあ。

007
 
<到着>
ターミナルにはJET STAR便が多く見える。国内線で見かけた
記憶があるけれど元々は豪州拠点の航空会社らしい。
よく分からんなあ。。。
 
市街地には専用バスが最善手だと思う。
空港出口の掘っ立て小屋みたいなところで最初から往復で購入する。
なぜか端末はあるのに自分のクレジットカードは使えなくて
前回シドニー編の持ち帰り銭で支払い。$38なり。
 
バスはサザンクロス駅に到着する。これは名前負けしていない。
で、事前調査していたのだけどここから更に市内各所の大手ホテル
に行くトランスファー・バスって無料乗り継ぎがあるそうな。
 
だから降車して係員風のオジサンに「HILTONに行きたいんだけど
乗り継ぎバスはどうすればいいの?」って質問する。
友好的に目の前の奴に乗って待ってな、と。なるほどこれは便利。
下手にTAXI探すより上出来だった。

008
 
無事に降りて宿で泊まりの手続きのつもりがどうにも旨そうな
香りに誘われる。アジア風食堂で無条件降伏よ。
 
ゆるいウドン風に過去にバンコクで体験したモヤシと薬草風味のを
入れてね。メルボルン最初の食事がこれでどうかといえば
非常に満足だった。つくずく俺はアジア人なのだなあ。
 
009_2
 
<予約の事>
自分の場合、航空券は毎回最安値正規割引が基本。条件や価格が
合わなければ別の機会でいいや、って感じ。
これは価格が最も重い要素で国際線の場合は必ずしも早い者勝ち
ではない。日と時刻によって予想出来ない位に変化する。
 
話が逸れるけれど国内線なら早い方が得なのが原則のようだ。
11月は福岡と長崎を復興割引と言うやつで。
12月には思う事あって沖縄。年明けにはFISのSKI競技観戦で
札幌に決定。どちらも地元空港から¥8900.これは決定。
新幹線を品川経由で帰るだけでも三割増以上だから割安感が大きい。
 
宿ならばHOTELS.COMで安いのを探すかHILTONの系列とするか。
どちらにしろ今まで何の不満も無かった。特にHOTELS.COMは。
 
HILTONだとN.Y.とシドニー、英国のどこかは価格対内容比で良くなかった。
北米は総じて割高。欧州は平均的かそれ以上。ハズレは無いと思う。
 
今回、HILTON.COMのメルボルンは計画段階でAU$300チョイ。
暫く放置していたらAU$420になっている。
しょーがねえなあ、で予約して出発前々日にはAU$250に値下げ。
ADVANCED PURCHASINGではなかったので即座にキャンセルして
買い直しの再予約とした。
 
とにかく情報の類は調べてみて損は無いのだろう。
 
014_2
 
<クラウン・カジノの夜>
会場は宿から至近。散歩気分でフラフラと丁度良い距離。
 
ここでも自分で分かっていながら反省。
何かのコスプレイベントが催されていた。
建築物階段には参加者が多く座り込んでいる。
 
旅先で目にするものには「へェ~!」って感じる場は多い。 
 
015_2

実体験が無いので有象無象の見聞から、なんだけど。
かつて秋葉原ではメイド服の娘に遭遇する可能性があったそうだ。
 
そういうのがメルボルンのイベント会場にも。
眼と同じ色で髪を青空色にしたのがね。
 
正直、面白い姿だったさ。アニメキャラの類なら興味ないが
写真とらせてチョ~ダイ!(財津一郎風)って位に感動した。
でも遠慮しちゃってさ。言ってみて「ナンカ変なオッサン!」
って断られてもそれで良いじゃないか、だ。
 
旅の物語は話し掛ける事から全て始まるはず。
マカオのL嬢や今も続く時折の旅相棒をフト思い出す。
 
宿のエレベーター前でも凄ェ!ってのが。
ホントにね、貴女様はマリネラ王国の皇女様ですか?って
賞賛の意を含めて言うかどうしようか随分考えた。
結局、容姿=盛装姿を横目で愛でるだけ。
 
こういう時にヒネリを入れた軽い会話が出来れば面白いだろうが
自分がツマラヌ常識人になってしまった感じで嫌になる。
とにかく「本場の日本」とは違う衝撃的な完成度だったのさ。

010
 
BLACK JACK。 展開上で書くべきことは何もなし。
途中からワインをバシバシ頼んで(有料)一直線に酔っ払って
予算消化で決着する。
一杯やるのが場の小道具だってこれじゃダメだ。

011
 
ルールは欧州並に厳しい。
半額で勝負放棄のサレンダーが出来ない。
有利と睨んで勝負に行くDOUBLE DOWNは手札が9-11の時のみ。
ディーラーがカードを仕切るのは手捌きなんだけど使用するのは
6組じゃなく8組で暗算の限界を超えている。
ていうかコレだけ飲んでりゃ無理だ。 

012
 
好きなだけ負けて最後はフードコートでピザ喰って終了。
何のやつを頼んだかも記憶に無い。
生ハムは勝負の味みたいに強烈な塩っ辛さだったのが記憶に残る。
 
会計をロクに確かめないままポケットに残った最後のAU$25チップを
一枚置いて退場する。集中力に欠けるのは日常のこと。
旅先ならばもう少しどうにかできんかなあ、だ。

013
 
旅の宿で寝るのも楽しみの一つさ。
肩の痛みは軽減化したけれど連夜の睡眠時に続いている。
過去の経験から一年近くは我慢しなければならない。
家のものと硬度が違うのか寝心地は極上だった。
 
幾つもの枕を股に挟んで腕には抱いて、それより生身の柔肌が
恋しいか?否々、違うな。枕が嬉しい。
その枕から酒気混じりの鼾に文句を言われる事も無く朝まで一直線。
 
<起きた後には戻るだけ>
朝食のラウンジ献立は比較的ショボイが元々、タダのオマケだから
是非もなし。ここからは市中散歩で帰路の始まり。

016
 
ラウンジ係の娘に「サザンクロス駅まで歩いてみたいんだけど
方角はどっちかねえ?」と質問すれば風景を指で示しながら
説明してくれた上に読みやすい街案内地図まで貰えた。
やはり旅先ではツマラヌ話だって現地で聞いてみろ!だ。

017
 
結果的に駅までそれ程の距離は無い。でも途中で寄り道さ。

018
 
路面電車が走る街は好きなんだよね。
アテも無く街景色だけを楽しむなんて地下鉄じゃ絶対に無理。

019
 
東京て言えば山手線、大阪では環状線みたいなものだろうか。
そいつの超縮小版になる無料トラムが35系統、CITY CIRCLE LINEの
名称で走っている。試す価値は十分だ。

020
 
この系統は車内風景が木製造作の古めかしい車両で
観光気分に面白さを添える。

021
 
車窓から幾つもの見物候補となる場所があった。
でも今回は座席から見るだけ。

022
 
途中の公園で下車して暫くの散歩とする。
くつろぐ人々の姿は何の観光見物対象にもなるはずが無い。
だかそんな傍らで日常生活を離れた、普段からは想像すら
出来ない場所に自分が存在しているのを実感。

023
 
芝の上では散歩目的とは違う様子の婆さんがウロウロと。
背に担いで手にしているのは金属探知機だと容易に察せられる。
 
COMBERとでも言うか。砂浜広がる海水浴場なら業務上か
道楽で落し物拾いをする奴らがいると聞いていた。
実物を目にする風景は初めてだ。
仕事には見えなかったが小銭程度でも一応の収穫を得られるなら
散歩趣味と現金実益の世界なのだろう。

024
 
駅まで店舗探訪と散歩は続く。
最近の目的は訪問地の商業施設で旅の足道具になるサンダルを探す事。
特にTEVAの昔のやつ。今回も発見できなかった。それも仕方ない。
もしも最初から存在していなければ遭遇自体が不可能だし。
 
さああて、ボチボチ空港に向かう時刻だ。
 
<旅の難しさは交通手段>
サザンクロス駅。並ぶ列車を見ているだけでも飽きない。
出発案内掲示を見たってどの方面に何処まで行くのか見当もつかない。

025
 
往路と同じバスで空港へ。
高速道路は整備されているが渋滞場面だと予定に対してアタフタする
心理上の展開があるだろう。なので時間の余裕は重要だと思う。

026
 
空港の案内掲示でも欠航便の表示が。悪天候が理由ではないはず。
自分はVA873便でその45分後のだった。
個人手配だったらこんな時の対処には苦労があるだろうな。
幸いな事に今まで喰らった体験は無い。
でもルフトハンザあたりで随分前から予定していた便が
ストライキにでもなったらどうしようか、と考える時がある。

027
 
メルボルンを離陸しての機窓風景は雲ばかり。悪くない場所だった。
観光名所を何一つ訪問しなくても雰囲気が自分に合った。
 
028
 
あとは乗り継ぎ。
ヴァージン・オーストリア航空から帰国便だと国際線ターミナルに
移動しなくてはならない。
それは46番ゲート近くの乗り場。係員に搭乗券を見せて連絡バス
乗車券を受け取り、往路と同じくそいつをバスの運転手に渡す。
 
これがカンタス航空ならば15番ゲート近くで同様の処理と
なるらしい。(カンタス便は未体験なので単なる伝聞情報)
うっかり外に出てしまうと。。。どうすれば良いのだ?って
展開になったと思う。
やはりツマラヌ話一つだって事前学習なり情報調査は必要だろうな。
 
<帰国>
予約クラスは安値割引のSで通路側を事前指定。
前夜のON-LINE CHECK INでは一席だけPエコ席が残ってたけど
中央列の挟まれた席。少し考えて「ん~、このままでイイヤ」だった。
 
トイレの他、自分は機内で着替えるので通路側でないと落ち着かない。
夜行便では尚更、寝ている隣席の人に声を掛けるのも気が引ける。
搭乗したVA873便のシドニー着は1910。乗り継ぐNH880便は2055発。
ON-LINE CHECK IN済で他の客の手続きも終ったせいかANAの
カウンタは出発一時間前の店仕舞い直前だった。
 
実質45分の乗り継ぎはギリギリなのだなあって感じ。
 
一応、座席具合を質問すればPエコの最前窓側が空いていると。
足元が若干広くなるから躊躇無く変更してもらう。
やはり気になったものは聞いてみるものだ。
 
 
029
 
 
CREWは往路と同じTEAMだった。
何となくこれで自分も戻るのだなという気分になる。
 
羽田到着は0525。雑多事情で午後から出社と決めていた。
新幹線から見える富士山にはソフトクリームを連想させる雲。
 
この記事を書いたのは10月半ばになってのことだ。
一ヶ月半前の気候が思い出すのも遠い昔みたいになった。
 
不定期な迷想を読み返せば。
居眠りどころかビシッとこの1日は終了した。
 
必ず戻らねばならぬにせよ時々に現実から逃げるのも
自分にとって「重要な行事」なのだなあ。

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