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2016年12月27日 (火)

焼鴨大好きの自分が2016年の〆にするのは北京<2016.12.17-18>

【前説 : 明白な動機】
もうこのところ青菜と魚介類が食卓主役になった。
だからといって肉食が嫌いなわけじゃない。
自分を知る人は承知のとおり、インゲン豆以外は喜んで何でも食う。
 
肉類だって好物さ。だけど酒池肉林なんてのは。。。
今の暮らし、酒は溺れる程に自在だがある意味「肉」の方はね。
 
不思議と焼鴨がどうにも好きなんよ。
多分、記憶する限り幼少時に初めて喰った外食中華店での
体験がそれだったせいかもしれない。
 
模擬実演的(シミュレーションとも言う)に航空会社の
WEBサイトでどこか行くならどうだろうかと暇つぶし調べを
すれば正規割引で随分と安い北京路線を発見する。
体験した限り香港は別として中国本土の割高感は尋常ではない。
 
フラフラ歩きは独りが基本なれど時折に相棒となる友人がいる。
放浪過去帳で初期の部類になる北京編は正しく今では一昔前のもの。
昔に就学で滞在していた娘と知り合いになった。
その後に在留資格が留学になって卒業して母国へ帰ってからも
電話やMAILの付き合いが続いている。
 
互いの日常は全くの別物なのにさほど遠い気がしない。
この何年かは向こうが来日して空港で出迎えて飯喰って飲んで
寝るまで雑談して翌日には空港でハイ、さよならの見送りばかり。
夏の熱海で花火見物を今一度思い出して次は俺が向こうに行くかと。
そう思っただけのこと。
 
数日考えて「現地の友人」に予定を聞いてみれば
「来なさいよ。どこ行きたい?何を食べたい?」で一発決定。
購入発券後に再度、航空会社のサイトを見れば自分が購入した
予約クラスは(しかも現地滞在1日がOk)その後に消えていて
最安値さえ倍近いものになっている。
この辺の仕組みが良く分からん。
 
001  
 
【想像と大違いの川崎。今後の前泊地候補か】
羽田発NH961便は0925発。地元田舎私鉄を始発にしなけりゃ
間に合わないから午後はズル休みの前泊移動で川崎に。
昭和世代の自分にとって先入観から川崎という街は実に怪しい
雰囲気を感じていた。駅に降り立つのは生涯、初めてだと思う。
 
選んだのはドミトリー風の宿で廊下に面して蚕棚風に並ぶ寝床と
狭いながらも個室部屋の二種類になっている。
鼾で他人に迷惑をかけてはいけないので個室部屋を選択した。
 
002
 
清潔感、便利具合は十分。蒲田あたりのビジホにするより
余程にマシだ。羽田空港にも直通急行が出ているし品川より近い。
 
【侮れない中国】
物事全てに個々に好みの違いがあるはず。
例えば食事の話をスポーツに置き換えよう。
サッカーと野球、同じ球技だが「どちらが優れている」なんて
議論は成立しないと思う。
 
中華と和食。同じ料理の分野にせよ夫々の「道」が違う。
但し中華モノを本場で食うなら何の食材をどう調理したか
来歴不明のものが有るだろう。それについては国内業者だって
産地偽装や期限改編があるのだからどっちもどっち。
ただ良いと感じたならそれで良いのかもしれない。
 
003
 
到着は昼過ぎ。
朝陽区の友人宅近所にてワッフルとコーヒーで軽い世間話の
後は足つぼマッサージで機内の疲れを癒す。
 
さてね、この足つぼ按摩屋。
友人と並んでやってもらう間に壁の張り紙に気がつく。
「禁止  黄・賭・毒」などと。
(日本の漢字と同じく自分にも読めた)
賭はギャンブル、毒はドラッグか薬物だろう。
「黄」とは何か???
 
友人に聞いてみたら「スケベ行為」のことらしい。
へえ~!なるほどなあ。日本だって若い娘の嬌声を
「黄色い声」なんて昔は言ったもんだが。。。
後から友人は店の姉さんが着用の衣服スリットから見える
下着が黒くてSEXYだったね、などと言う。
だったらその場で助言してくれ、だ。全く気がつかなかった。惜しい。
 
あとは宿で早めのCHECK-INしたラウンジで雑談継続。
 
004
 
本の話となる。
これこそ寝床で眠くなるまで手に出来る上出来の旅相棒だ。
中国では四代名著というのがあるらしく友人は随分と読んだと。
BEST4の四大、ではない。
「三国志」「西遊記」「水滸伝」これは横山光輝の漫画や
岩波文庫で馴染んだ。後の一つは?
 
知らなかった。「金瓶梅」かなと思っていたら「紅楼夢」だそうな。
 
いつしか晩飯時。
東三環HILTONの通り沿いすぐ北にアヒルだか黄色いヒヨコ見たいな
でかい人形が客を迎えている店がある。
カーネル・サンダースの鴨版みたいなものだろう。
 
005
 
だからね、焼鴨にはウルサイ自分。この店は推奨できる。
日本で発刊の案内本に掲載されているかは知らない。
とにかく安くて上出来だった。紹興酒のウメエことよ。
杯あければまた乾杯って繰り返しさ。
 
二次会は宿近くのルフトハンザ・ビルにあるビアホール。
建物自体がドイツものだしなあ。
友人は7時に予約しようと言う。
 
006
 
へ?そんなのに予約が必要なの???って自分の疑問。
だが行ってビックリの納得だ。店前には行列で店内は
北京じゃなくてミュンヘンあたりに来た雰囲気だった。
周囲はさすがに日本の観光地以上に中国人ばかり。
あたりまえか。だが現地駐在らしき白人家族も多かった。
(一応、ビア・ホールだろうけど子供連れとか)
 
007
 
三次、四次と場は進む。よく覚えていないがTAXIで
土地の生演奏パブみたいなところ。
現地在住、壮年白人さんが趣味で演奏出演している店だった。
昔に来た記憶がある。これは地元民向けの道楽場所で絶対に
観光案内本には載らないだろう。しかも曲は70-90年代だし。
 
友人が注文したカクテルのストロー。ねえ一緒に、って。
こんな爺世代になる俺と十分なオバサンになった二人が
オデコくっ付けて一緒に飲むってのが。国内じゃできねえ。
しっかし二人とも随分と飲んだものだ。 後はTAXIで宿まで送ってもらう。
そっから先は自分が誘えるもんでも触れる相手でもない。
日曜出勤で空港まで行けないが翌朝に宿へ来るって耳にしたのが
GOOD NIGHTの挨拶代わり。
 
008_2
 
帰るだけ。帰路のNH956便は1025発。
朝食を一緒にして宿近くの地下鉄駅でじゃあ、また。改札過ぎたら柵を間にした握手。
もう一度友人はGIVE ME FIVEの手を挙げてオイラもパチンとね。
 
こいつも中国から来た言葉だ。「知音」之友というやつ。
時折の旅相棒でもそうなれたら面白いものだが。
歳のせいか何となくそんなことを考えた。
 
009
 
【だから中国考】
友人と話をした折に自分の発言「中国の共産党は信用できないね」
については現地の人だって少数派ではないらしい。
もっとも、、、民主主義の日本国だって政治家を信頼している
納税者連中が何%なのか、そりゃ分からない。
 
巷では対中関係に誘導的な世論構成を目にする場合だってあるさ。
しかし何かを恵まれた環境でやるなら優れた結果を導き出す
連中は間違いなく存在する。
こいつは帰国後、会社昼飯時に一緒になる同い年の別部署
親分も同見解だった。
「油断していると抜かれるぜ」ってのを感じているらしい。
 
だがそんなものは仕事を媒介とした生活上の話。
人生は終わるまでが自身の物語。
人間がこの先どうなるなんて分かるもんじゃないしさ。
 
話を旅ものから飛ばして空気のこと。
滞在24時間未満の雰囲気は悪くなかった。
 
だけどさ。到着した夕刻から咳が出る。 反応が早いなあ。。。
 
世の中のNEWSで毎日当たり前の事柄は報道価値が無いだろう。
焚き火の臭いの中に居るような感じだったね。これが「普通」か。
 
慣れてしまえば鼻は騙されるけど喉は正直って感じだな。
友人は土曜日だからいつもよりマシと言っていた。
一体、この霞の出所は何だろうか???
土地の人だけでなく滞在中か観光らしい白人連中が
マスクをしている姿は多く目撃した。
着けなさいよ、と友人が現地人御用達のマスクをくれる。
 
010_2
 
ここからは「放浪過去帳」よりも「不定期な日々の迷想」
になってしまう。
かつての水俣病は一企業が海に産廃液を垂れ流しをしたのが凶因となった。
土壇場まで見苦しい企業と国の見解は現代日本歴史だ。
 
喫煙率は低下しているのに死因として肺癌が増加しつつある現代。
自分がハードロック系の喫煙者だから擁護するわけじゃない。
飯の場所でタバコをフカス奴にはどうしようもない不快感を感じる。
場に相応しい分煙化には賛成するよ。
 
だが何かおかしいと思う。
 
学生時分にはローカル線の国鉄でも普通に窓下には灰皿があった。
事実として肺の疾病で寿命を仕舞いとする比率はそんな当時より増えている。
 
世の中で目の前にある話。
何か現実から目を逸らせようとする何かの意図があるんじゃないかい。
そう思うことが時々ある。東京五輪の馬鹿騒ぎもそうだ。
ともかく中国、日本もまた将来に呼吸器系疾患は増加の予感さ。
 
それが間違いだろうと正解だろうと。
自分が関わる世界の話は兎に角、自分で価値なり規準を決めて
生きてきゃイイやってもんだろうな。
 
あと数日で終わる今年。どうやら大禍無くってもので。
ありがたや。

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