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2017年5月 1日 (月)

本日のテーマはイタリア鉄道=TRENITALIAを存分に乗る <2017.4.16>

2017041601
 
気分良く起床。宿は全館禁煙なので外で一服と朝6時くらい。
まだ薄暗い宿前入り口でね。
自分を見て道路反対側から大声で呼びかけながら接近してくる男がいて。
 
直ちに躊躇無く一服放棄でホテルによく有るグルグル回るドアの
入り口から建物内に戻る。
 
相手にしたところで会話が成立するはずも無い。
自分には何の用事も無いし。
 
日常でもそうだろうが特に旅先で関わりたくない場面に遭遇したなら
自主的に離れた方が良いと思う。

2017041602 2)
 
宿の朝食は少々物足りない。欧米系のチーズ、加工肉、卵は種類も豊富。
そして例に漏れず中華系のも世相を反映してか。
日本食系のものは無かった。
 
食堂の受付番はルームキーを確認するでもなく誰でも食ってね!状態で。
この系列の宿では初めてだ。こういうのもイタリア人気質なのだろうか。
 
不思議だったのは自分にとって定番的なスモーク・サーモンが献立に
無かった。これは他所でも。代わりにソードフィッシュ=カジキの
仲間らしいがこいつの燻製だったり。

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個人的な嗜好の話。
今回の目的は生牡蠣。これは絶対的。カキフライも好物。
でもね、同じ生でも酢牡蛎とか或いは焼き牡蠣に鍋ならば
「まあ、どうでもいいや」って感じで特別な興味は無いのね。
不思議なもんだ。
 
海産物で同格に近い位に好きなのがスモーク・サーモン。
旅宿で朝食に有れば必ずサラダと一緒にお代わりで喰う。
ハム、ソーセージにベーコンは義理で(?)一切れ程度とするのに。
 
事実、西洋風の宿で朝飯主食はサラダとコレが習慣化している。
余程に見た目の魅力が無ければパンは食わない。
 
でもね、鮭は茶漬け、オニギリ具材なら選択候補上位だけど
ソテーや寿司ネタだと苦手で回避する。何故かなあ???
 
2017041604
 
限られた範囲での行動だったけどイタリアの朝食では
結果的にスモーク・サーモンにはありつけなかった。
これが少々不満。水産業の地勢的事情があるのだろうか。
 
ふむふむ。ならば未踏地のノルウェーあたりに宿泊したら
一体どうなることだろう?

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昨日は久々に自分の足で随分と歩いた一日だった。
腰の様子が怪しくて不安感が。今後に要注意だ。
 
さて。とにかく最初はミラノからジェノバまで移動だ。
駅に行けば昨日の下見と同じく乗車ホームに入るにはゲートの様な所で
「切符拝見~」だった。これは改札の無い欧州鉄道で、もしかしたら
一種の置き引き防止で部外者排除の犯罪対策なのだろうか?なんて思った。

2017041606
 
駅前広場には定義が難しいけど生粋のイタリア人ってより
どこかから移住してきたかね?の雰囲気の連中も多く。
 
生活用具一式をビニル袋にいれて路上に眠を摂る姿は日本と同じだろう。
現代の日本政府は移民、難民の受入れは非常に厳しい基準なり姿勢を
堅持している。
 
それについて良し悪しは別として欧州では各国が島国日本と全く違う
状況に置かれているのだろうなあ。
 
2017041607
 
行くぞGENOVA! 駅にはイタリア名物かもしれない高速「伊太郎」と
自分が乗るIC1535列車は全く違う感じ。まあ、いいか。
 
一等座席だけど満席だった。事前予約は正解だったと思う。
そして遅れが名物らしいイタリア鉄道。出発からして1分遅れ。
 
ミラノの街から抜けるにも建造物の雰囲気が全く日本と違う。
土地の人には当然のものだろうが新幹線で各地観光に向かう来日異邦人に
首都圏の住宅風景はどう映るのだろう。車窓から観る沿線ずっと
スラム街みたいに窮屈そうな家ばかりだったぜ、とか。
 
列車速度は随分と速い。そもそも道路の交差が稀で立体構成になっている。
踏切が無い。同じような風景が続いてしばらくはウトウトと。

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トンネルに挟まれたGENOVAに10:56到着。列車は誠実に走っていた印象だ。
遅れる理由は無いはずなのに11分の遅れ。
これが普通だとしたら最初っからダイヤ編成に問題があると思う。
 
駅舎は小ぶり。しかし何とも言えぬ味がある。外は快晴で穏やか。
街中表示の気温は22℃。欧州は建築学の構造系以外にも都市計画系の
学生さんだって各地駅舎巡りは研究テーマになるかも、なんて気がした。
 
斜面にどうやって建て並べたか理解もできぬ「作品」を観ながらワイン。
ここも歩道にテラス席だよ。土地の道路交通法。
日本なら道の占有に面倒くさい話があるはず。文化の差ってやつかね。
 
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ポテトチップの話。本日も午前中から一杯。
昨日同様にポテトチップを出してくれる様子だったけど喰って
飯予定が狂ったっけ。丁重に遠慮する。
これね、グラスを持って景色を「ふゥ~!」って感じで眺めていた時に
「チップスはどうだい?」って感じで無防備状態で言われた。
油断して「チップス」の言葉しか耳に入らなかった。
 
こりゃチップの請求かいな?強引だなあと思いつつ会話を続ければ
話がどうも合わない。
店員さんの真意を聞いて「あ、こりゃまた失礼しました」だった。

2017041610
 
通りの出店でワインを飲めば乾き物の一品を出してくれる店があった。
そして自分は初訪問だから正しいところは分からないがイタリアでは
直接的なチップの習慣が薄い気がした。本当のところはどうなのだろう?
 
日本なら完全に無縁だ。本場の米国観光客がそういう振る舞いを国内で
やったなら店員は(相手国の習慣を知っていようと)奇異に感じるかも。
 
今までと比べたら。イタリア人の英語だって耳に馴染むのが少しは
早くなったし、理解度は一割程だったのが三割程度に進歩した気がする。
つまり会話力は三倍になったという事でこの差はデカイ。
同時に意思疎通のスキルはマダマダだなあとも実感さ。
 
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GENOVAの街。勿論、名物観光に興味を持つ。
だけどね、自分は見知らぬ場所で日常を離れてココに居る、って気持ちを
求める方に意識が向くと思うんだ。
 
裏道に惹かれて入ってみれば「ぼんやりとした不安」さ。
良くないのは知ってるけど結果、ナニモ無くとも自分への過信か奢りか。
高低差のある地形で住民にも「差」があるなら。
そいつは貧富とかモラルとか何かの尺度でね。
低い方には低い民が集う土地が地球のどこかに存在すると思う。
 
道端には相当な大型犬か、人間のものかと思える糞が何箇所かに。
ティッシュも一緒に落ちていたが紙を使いこなす犬は見たことないので
後者かもしれない。
丸めて捨てられた(状況が読めないけれど)女性用の下着も落ちている。
 
何か剣呑な様相で。昼前だから目に映る住人は少ないが12時間後だと
迷い込みたくない場所かもしれない。
通り過ぎる戸口を横目で見れば、客観性の無い勝手な印象として
「彷徨えるコンゴ人風」のが幾人か開けっぴろげの家の中で叫んでいた。
(実際、随分と昼前で以前のコペンハーゲンみたいな危険予知感覚は
発動しなかった。万一に少しでも何かを感じたら踵を返していたはず)

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さてと。イタリア特急のFreccia Bianca 8613列車。
ここからPISA中央駅まで。

2017041613
 
今旅の第一目的は次回以降に書くだろうクロアチア生牡蠣だ。
 
だがもう一つ。話は逸れる。
隠れた興味はこのGENOVA-PISA間の車窓風景がどんなものだか見物よ。
「御存知の噂」では欧州絶景路線BEST10に匹敵するそうな。
 
このGENOVA-PISA間はガラガラだった。乗務員連中は自分の後ろの
一等座席で検札時以外は始終雑談でくつろいでいる。
今回は画像の他にビデオまで持参で沿線風景を記録したんだけど
乗務員の会話まで明瞭に拾えている。
(何を話しているのだがイタリア語が分からない自分が残念)

2017041614
 
そしてこの「絶景路線」は。。。海は見える。
だがそれを目にする前に障害物が実に多い。
 
なにしろ視界を遮る建物や樹木に壁。何よりもトンネルが多くて
お?!っと思えば次の瞬間は邪魔者ばかり。
 
車窓の表面は定期清掃がどうなってるのか分からぬ汚れが陽光加減では
クッキリと。
こういう景色の細切れ抜きにして連続した海風景を楽しめるのは
動画記録を改めて観れば2分間くらいだろう。
 
構図は東海道線の小田原-熱海、或いは由比-興津に近い。
但しこれを絶景というなら。浜名湖の一番から三番澪筋の鉄橋を
渡るというより水面を直下に海を跨ぐ眺めの方が面白い。
 
旅に限ってもWEBの情報についてはその質も様々なもんだと実感する。
 
<この話は末尾に付録として残しておこう。>
 
2017041615
 
旅の話に戻す。Freccia Biancaの車両。これは良かった。
JR東海のワイドビューとは格段の違い。
JR九州の特急と比較したら引き分けか車内飲食の点で少し優位かね。
ワインを注文したらグラスでなく半ボトルサイズの奴で。
さすがにこれは全部飲めない。と思っていたら到着までに空になった。
 
2017041616

遅れるのが有名らしいイタリア鉄道。時計を見ながら出発を待てば
12:10発なのにドアが閉まって動き出したのは12時9分45秒。
でもPISAに到着のドアが開いたのは11分15秒遅れ。

20170416162

Frecciaの名で出るのは早いのに遅れるんだね。疾走感はあるんだけど。

2017041617


ピサ中央駅に到着も普段の地元駅より随分と控えめな雰囲気。
それだって観光客目当てか駅前は屋台風の店が多く並んで賑わっている。
 
さあァて、歩こうか。途中は何てこと無い街中散歩で川を渡れば。
それだって異国なんだねぇという景観さ。
昨今の日本なら住居区域で壁の落書きは殆ど無いんじゃないかな。
欧州だと特に(日本でも類似品はあるけど)「文字の絵落書き」が多い。
特に鉄道沿線ね。そんな印象があるんだな。西洋で「へのへのもへじ」
でも描いてみたら斬新感覚のアートになるかもしれない。    
んなわけ無いか。。。

2017041618


歩くうちにも少しずつ見えてくる。天気に恵まれて良かった。
青空と斜塔のコントラスト。ホントに傾いて居やがる。
(だから斜塔なんだってば)でも後から画像を見ると最上階だけは
真っ直ぐになってる気がするんだよね。実際どうなのだろう。
 
とにかくイタリアの風情だよなあ。
国内で見かけるハンバーガー屋まで雰囲気が違う。

2017041619
 
だけど自分の行列嫌いは万国共通。
いやもう、風景と斜塔は観るだけで楽しませていただきました。

2017041620
 
次はフィレンツェまで。今回の体験から思ったことだけね。
イタリアの何処かからピサに行くなら中央駅を目的とするのが良い。
そこからの散歩は楽しめる。
 
そしてフィレンツェに行くなら隣のPISA S.ROSSORE駅が絶対だと。
この区間には日中の優等列車が無い様子だった。つまりローカル線。
斜塔からは最寄り駅だし空席選び放題だったのが次の中央駅からは
満席&立ち見客も。

2017041621
 
但しこの駅は複数路線が一つになる=Y字型の駅でホームを間違えると
エライ事になるので注意が必要かもしれない。
 
2017041622
 
時刻表で列車は15:46発。到着がこの時刻だった。実際には15:49発。
特急よりローカル線の方が正確か???

2017041623
 
待つ間に駅裏のトイレへ。場所がまた駅舎と別棟で分かりにくい。
しかもEUR 0.50の有料。教訓的に土壇場で小銭を持ってないと大変か。
 
こいつは昔の欧州グルグル記録のパリ編で体験した全自動トイレだった。
まさかイタリアの片田舎駅で再会するとは予想だにしなかったが
正直なところ「へーーー!」という程度で特別の感慨も無く。
(一言残すなら「エッフェル塔近所の奴は無料だったぜ」ってなもんだ))

2017041624
 
このローカル線。だから中央駅からドヤドヤと客が乗ってくる。
自分が居た四人掛けの席に座ったのは英米人らしき三人の娘たち。
言語はそれであっても英か米かは自分に判別できなかった。

2017041625
 
最初の10分位は互いのスマホ撮影画像を見せ合って「見て!何コレ?
キャー!!!(笑)」風に騒いでいる。その後は皆さんそれぞれスマホを
いじりだす。何を呟くかは自分の知ったことではないが静かにして
くれるなら自分も文句なし。やがて自分を含めた四人が居眠り風に沈黙。

2017041626
 
路線の車窓風景はそれまでの現地雰囲気と違う現代風日本の建屋が
並んでいた気がする。遠景ですら二昔前以前に小田急の伊勢原か大秦野
(現在駅名は秦野)あたりから丹沢を眺めるより退屈な感じ。

Office


そして日常の風景を思い出してしまった。普段なら一服する屋外テラスから
新東名の向こうに南アルプスの前衛山を望む。
これには仕事の進行と無関係に毎日、心和むものがある。
テーマが日常からの脱出なのに景観に興るもの無く、眠くなるのも道理か。

2017041627
 
列車は終点、フィレンツエのサンタ・マリア・ノベラノ駅に到着する。
車止めが並ぶドン詰まり構造でターミナル駅らしい雰囲気だ。
何となくミュンヘン東駅を思い出した。ここでは駅前の雑踏感と時間的に
街歩きをするでもなく次の列車の待合室、FRECCIA CLUBへ。
ん~、これはどうという事なし。トイレ借りてボトル水貰って退却さ。
 
2017041628
 
次の期待はボローニャまでの高速鉄道、FRECCIA ROSSAだ。
これは地元新幹線と比較すればイタリアの圧倒的勝利。一言で評価すれば凄い。
座席の仕様とサービスのメニューがまた。紙タオルだけくれるJRとは段違い。
無料とくればとりあえずワイン。次のボローニャまでは数十分で食事を
楽しめる時間は無い。惜しい。
乗務員に精一杯の賛辞を伝えたら日曜は比較的、空席が多いそうだ。
実際、室内に客は自分だけだった。
 
但しトンネルばかりの高速線で景色はそれなりに犠牲となる。
リニア新幹線ができあたらこんな感じだろうか。
この区間は旅というより単なる移動手段みたいなものだな。
 
2017041629
 
ボローニャ到着は昔から(?)の駅とは違う地下構造階のホームに
18:20の定刻だった。
 
2017041630
 
まずは宿へCHECK-INだ。フロントデスクは非常に友好的。
多くの建物が歩道の上に被さってアーケード風になっている。
面白いもんだ。
 
2017041631
 
しばらく夕食物色で街歩き。どうやら19時-19:30くらいからが
食事屋も商売繁盛TIMEの様子だった。
 
2017041632
 
路上テーブルで皆さんの注文内容を見るにつけ量に圧倒される。
俺一人で喰えるかなあ、、、の不安感だ。
考えてみれば昼飯は食ってない。ホントに食が細くなった。
(その分、ワインは十分に堪能したけど)
 
ピザ、パスタにしても流石に本場の国だ。品数の多いことったら。
掲示メニューを検討するだけでも随分な時間を要する。
 
2017041633
 
結局、タコのトマト煮みたいなのとピザ。腹回りが苦しい。
 
殆ど大抵の旅先では(まず例外が無いくらい)宿部屋で晩酌ネタを
仕入れて部屋で、なんだけど昨日のミラノ、今夜のボローニャ。
それが無かった。「いや、別にいらないな」って気分さ。
 
2017041634
 
その分、外でのチョイ飲みワインには困らない。
日本酒ならば値段に関係なく不味いのはどうしようもない。
だけどワインには全く詳しくないから安いのでも全て満足だった。
 
2017041635
 
ただ。。。
久しぶりに歩き回ったせいか椅子から立ち上がる姿勢の変わり目に
腰の具合がまた怪しい。 とりあえず寝よう。
 
2017041636
 
<オマケのような付録>
だからね。GENOVAからPISAの絶景路線だとか。
ちょっと、、、どうかな?の印象だった。
GOOGLEあたりのストビューと車窓の現実風景。
これは明らかに別視点の話だね。
かなりビデオを手にして待ち構えた。で、お!?って地点の撮影を
開始すれば。まず10秒以内に「はア~?何だね、こりゃ??」となる。
ホントに絶景詐欺みたいなもんだ。
唯一のBESTはCORNIGLIA駅近辺だろうか。これとて2分は続かない。
「MITTENWALD 花の谷編」では大御所のコメントまで出てきたが
流石にこれの言い訳は無いだろう。
無粋な風景ばかり写した、ってフカシそうだけど。。。
こっちは初路線で景色の先に何が待ってるかなんて知らないし。
第一に絶景路線であれば。こういう邪魔風景が元々存在しないはずだ。
まあ、いいや。これは余興のようなもの。本筋の旅に話を戻そう。
 
Best1
 
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